職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

授業開きに自己紹介は厳禁。子どもたちが「こんなに頭とからだを使った50分間はない」と感じる授業開きを

2010-04-06 05:50:04 | Weblog

10.04.05 授業開きに自己紹介は厳禁


◆04/05の日程は、午前中、職員会議、校内研修、午後、学年部会。
 職員会議は、各校務分掌(総務・教務・研修・生徒指導・保健)の活動計画、各領域部会(道徳・特別活動等……)の指導計画の発表。
 
 わたしの発表内容は、「学校20XXマニフェスト」他、次の4点。

(1)学校20XXの服務規定。
 「服務規定」は、各校務分掌から出される諸規定を含めて、危機管理をシステム化したものです。
 最近、ここで、いつも述べている「危機管理90%・教育哲学10%」から「危機管理40%・教育哲学60%」の世界に脱出できるかどうかが、これにかかっています。
 ですから、「校長の承認」「校長への報告」から、「会計管理」「職務に応じた視点で行われる毎日の校舎内外の巡回の仕方」まで、きわめて、きわめて具体的な話になりました。
 詳細は「学校20XXマニフェスト」も含めて、「新・職員室通信」に。

 なにが「新」か?
 これまで、わたしの念頭には「まず、職員室通信……」という気持ちがあったのですが、今年度は「ミネルバのフクロウは夕暮れ時に飛びたつ=夕方になると、きょう1日の失敗を反省し、わたしたちは少し賢くなっている。その知恵を、フクロウに集めさせる」式に発行しようと思います^^;)に。
 ですから、発想が、これまでとまったく異なります。

(2)学社連携に関する教職員の基礎。
 「来校者への対応」「名刺の用意」「おじぎの角度」等々、これも、きわめて具体的な話。
 同じく詳細は「新・職員室通信」に(*^_^*)。

(3)黄金の3日間を支える思想。
 学校の最初の3日間のことを「黄金の3日間」といいます。
 この3日間が1年間を左右します。
 学校20XXの「授業力向上の5原則」と(これに対応させた、子どもたち自らの努力の観点)「学力向上の5原則」は、学年経営、学級経営、教科経営、生徒会委員会活動、部活動など、すべての教育活動に通用する技術、方法、そして「思想」です。
 「黄金の3日間」を迎えるにあたり、再度、見直して、新しい生徒に臨みましょう。

(4)授業開きにはプロ教師として教科の魂を。
 学級担任だった頃、帰りの会で「1時間目はなにをしましたか?」とたずねると「自己紹介をしました」と返ってきました。
 「2時間目は?」「自己紹介!」
 「3時間目は?」「自己紹介!」
 学級日誌には、1時間目~6時間目まで「自己紹介」の文字が並んでいました。……
 これでは子どもたちの意欲はそがれてしまいます。
 最初から学級がボロボロになってしまいます。
 学級開きにしても、教科開きにしても、50分という教育活動には、指導者が1分1秒を強く意識しつつ、適度なテンポと、リズムと、読む・書く・聞く・話すのバランスとを創出する、ギリギリの努力が必要です。

 本校に以前「卒業生を送る会」という行事がありました。
 ずっと不評でした。
 それで、ある年の教育課程編成会議では、取りやめることに決めました。
 しかし、最後となる3月の「送る会」は、意外なことに、皮肉なことに、たいへん好評でした。
 われわれが、不評の原因を克服し、50分以内という時間を強く意識し、内容を吟味し、テンポとリズムに配慮したからだと思います。
 子どもたちが「こんなに頭とからだを使った50分間はない」と感じる学級開き・授業開きを。
 特に「授業開き」については、「教科の魂」を子どもたちにぶっつけてほしい。
 自己紹介、厳禁。

★画像は、DAKA古書店の玄関。


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