さて、本題の「ごきぶり退治」です。
我が家では2年に1回くらいゴキブリが出現して、その都度、
ホウ酸団子(←小麦粉,玉ねぎ,砂糖で作る)を作って退治
してきました。
昔、本で読んだ配合で、その本によると、
「ホウ酸団子を食べたゴキブリは、その場では死なず、
巣に戻ってから死に、その死骸を食べた仲間も順次死ぬ」から、
各家庭や地域全体でホウ酸団子作戦を徹底すれば、
その地域ではゴキブリを絶滅させられる」
でも、我が家だけですら絶滅させられず、悩んでいたのでした。
で、この本を読んで、その理由が良~~く分かりました。
つまり、ゴキブリはドアや窓サッシの隙間から簡単に侵入するし、
いったん入られたら、
P.71 1匹のメスゴキブリは1回に1個の卵(カプセル状)を産み、
その中にチャバネゴキブリの場合は平均40匹の子どもが。
卵は2週間でふ化し、1カ月で成虫になり、
成虫になって1週間もすると卵を産むようになり、
死ぬまで約1カ月毎に産卵を繰り返す。
(ゴキブリの寿命はチャバネが約半年~1年で、
クロゴキブリは1~2年といわれている)
P.74 ネズミ算の場合、1匹のメスが12匹の子供を産むとされて
いて、それを親も子もひ孫も毎月繰り返していくと、
1年後には277億匹になっているのだそうです。
P.75 ゴキブリの場合、子供の数が40匹で、ねずみの12匹の
約3.3倍ですから、「ネズミ算」より「ゴキブリ算」の
方が恐ろしいと思って間違いないでしょう。
書き写していて、ちっとも楽しくない、嫌な内容ですが、
実際にゴキブリに侵入されたら、このような事態になるので、
しっかり心に留めて、対策をとる気になります。
具体的には、
P.102 食材やゴミ・紙袋の保管方法を考える
日頃の掃除がしやすい状態にする
物を移動しやすい状態にする
床に直置きする物と床との接地面積を最小限にする
できるだけ水がない状態をつくる
ゴキブリが侵入しにくい状態をつくる
他にも、冷蔵庫の後ろや脇、家具と家具の隙間、額縁、ロッカー、
配線カバー、下駄箱など、ゴキブリの巣になりそうなところは
山のようにあります。
著者の大久保氏は、ゴキブリ絶滅に必要なエネルギー配分は、
「①掃除3割、②環境改善6割、③防除処理1割」だそうです。
①掃除とは、ゴミや汚れを取り去り、ゴキブリにとっての餌や
隠れ場所を取り除くこと。
②環境改善とは、ゴキブリが住みつけない環境をつくること。
食べカスや水を拭きとり、買い置き食材の置き場を
考える。これらの食料がなくなれば、ゴキブリは
空腹になってベイト剤(毒餌)を食べるそうです。
この時点で、猫を飼っている我が家は絶望的な条件になります。
猫用の飲み水やドライフードは常に出しっぱなしなので、
ゴキブリにとっては常時Openのレストラン状態。
なので、我が家でのゴキブリ絶滅作戦は無理と分かりました。
が、家中のゴミや埃のたまり場を掃除することの重要性は理解。
手作りのホウ酸団子でも一定の効果はあるので、
きつい防除剤を使うことなく、掃除を進めていこうと決めました。