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2025/4/27(No.1353)
‥‥‥†‥‥‥‥
神のいつくしみの主日(ヨハネ20:19-31)
聖霊を受けなさい
‥‥‥†‥‥‥‥
私たちを13年にわたって導いてくださったフランシスコ教皇様がお亡くなりになりました。選ばれた年齢が高齢だったので、与えられる時間はそう長くないと、ご自身十分理解していたでしょう。ですから教皇様は、就任された直後から、次々と驚くべき業績を残されました。
教皇様ご自身が発表する文書に「回勅」というものがありますが、環境問題に正面から取り組まれた初の回勅「ラウダート・シ(ともに暮らす家を大切に)」は、預言者が現れたと思わせるような文書でした。預言者は、神が語られた言葉を伝える人ですが、現代人に神様が警鐘を鳴らすなら環境問題でしょう。ですから本当に預言者だったのだと思います。
フランシスコ教皇様が残された業績をもう一つと言われたら、私は第16回の世界代表司教会議(シノドス)」で取り上げられ、これからの教会が目指すべき道だったと思います。この会議は「ともに歩む(シノドス的)教会のため――交わり、参加、そして宣教」というテーマのもとに開催されました。
従来の教会は、聖職者が決めたことを信者が守り、実行する。そうした傾向があり、硬直してしまっていました。教会は今、シノドスの道を、すなわち互いに耳を傾け合い、互いに支え合い、互いに祈りのうちに聖霊の導く方へと歩んでいくことを当たり前にしようとしています。
第16回通常シノドス総会において、教皇フランシスコがしばしば口にされたのは、「聖霊が主役です」という言葉だったそうです。それは、今教会に必要なのは「聖霊の導きに素直に耳を傾ける」ということです。「聖職者に」だったのを、はっきり「聖霊に耳を傾ける」としたのです。
もちろん、ああなるほどと聞いてすぐに分かる内容ではありません。それでも、何度も思い巡らすとき、私たちは必ず「聖霊が主役の教会」を実現していけるのだと思います。今週の「神のいつくしみの主日」に選ばれた福音朗読箇所が、まさにヒントを与えてくれました。イエス様が力強く「聖霊を受けなさい」(20・22)と言っておられるからです。
イエス様は、これからを弟子たちに委ねます。その際、弟子たちに息を吹きかけて「聖霊を受けなさい」と仰いました。聖霊が導き、働いているとき、本来の教会の姿を取り戻します。弟子たちも、聖霊の息吹を受けて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた状態から、本来の宣教する姿を取り戻していきます。
トマスもそうです。彼もほかの弟子たちに復活したイエスが現れたと聞かされても、心の戸に鍵をかけてしまいました。硬直した司祭、硬直した信者、硬直した教会共同体の姿でした。そのトマスにも聖霊の息吹が注がれて、ともに歩む者の一人と変化していったのです。
私たちに注がれる聖霊。それは神のいつくしみの形ではないでしょうか。復活したイエス様は「あなたがたに平和があるように」と仰って、手とわき腹とをお見せになりました。弟子たちを責めるためではありません。手と、わき腹の傷の先におられる復活の主、栄光あるイエス・キリストの手で包み込み、脇に抱きかかえるためです。
弟子たち自身も傷を抱えていましたが、神のいつくしみに包まれたことで、すべての人を神のいつくしみで包むように、諭されたのです。それは最も深い傷を負ったトマス、先に出現を受けた弟子たちより深く傷ついていたトマスにも、誰よりも神のいつくしみを理解し、人々を同じように包む者となるよう教えてくださったのでした。
神のいつくしみを受けて、一人ひとりが神のいつくしみを届ける人になれるかどうか。その決め手は聖霊の恵みだと思います。私たちが神のいつくしみに包まれ、神のいつくしみを届ける人となるために、イエスは今も私たちに「聖霊を受けなさい」と招いています。
‥‥‥†‥‥‥‥
‥次の説教は‥‥
復活節第3主日(ヨハネ21:1-19)
‥‥‥†‥‥‥‥
‥‥‥†‥‥‥‥
ちょっとひとやすみ
‥‥‥†‥‥‥‥
▼「この度、2025年11月18日をもちまして、goo blogはサービスを終了することとなりました。」ずっと利用していたサービスの終了のお知らせ。ガッカリ。ビジネスの世界だから、デメリットがメリットを上回ればそうなるのは仕方がないが、残念この上ない。
▼こうなると、どこかに引っ越しをしなければならない。案内されていたのは「Amebaブログ」と「はてなブログ」だった。「はてなブログ」は、一時期ブログを立ち上げていたが、ブログをいくつも立ち上げることに意味を見いだせず、長期休止していた。
▼どうするか・・・。たぶん、「はてなブログ」を復旧させることになる。そこで準備のために「はてなブログ」を立ち上げようとすると、ログインのIDすら分からない。メールアドレスでもログインできることになっているが、それもできなかった。おそらく20年くらい前に使っていたメールアドレスなのだろう。
▼苦心惨憺(くしんさんたん)して、ようやくログイン。これから引っ越しの準備と、引っ越し時期を検討することになる。
‥‥‥†‥‥‥
今週の1枚
‥‥‥†‥‥‥
第960回目。フェリーひさかのドックの次はシーガル。長期間でなくて良かった
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ホームページもご覧ください。
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† 神に感謝 †
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2025/4/27(No.1353)
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神のいつくしみの主日(ヨハネ20:19-31)
聖霊を受けなさい
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私たちを13年にわたって導いてくださったフランシスコ教皇様がお亡くなりになりました。選ばれた年齢が高齢だったので、与えられる時間はそう長くないと、ご自身十分理解していたでしょう。ですから教皇様は、就任された直後から、次々と驚くべき業績を残されました。
教皇様ご自身が発表する文書に「回勅」というものがありますが、環境問題に正面から取り組まれた初の回勅「ラウダート・シ(ともに暮らす家を大切に)」は、預言者が現れたと思わせるような文書でした。預言者は、神が語られた言葉を伝える人ですが、現代人に神様が警鐘を鳴らすなら環境問題でしょう。ですから本当に預言者だったのだと思います。
フランシスコ教皇様が残された業績をもう一つと言われたら、私は第16回の世界代表司教会議(シノドス)」で取り上げられ、これからの教会が目指すべき道だったと思います。この会議は「ともに歩む(シノドス的)教会のため――交わり、参加、そして宣教」というテーマのもとに開催されました。
従来の教会は、聖職者が決めたことを信者が守り、実行する。そうした傾向があり、硬直してしまっていました。教会は今、シノドスの道を、すなわち互いに耳を傾け合い、互いに支え合い、互いに祈りのうちに聖霊の導く方へと歩んでいくことを当たり前にしようとしています。
第16回通常シノドス総会において、教皇フランシスコがしばしば口にされたのは、「聖霊が主役です」という言葉だったそうです。それは、今教会に必要なのは「聖霊の導きに素直に耳を傾ける」ということです。「聖職者に」だったのを、はっきり「聖霊に耳を傾ける」としたのです。
もちろん、ああなるほどと聞いてすぐに分かる内容ではありません。それでも、何度も思い巡らすとき、私たちは必ず「聖霊が主役の教会」を実現していけるのだと思います。今週の「神のいつくしみの主日」に選ばれた福音朗読箇所が、まさにヒントを与えてくれました。イエス様が力強く「聖霊を受けなさい」(20・22)と言っておられるからです。
イエス様は、これからを弟子たちに委ねます。その際、弟子たちに息を吹きかけて「聖霊を受けなさい」と仰いました。聖霊が導き、働いているとき、本来の教会の姿を取り戻します。弟子たちも、聖霊の息吹を受けて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた状態から、本来の宣教する姿を取り戻していきます。
トマスもそうです。彼もほかの弟子たちに復活したイエスが現れたと聞かされても、心の戸に鍵をかけてしまいました。硬直した司祭、硬直した信者、硬直した教会共同体の姿でした。そのトマスにも聖霊の息吹が注がれて、ともに歩む者の一人と変化していったのです。
私たちに注がれる聖霊。それは神のいつくしみの形ではないでしょうか。復活したイエス様は「あなたがたに平和があるように」と仰って、手とわき腹とをお見せになりました。弟子たちを責めるためではありません。手と、わき腹の傷の先におられる復活の主、栄光あるイエス・キリストの手で包み込み、脇に抱きかかえるためです。
弟子たち自身も傷を抱えていましたが、神のいつくしみに包まれたことで、すべての人を神のいつくしみで包むように、諭されたのです。それは最も深い傷を負ったトマス、先に出現を受けた弟子たちより深く傷ついていたトマスにも、誰よりも神のいつくしみを理解し、人々を同じように包む者となるよう教えてくださったのでした。
神のいつくしみを受けて、一人ひとりが神のいつくしみを届ける人になれるかどうか。その決め手は聖霊の恵みだと思います。私たちが神のいつくしみに包まれ、神のいつくしみを届ける人となるために、イエスは今も私たちに「聖霊を受けなさい」と招いています。
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‥次の説教は‥‥
復活節第3主日(ヨハネ21:1-19)
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ちょっとひとやすみ
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▼どうするか・・・。たぶん、「はてなブログ」を復旧させることになる。そこで準備のために「はてなブログ」を立ち上げようとすると、ログインのIDすら分からない。メールアドレスでもログインできることになっているが、それもできなかった。おそらく20年くらい前に使っていたメールアドレスなのだろう。
▼苦心惨憺(くしんさんたん)して、ようやくログイン。これから引っ越しの準備と、引っ越し時期を検討することになる。
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† 神に感謝 †