自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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秘伝マルマ ツボ刺激ヨーガ

2013-02-14 09:48:21 | 推薦図書
       伊藤武・著 2004/6 講談社 +α文庫



著者(1957年生)は20代前半からインド、ネパール、スリランカ、
タイなどを放浪し、遺跡調査・神話・伝説・風習・武術・食文化等の
収集に努める在野のインド研究家。

マルマ(Marman)とは梵語(古代インドのサンスクリット語)で、
身体の中にある特殊な急所のこと。

P.25  偶然か、あるいは歴史的な繋がりによるものか、
   マルマの殆どが中国の経穴(ツボ)と一致する。
   概念上の差異も多々あるが、それはアーユルヴェーダと
   中国医学の違いを反映するもの。とまれ、

   中国のツボ療法は、
   インドのアルマの医学を理解する縁(よすが)となる。


インド医学では、誰かにマルマを乱暴に触れられれば激痛を起こして
必ず死ぬ程の大事な場所だそうです。
(日本では音意文字としてまつま末魔という字が当てられ、
末魔が絶たれる時のことを断末魔といって、
「息を引き取る間際の苦痛」を表しています。)

 そして断末魔をもたらすものは槍や刀といった武器だけとは限らない。
  悪しき生活習慣が徐々にマルマに蓄積される。
  それが「疵末魔」です。

逆に、身体のある部分が不調な時、関連するマルマを優しく刺激すれば
療に繋がるそうな。この点でも、中国の鍼灸と酷似していますね。

ところが、インドのヨガはアクロバチックな形が多く、身体が固い人には
難しい面があります。中国の鍼灸は特殊な技術が必要です。

自力整体は両者の良い概念を取り入れ、日本人の弱点である胃腸の長さを
考慮した食べ方を併用した健康法です。
因みに精神面を整え、ストレス脱却を図ることは、洋の東西を問わず、
取り入れられています。(自力整体の整心法と同じ)

コメント
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