自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

マクロファージ

2015-05-16 08:15:46 | 図書メモ


松原秀樹氏の著書からもう少し、メモしていきます。

 P.228 感染症を治す免疫のしくみ

   すべての免疫細胞(白血球)は、骨髄の幹細胞から分化。
   <単球(マクロファージ)・顆粒球・リンパ球>に大別される。


マクロファージ(単球が成熟したもの)(アメーバ状の白血球)は

  体内に侵入した病原菌やウイルスをいち早く見つけて丸のみ。
  そして消化酵素で分解するが、完全には分解せず、
  中途半端で吐き出し、他の免疫系に異物との戦い開始のシグナルを送る。

  マクロファージが病原菌やウイルスを飲み込むと、
  化学物質を放出して血管を収縮させるため、その箇所が発赤。
  さらに内皮細胞も収縮するので、細胞間に隙間ができて腫れる。

  さらにマクロファージは、サイトカインという「痛み物質」を放出。
  この「痛み」が免疫細胞間の応答を促進するメッセンジャーとして働く。


ま、数々の組織が<必要があって>病原菌などに対処しているのですが、
順序であらわすと、

P.230 感染 → マクロファージ貪食 → T細胞の指令 →

   発熱・免疫系始動 → B細胞の抗体産生 → 顆粒球の貪食 → 

     膿の排出

  こういった免疫系の作業は、副交感神経が優位の時に盛んになり、
  とりわけ活発になるのが熟睡している間です。


  腫れるのも痛みも発熱もすべて、「免疫が働いている証」だから

  痛み止めや消炎鎮痛剤や解熱剤を使用すると、免疫の働きを阻害して、

  治りにくくなる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サイトカイン ② | トップ | 開節法 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

図書メモ」カテゴリの最新記事