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玉肌日記

2007年02月27日 | 玉肌日記
【妙見温泉(鹿児島)】
鹿児島空港から車で15分程度の立地にある温泉。空港から近いということは市街地も、ということは全くなく、どうやら最近の空港は山の中を切り開いて造るのがトレンド?な模様であり、ここも山の中。川が流れており、その両側に温泉旅館が並ぶが、中にはデフォルトしたものも結構あり、よほど旅館としての特色がないと経営的に厳しいことは容易に想像できる状況ながら、ここには通常の温泉に加え、ラムネ泉という炭酸泉があって、お湯的にはなかなか。特にラムネ泉には異様に湯の華が多く、比重が重いのか、これがあまり湯中を舞わず、底や壁面に定着していることから、最初は全く綺麗なお湯にドポンと入ったつもりが、その振動で舞い上がる湯の華の多さにビビる状況で、それも肌色のような色であることから、まさに垢(あか)を想像させ、ちょっとゾッとする場面も。炭酸泉であることから、もともと湯の温度は低く、冬場では長時間入っていなければ耐えられないと思われるほどだが、確かに入っていれば皮膚には炭酸と思しき気泡。これが体内に取り込まれると血管が拡大して血流がよくなるという内容の表示もあるが、本当か?と思いつつ入浴。他方は比較的に温度が高いことから、炭酸の含有もなく、湯の華成分もかなり少なく、安心?して入浴。ちなみに、すべて源泉掛け流しであるが、湯の華をモロに浴びる印象で、これぞ源泉掛け流し感を満喫。だけど、上記のように人間の垢を想像させるような肌色の湯の華がユラリと肌にまとわりついてくるのは、決して爽快感があるというものではない。炭酸泉は、その効能から病院でも治療に使われているとのことだが、まさにその気分で”あまり気持ちよくないけど体にはいいはず”と自己暗示をかけて入浴するのも、なんだか不思議な気分。