自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「乳がん患者の8割は・・・・」 5  公的機関と業界

2016-09-25 05:49:24 | 図書メモ


P.41 公的機関は「業界の顔色」をうかがった提案しかしない

   アメリカの小児肥満(について)は、ハンバーガーやホットドッグ、
   ピザなどを主食にして、そこにフライドポテトと清涼飲料水を
   組み合わせるという食生活がよく見受けられる。

   さらに間食にスナック菓子やチョコレートなどのスイーツを食べる。
   このような食生活こそ、小児肥満を増やした最大の原因・・・・

   本気で小児肥満を減らそうというのであれば、
   ファーストフードを食事にすること、スナック菓子や清涼飲料水を
   飲み食いすることに注意を促すべき。そのことには触れずに
   (大統領夫人が)ただ「野菜や果物を食べよう」と提案したところで
   何も解決しません。


著者の幕内氏は、ファーストフード業界で働く人が膨大な数に上るので、
アメリカ政府がファーストフードを「食べるな」「やめよう」などと
いえる状況ではない、と言っています。

P.42 仮に、そのようなことをいってしまえば、たいへんな雇用問題、
   経済問題になってしまう。そのため、誰にも差し障りのない提案、
   つまりは「野菜や果物を食べよう」になっているわけです。

   (中略)アメリカにかぎった話ではなく、日本もまったくおなじ。

   公的機関は、原則的に「何かを食べるのをやめましょう」という
   具体的な提案はしません。さまざまな業界の顔色や視線が気になる。
   あるいは、天下り先が気になると言っても過言ではない。そのため、

   一般市民が乳がんの予防を考えたとしても、
   結局「見当違い」な情報しか耳に入らない。
   逆に言えば、こうした「見当違い」な情報が世の中に出回っているせいで
   多くの女性が
   「自分の食生活に問題がある」と気づかなくなっているのです。



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