身体を売り、漫画を描き、日々を暮らしている姉。毎朝勤めに出て、淡々と、日々を暮らしている弟。それぞれ口には出せぬ過去を抱いて、ひとつ屋根の下で暮らす。ふたりだけを乗せた、凪いだ世界をたゆたう舟が激しく揺れるとき…情念と諦念の物語。
ザラリとするお話ではあるのですが、なんかリアルというか、生きるってこういうところあるよね、とか肉親ってこういうものだよね、という思いがあふれて、沁みました。
ザラリとするお話ではあるのですが、なんかリアルというか、生きるってこういうところあるよね、とか肉親ってこういうものだよね、という思いがあふれて、沁みました。