自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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牛乳パラドックス

2015-05-05 08:24:42 | 健康法
これもエナガ


昔から、「身長をのばしたい」「骨を強くしたい」「Caを摂りたい」という理由で、
牛乳を大量に飲む人がいます。

最近は、「運動直後(30分以内)に牛乳を飲むと、Caの吸収が良くなる」との
実験結果が公開されたようで、この理論に傾倒している人が多いようです。

でも、

P.119  牛乳にも「乳糖」という糖質が200ccあたり10g前後も含まれているので、

     血糖値が上がる。

P.134 それ以前に、牛乳パラドックス問題がある。

  カルシウムの99%は骨と歯に集中しており、常に分解と合成を繰り返している。
  酸性食品の牛乳・乳製品を摂って陰性ミネラルが増えると、
  体は<代表的な陽性イオンであるカルシウム>を放出して中和しようとする。

  するとカルシウムの分解が合成を上回るようになり、骨からCaが溶け出すため、
  骨がスカスカになりやすい(骨粗しょう症)

  牛乳・乳製品が含むCaはヒトには利用されにくい。
  骨を作るにはマグネシウムも不可欠だが、牛乳に含まれるMgはCaの10分の1以下。
  利用されない牛乳のCaは排泄されるが、体はCaが足りなくなると勘違いして
  骨からCaを溶かし出して供給しようとする。

  その結果、牛乳を飲みすぎると骨粗しょう症になる。
  実際、日本人よりも牛乳・乳製品を飲む北欧人は、
  日本人よりも骨粗しょう症になりやすい傾向がある。


と、まぁ諸説紛々ですし、今のところ何万人規模の目隠し試験結果はゼロ。
(あったとしても、誰かに抹殺されているかも?)
で、私としては、「自分自身はコーヒーに入れるだけ」なのでどうでも良い。
が、痩せ願望や骨粗しょう症で苦しんでいる人たちが、
「牛乳をたくさん飲めば、悩みが解決するらしい」という思い込みで、
逆の結果を得そうな事態を憂慮しています。
  
コメント
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