Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

散財日記

2007年02月19日 | CD批評
エディ=ゴメス バンド(Iridium Jazz Club New York)
NYKでの放課後(正確には到着の日曜日)に一人、ライブハウス「イリディウム」へ。ミッドタウン・ブロードウエーにあるながらも、丁度その日にはエディ=ゴメス・バンドのライブがあるということで早速訪問。なお、このライブハウス、東京にて全く知らなかったものの、当日現地で入手したパンフによれば、翌月の9月にはマイク=スターン・バンド、そしてディブ=ウェックル・バンドと、かなりな有名どころが良く出ている模様。訪問当日は日曜だったが、月曜には毎週、あのギブソンのギターで有名なレス=ポールが定期的に出演している(彼はここにしか出演しないらしい)とのこと。出演がエディ=ゴメスで、かつ日曜日、しかも事前のweb等での予約なし、ということもあり、混雑(訪問時期はちょうど夏休み)を予想してショーの1時間前には到着し、受付で「予約していないけど入れる?」(勿論英語)と聞くに、受付の女性は問題ないとのこと、それもその通り、店内はガランとしており、客は当方以外にはなんだかイスラム的な方々が1組のみ。かなり拍子抜けしつつも、巨大なハンバーガーを食し、マティニでも飲みつつ待つに、小柄なるオジさんがステージ脇の小部屋から楽器(コントラバス)を引っ張り出しており、良く見るに、それがエディ=ゴメスであった・・・。エディ=ゴメスといえば、口ヒゲのイメージが強いものの、今では生やしていない模様(こっちの方が若く見えるか)。チューニング等をするが、一番の感動は弓にて軽くボーイングをした時のサウンド。かなり重厚、かつ、ボディ鳴りの良いグオーンという開放E弦の音を聴くに、もう鳥肌モノで、これだけを聴いてもNYKに来た甲斐はあったものだ、と痛感(本来の目的は仕事...)。トリオによる本番はハーモニクスによるメロあり、そして安定感のあるバッキングとバラエティに富んでいたが、この人はメロ等の前面に出るというよりは、バッキングをしている方が秀逸との印象(これはずいぶん昔からのガッド=ギャング等の演奏でもそう)。勿論、演奏が始まるころには結構な人が集まっており、ほぼ満席でありました(エディ=ゴメスの名誉のために付言すれば)。