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ごきぶり退治に殺虫剤は使うな!  大久保柾幸・著  2017/4

2020-09-18 16:02:16 | 推薦図書


「ごきぶり退治」の本で、人生指南みたいな好文章が登場。
ラッキーな出会いでした。一番面白かったのは、著者の生き様。

P.174~ 21歳でそのときの仕事に行き詰まりを感じ、悩んでいた時、
   当時「異端児としてマスコミから注目されていた孫正義氏」に
   会ってもらうため、無謀にすら思える熱心さでアプローチし、
   (ついには、直接会って、)
   孫氏は自分の人生設計を話してくれたのです。

P.178 (中略)孫さんの話を聞いて、自分なりにした決意が、
   20代は修行
   30代は挑戦
   40代で飛躍
   50代で成就
   60代で継承(事業を次の世代にバトンタッチ)
   70代は奉仕

当時21歳の著者に、30歳の孫氏が伝えたアドバイスは、
   「大久保さん、なんでもいいから、
    世の中の役に立つ仕事をしてください。
    そして、その業界でナンバー1になってください」

30代で起業すると決めた著者は、何をするか決まらないのに、
本当に会社を辞めてしまい、毎日図書館に通って、
P.180 「世の中にはどういう業種があるのか」
   「どんな仕事があるのか」「何が社会問題なのか」
   「どんなものが研究されているのか」「何が注目
    されているのか」といったことを調べまくりました。

   (中略)8カ月間図書館に通い、23個の事業案を考えた。
   その中の一つに衛生管理と害虫対策の仕事があったわけだが、
   正直言うと一番やりたくない事業案だった。

   ただ、28歳のときにレイチェル・カーソンの「沈黙の春」を
   読んでいたので、一番やりたくないけれど、一番気になる
   事業ではあった

P.181 レイチェル・カーソンが命をかけて仕上げたこの1冊をきっかけに
   地球環境への関心が世界中に広まったことを知り、私の心が
   思い切り揺さぶられたのです。

   自分も何かやらなければ・・・・
   世の中の役に立つことを一生の仕事にしたい。

著者は、そんな時に、「厨房の実態」に触れる機会があり、問題を理解。
誰もが嫌がる3K職場において、研究を重ね、画期的な事業を
立ち上げたのです。その心意気が素晴らしいので、感心しました。
是非、読んでみてください。
特に、現在の仕事に「遣り甲斐」を感じられず、悶々としている人たちに
勧めたいです。

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