こうじ神父今週の説教

日曜日の福音メッセージをお届けします。

年間第2主日(ヨハネ1:29-34)キリスト者が最も輝く働き方に舵を切る

2023-01-14 | Weblog
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こうじ神父
「今週の説教」
2023/1/15(No.1217)
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年間第2主日(ヨハネ1:29-34)
キリスト者が最も輝く働き方に舵を切る
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先日「光の園老人ホーム」に、毎月第2金曜日に頼まれているミサをしに行きまして、説教で厳しい注文をしてきました。「おじいさんおばあさんに、キツいことを言う人はあまりいないでしょう。だから私が、悪者になって言います。新しいミサの式次第を、きっちり身につけてください。」

これだけなら、いつかは誰かが言わなければならないことですが、式次第を身につける動機付けを、責任の持てないことまで持ち出して話しました。「高齢者の皆さん、天国では新しいミサの式次第の試験があります。合格しないと、いつまでも煉獄に留め置かれることになりますよ。」

「だから何度も練習して、身につけてください。『天国で試験だなんて、嘘に決まってる』そう思っている方は、試しに煉獄に行ってごらんなさい。」ここまで言ってしまったので、言い過ぎたかも知れません。しかしいかにも中田神父が考えそうなことだと思いませんか?

典礼の季節が「年間」に切り替わりました。典礼の色は緑色です。四旬節まではしばらく、年間の典礼がつづきます。四旬節に入る直前、2月19日の年間第7主日は大司教様が公式訪問される日です。心を込めてミサをささげましょう。この日は午後から、紐差教会で合同堅信式も行われ、田平教会の男子一名が堅信を受けます。お祈りください。

本日の福音朗読で、洗礼者ヨハネが語る言葉はどれも一つの形を取っています。それは、「後から来られる方」イエスを、告げ知らせているということです。洗礼者ヨハネは、水で洗礼を授けること、つまり悔い改めの洗礼を授けることで当時すでに輝きを放っていましたが、私は、洗礼者ヨハネが最も輝くのは、イエスを告げ知らせているときだと言いたい。この考えに沿って、今日お話をしたいと思っています。

洗礼者ヨハネの言葉をいくつか拾ってみましょう。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ」(1・29)「この方がイスラエルに現れるために、わたしは、水で洗礼を授けに来た」(1・31)「わたしはそれを見た。だから、この方こそ神の子であると証ししたのである」(1・34)どれもイエスを告げ知らせているだけでなく、イエスを告げ知らせているときこそ、洗礼者ヨハネが最も輝いている。そう感じませんか。

勘の良い方はこのあと中田神父が何を皆さんに期待するか、お分かりでしょう。この七年間、同じ説教の仕方をしてきたので、慣れているはずです。つまり、洗礼者ヨハネの姿は私たちのお手本ですよ、ということです。私たちが何かを語り、行動するとき、最も輝くのは「自分の言葉と行いでイエスを告げ知らせるとき」なのです。

三つの例を挙げてみます。どれが、私たちに最もふさわしい語りでしょうか。一つ目は、自分のことを言う語りです。「私、すごいでしょ。」二つ目は、自分ではなく他の誰かのことを言う語りです。「◯◯さんは、すごい人だよ。」三つ目は、イエスのことを言う語りです。「イエスさまって、すごい人だよ。」この中で、私を最も輝かせる語り口はどれでしょうか?

振る舞いについても同じです。自分を証しする振る舞い、人を証しする振る舞い、イエスを証しする振る舞い。私を最も輝かせてくれる振る舞いはどれなのでしょうか。キリスト者として、救い主の誕生をほんの少し前に喜び合った者にとって、私を最も輝かせる言葉と振る舞いに、興味ありませんか?と投げかけたいのです。

2019年の教皇フランシスコの来日は、今も記憶に新しいと思います。圧倒的な存在感でした。しかし教皇フランシスコはご自身を告げ知らせるためにおいでになったのでしょうか。誰か他の人を告げ知らせるためだったでしょうか。そのどちらでもありません。すべてのいのちを守るお方、イエス・キリストを告げ知らせるために、「王であるキリストの祭日」に、おいでになったのではないでしょうか。

また2月19日に、私たちの中村大司教様がおいでになります。中村大司教様とついこの前公式訪問の内容を打ち合わせましたが、私は立場を踏まえ、たてまつってご相談したのですが大司教様は「よかと~よかと~そんなにかしこまらんでも」と仰いました。大司教様の気さくな姿から、ご自分を告げ知らせる大司教様ではなく、イエス・キリストを告げ知らせる大司教様だということがよく分かりました。

私たちが最も輝くのは、イエス・キリストを言葉や行いで告げ知らせるときです。洗礼者ヨハネは生涯のすべてをイエスを告げ知らせる場所に置きました。私たちも、自分自身をイエス・キリストを告げ知らせる場所に数多く置いて、最も輝く働きをしましょう。これこそ、中田神父が考える「働き方改革」です。

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‥次の説教は‥‥
神のことばの主日(マタイ4:12-23)
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ちょっとひとやすみ
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▼最近、「顔認証」という技術が社会に浸透してきた。スマホも他人に悪用されない技術として「顔認証」を取り入れている機種がある。ノートパソコンにしても然り。現在使用しているノートパソコンは、私が好んだのでもないのに「顔認証」で操作が可能になる。
▼今年の「初釣り」に行ってきた。3時間以上粘って「アラカブ」一匹だけという情けない釣果だったが、気分転換になった。ただ、日差しが思ったより強く、かなり日焼けしてしまった。日焼け止めは一年中必要のようだ。
▼司祭館に戻って、「すごく日焼けした」と賄い奉仕の人に言ったら、「後付けでも、美容液を染みこませたマスクをすると効果があります」と言われたのでその通りにした。この日は先月の会議の議事録をどうしても仕上げなければならず、時間がもったいないのでマスクをしたままノートパソコンを開いた。
▼すると、ノートパソコンが「顔認証」を受け付けてくれない。本人は「何でだよ」と怒っているが、賄い奉仕の人が郵便物を届けに来てその様子を見、腹を抱えて笑っていた。美容液たっぷりのマスクを付けていては、「顔認証」できるはずがない。

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今週の1枚
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第824回目。「虎の子」の一匹は、味噌汁で調理してもらった。次は大漁を。

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† 神に感謝 †
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