自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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健康用語  サイトカイン

2015-05-14 05:51:07 | 健康法
写真はオナガです。


出自は「賢い人は、早く治る! 知らない人は、治らない」 松原秀樹・著 2009/4

目次を見てみると、
第1章 治療とは、原因を改善することだ!

  治療院は「治療」をしていない! 意外なところに「原因」が隠れている
  診断とは「原因をつきとめること」だ


第2章 毎日の生活の中に「治らない原因」がある

  1.「治療法&身体の手入れ」が間違っている
  2.普段の「姿勢」と「動作」が身体に負担をかけている
  3.「食」に関する勘違いと、間違いがある
  4.住まう「環境」に原因が隠れている
  5.口の中に潜んでいる原因、傷跡に残る原因
  6.精神的ストレス

第3章 「自然治癒のしくみ」を理解しよう

  感染症を治す免疫のしくみ  損傷を修復するしくみ  回復力の差
  ガンを退治する免疫のしくみ リンパ液の不足が、充血・炎症の根本
  自然治癒力を引き出すカギ


著者自身が子どもの頃から「不調・病気のデパート状態」だったそうで、
思いがけない原因や、可能性について詳述されている点が興味深いです。

たとえば、「痛み」に関連する項を拾ってみましょう。
P.97 脚に流れていった血液やリンパ液は、歩いてふくらはぎがポンプ運動することによって

   上半身に帰ります。ですから歩かないと、

   静脈血やリンパ液が脚に停滞して、脚がむくみます。


   脚がむくむと、新鮮な動脈血が入ってきませんから、脚の筋肉は酸欠になって、

   痛みや冷えが生じます。

   そしてついには軟骨も磨耗してしまいます。


P.98 脚の血流が悪くなると、ヒザの軟骨の潤いと弾力性が失われてしまう。

   軟骨は血液が供給する酸素を受け取って、潤滑性と弾力性を生み出す物質

   「コラーゲン」と「プロテオグリカン」を生成しています。


   ところが、酸欠によってこれらの物質を生産できなくなると、

   潤滑性と弾力性が失われてしまいます。すると、歩くたびに軟骨が少しずつ剥離。

   そして剥離した軟骨の破片が関節の滑膜に当たると炎症がおきて、激痛を発します。


   さらに激痛によって、痛み物質「サイトカインが放出されます。

   すると、軟骨細胞が次々と死滅していきます。こうして軟骨が磨耗していってしまう。


   歩かない→ 脚の血流不全→軟骨の弾力低下→軟骨剥離→滑膜炎症(激痛)→

   →サイトカイン分泌→ 軟骨死滅 → 軟骨消失(変形性関節症)

コメント
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