職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★模擬授業開きは公民・サザエさん一家の系図&伴宙太の逆立ちと素振り(プロ教師塾シリーズ・職員室通信)

2014-05-07 14:00:58 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
★模擬授業開きは公民の定番「サザエさん一家の系図」&伴宙太の「逆立ちと素振り」修業
2014
05.07

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  ◆「業務」を支える「感じ」メモ  

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◆僕のkeyboard操作は、「かな入力」のブラインドタッチだ。
 「かな入力」の利点は、ローマ字入力が1文字2~3打に比べると、1文字1打だから、①やはり速いし、②カチャカチャやらなくてもいい分、静かに打てる。
 keyの音も。
 僕の心も。
 だが、この「入力」に関して、僕には大きな弱点がある。
 僕の場合、頭の中でいったん「文」を創ってから、keyboardを打つ。
 歩くとき僕らは、頭でいろいろ創ったりしない。
 頭をパスして、一歩、二歩と、一歩、二歩を創出する。
 同じように、頭をパスしてkeyboardが打ちたい。
 カラダで打てるようになりたい。
 そうしないと、僕の活路は見いだせないのではないか?
 100年経っても、僕はおそらく僕のままだ。
 しかし、尋常なことでは道は見いだせない。

 で、この5月は「カラダでkeyboardが打てる」ように修業することに。
 修業イメージは、伴宙太の「逆立ちと素振り」だ。
 伴宙太は、飛雄馬の禁断の魔球=大リーグボール3号に立ち向かうために、一徹から長時間の逆立ちと素振りを指示される。
 その結果、至り得た「脱力・超打法」により、大リーグボール3号を粉砕する。
 僕も「脱力・超keyboard」をめざして修業だ。

 ま、伴宙太は、修業の代償として走力を失い、1塁ベース直前で憤死する。
 僕の「代償」は何か?……まで、今、考える心の余裕はないよ(*^_^*)。

◆画像=5/6、午後、こころはろばろ神社境内の麓を歩いた。
 雨量が少ないせいか、風景全体が乾いている。
 僕の精神もカサカサだ。


  ★職員会議で模擬授業開き(ドコ模)  

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★04/28、職員会議の中で、今年度はじめての模擬授業(ドコ模)があった。
 総務部・教務部・生徒指導部・保健部・1学年・2学年・3学年等……からの提案・協議のあと、研修部の提案は場所を会議室から近くの普通教室に移して行われた。
 研修部の提案のなかに「今年度の教師修業計画(註①)」がある。
 ここに「模擬授業」含まれている。
 転入教員の中には模擬授業がイメージできない教員もいる。
 口で説明するより、「模擬授業開き」を兼ねて、実演してみせようというわけだ。
 職員会議も、学年会議も、教科部会も、単なる情報伝達の場ではない。
 プロ教師の修業の場だ。

 ☆註①
 本校の修業計画は――
 ①教科部会内の研究授業
 ②○○Tの授業を観る会
 ③保護者参観日の授業(保護者評価実施)
 ④模擬授業
 これらを合計して150回以上(註①、以上)

★模擬授業者は公磨T(研修主任)。
 時間は15分。
 模擬授業10分、指定発言者コメント2分(1人1分)、生徒役コメント1分、講師(役)コメント2分。

 授業内容は、公民の定番、「サザエさん一家の系図」をもとに民法で定められている家族に関する項目を学習するものだった。

★場面1
 T(サザエさんの絵を見せて)「これはだれでしょう?」
 C「サザエさん!」
 T「今から30秒間で、サザエさんに登場する人物を頭の中に思い浮かべてください」

 〈コメント〉――実際の「コメント」は、もちろん、10分間の授業のあと。
 今回は、場面ごとにコメントを入れてみる。

 №1=「30秒間、頭の中に思い浮かべる」という課題の与え方は授業のスタートが重くなる。
 この課題だと、即、列指名でもいいのではないか?
 №2=30秒間設定するのであれば、時間限定でノートに書き出させ、「10人以上書けた人?」などと展開したほうが、生徒は熱中する。
 №3=Tから「頭の中に浮かべてください」と指示しているのに、「カツオ!」と発言した生徒(役)がいた。
 その生徒を無視して授業を進めてしまったが、適切な指導が必要だった。
 №4=姿勢の悪い生徒(役)がいた(←役割分担でワザとやっている)。
 適切な指導が必要。

★場面2
 30秒後、列指名で生徒に発表させる過程で、
 C「タマちゃん」
 T「はい、タマちゃん」
 C「人物ですか?」
 C「タマちゃん、人物ですか?」
 C「三平さん」
 T「はい、三平さん」……

 〈コメント〉
 №5=指導者は聞き落としたのだと思うが、2名の生徒が「タマちゃん、人物ですか?」と質問していた。
 きちんと解決してから、授業を進めるべきだ。

★場面3
 黒板上に張りもので家系図を完成したあと、
 T「カツオ11歳。かおりちゃん11歳。結婚はできるか?」と発問。
 「できると思う人?」「できないと思う人?」と生徒(役)に尋ね、挙手させる。
 そのあと、即「理由を発表してもらいます」と列指名に入った。

 〈コメント〉
 №6=ここでは、考える時間を設定するか、あるいは書かせる場を設定したほうがよい。
 №7=ノートに「できる」○、「できない」×と書かせ、挙手で確認後、理由を10字以内でかかせたほうが、次の展開(民法731条)につながる。

★場面4
 結婚できない理由を発表させたあと――
 T「同じ意見の人?」「違う意見の人?」と尋ね、全員同じ意見であることを確かめる。
 そして、
 T「これが公民の教科書にあります。教科書を開きなさい。
 『民法731条婚姻適齢』 みんなで読みましょう!」
 C「(一斉音読で)民法731条婚姻適齢。男は18歳に、女は16歳にならなければ、婚姻をすることができない。」

 〈コメント〉
 №8=この場面は、リズムのある展開だと思った。
 №9=念押しの部分音読(例=「男は18歳、女は16歳」)があればよかった。

★場面5
 T「イクラちゃんが18歳になりました。ワカメちゃんは当然16歳以上になっています。イクラちゃんがワカメちゃんを好きになってしまいました。結婚はできるでしょうか?」
 C「う~ん?」
 C「う~ん?」
 T「できると思う人?」
 C「ちょっと待ってくださ~い!」
 T「できないと思う人? ……3名ですね。
 これも教科書で確かめましょう。
 民法734条 <近親者間の婚姻の禁止>『直系血族又は三親等内の傍系血族の間では、婚姻をすることができない。』」(ここで時間切れ、終了。) 

 〈コメント〉
 №10=10分間でこれだけの量が学習できるのかと驚いている。
 №11=公磨Tの、いわばノンバーバルコミュニケーション【non-verbal communication】(顔の表情、ジェスチャー)がすばらしい。
 №12=(№11とも重なり合うが)表情、指示、語りの安定感が抜群だ(^_^)v。



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