自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

寿命が尽きる2年前   久坂部 羊・著  

2023-10-17 05:46:59 | 生き方


9/10から9/24まで延々とご紹介した久坂部医師の本。
これもとても刺激的な内容で付箋だらけになりました。

p.100 医療は死に対しては無料です。
   いえ、むしろ弊害が多い。
   患者さんが寿命を迎えつつあるとき、医療行為は
   すべて無駄で有害です。

   点滴をしても、含まれている薬剤やカロリーは
   吸収されず、単に血液を水で薄めているだけです。
   入れ過ぎた水は肺にしみ出して、患者さんは病室で
   溺死の状態になります。

   酸素マスクなども、本人はいやがっているのに
   死ぬ間際までつけさせることを義務のように心得て
   いる人もいますが、つけて楽になるものなら、
   はずそうとはしません。

   血液検査もX線検査も無駄で、患者さんに
   痛い目や苦しい思いをさせるだけです。

しかし、患者さんが運ばれてくると、病院は治療をせざるを得ず、
治療をするためには検査も必要となって、患者さんに苦痛を
強いることに・・・・・

p.101 救急車もおなじです。超高齢者が意識不明になったり、
   重症の肺炎になったとき、救急車が呼ばれると、
   救急隊員は内心、
   どうしてそっと死なせてやらないんだと思うそうです。
   しかし、口に出して言う訳にはいかないので、やむなく病院に運ぶのです。

やっぱりね~~~、なんて感心してはいられません。
日本という国は、こうやって寄ってたかって高齢者の死を
食い物に(?)して、死にゆく人を痛めつけ、医療費を垂れ流し、
そのツケを子孫に押し付けて平気な国です。

久坂部医師のように「医師の立場で本音」を言ってくれるのは少数派。
それでも、こういう実態を知った私たち読者は、何か行動せねば!
というわけで、私の夫の場合は無駄な医療費は使わないで、
自宅で逝くことができました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 陽気なお別れ会 | トップ | 寿命が尽きる2年前   その... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

生き方」カテゴリの最新記事