WALKER’S 

歩く男の日日

土佐一国打ちの話 その2

2024-09-10 | 日記

 「遊庵」の次の宿は「セリーズ」19.6km。この宿をモデルプランに組み込むのにずっと躊躇していた。値段が高い、加えていろんなプランがありすぎてどう予約したらいいのか分からないという勝手な印象をずっと持ち続けていた。だから「遊庵」も組み込むことができなかった。でもこの宿に泊まった人の口コミはどれもすこぶる良いものだった。3人くらいのお遍路さんから直接聞いた。楽天トラベルのサイトでは適当なプランが見つけられなかった。少し前には部屋タイプお任せプラン5500円、というのがあったけれど今回調べるとなくなっていた。セリーズのホームページをチェックするとお遍路さんプランというのがあった。素泊まり6000円。楽天の一番安いプランより1000円以上安い。まあこれなら多くの人に納得してもらえるでしょう。黒潮ホテルが7000円、ホテルタマイが8000円だから、大分安いと感じる。館内にはレストランがありますが高級レストランでかなりのお値段、なので善楽寺近くのスーパーかコンビニで食料を調達しましょう。
 「セリーズ」の次は「高知屋」16.5km。距離が短い。その点でも「遊庵」を組み込みにくかった。でもこの日は小さいながら山登りが二つあるし、フェリーの待ち時間もあるから、時間が余りすぎるということはないと思う。牧野植物園をじっくり見学するのも良いかもしれない。お遍路さんは無料なのだ。さらに雪蹊寺から少し南に下がったところに長曾我部元親の素晴らしい像があるからそちらの見学にも行ける。「高知屋」のチェックインは16時なのでゆっくり見学できるはず。
 「高知屋」の次は「ビジネスイン土佐」19.3km。清滝寺を打って打ち戻って宿に入る。この前後には全く宿がないから完全に一択です。大好きな「温古社」は女将さんがひざの手術のため来年2月まで休業なのです。
 「ビジネスイン土佐」の次は「なずな」17.5km。この区間も短い。でも塚地坂と青龍寺の手前の竜の道があるからそれなりに時間はかかると思う。宇佐大橋の手前にあるFamilyMartのイートインが広くて快適でWi-Fiもあるので時間調節に最適なのだ。
 「なずな」の次は「ゲストハウス恵」23.2km。ただしこの距離は巡航船に乗った場合の歩行距離です。さらに注意が必要なのは巡航船は日曜祝日年末年始はお休みです。その場合安和の「安和の里」まで歩く必要があります。土曜はOK!「ゲストハウス恵」は3部屋でうち2部屋が二人用の相部屋で1部屋が個室。女性が一人の場合予約が遅くても優先的に個室に入れてもらえるので心配いりません。
 「ゲストハウス恵」の次は「岩本寺宿坊」20.3km。そえみみずと大坂道はどちらが良いかとよく尋ねられますが、やっぱり大坂道のほうがいいのかな。ぼくは昨年そえみみずを登ってそのすぐあと大坂道を下るというバカなことをしたけれど、その時の印象は大坂道の勝だったですね、下りで楽だったという単純な理由ではありません。
 「岩本寺宿坊」の次は「民宿白浜」22.9km。ここも前後に宿がないのでほぼ1択なのですが、「民宿白浜」は月曜が定休になっています。代替案は土佐白浜駅から電車で次の有井川駅まで進んで「民宿たかはま」に泊まるのが一番良いと思います。翌日はもちろん白浜まで電車で戻ります。
 「民宿白浜」の次は「ペンションひらの」21.3km。ですが、「ペンションひらの」は火曜日がカフェがお休みで食事の提供ができません。周りに食事できるところはないし調達できる店もありません。宿からはほかの宿に変更するよう薦められたりします。その場合は中村駅の近くの「ニュー民宿中村」がよいでしょう。距離は同じくらいです。2食付き6600円です。