こうじ神父今週の説教

日曜日の福音メッセージをお届けします。

主の昇天(ルカ24:46-53)復活したイエスは私たちの太陽となられた

2022-05-28 | Weblog
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こうじ神父
「今週の説教」
2022/5/29(No.1182)
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主の昇天(ルカ24:46-53)
復活したイエスは私たちの太陽となられた
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主の復活のあとの教会の祝祭日と言うと、主の昇天・聖霊降臨・三位一体・キリストの聖体・イエスの御心と続くのですが、小学生高学年と中学生にはこの並びで教会は祝っているからよく覚えておきなさいと常々言い聞かせてきました。「覚えたかどうか確かめるから、一人ずつ言ってごらん」と指名してみると、最初の「主の昇天」が出てきません。

しかたなく、例のヒントを言うわけです。「たったたたたたた、たった。」これですぐに思い出してくれる子どもはありがたいのですが、中にはいつまでも私に歌わせる子どもがいます。「たたたたたたた、たたたたたたた、たったーたたた。」最後まで歌い終わって、「思い出した?」と言っても「分かりません」開き直るので、「しょうてんだろ、しょうてん。」「あ~!」これまで何十年も繰り返してきた光景です。

太陽はすばらしいです。地球の半分を、一個の太陽で照らしています。地球の始まりから、おそらく地球が終わるまで、太陽のお世話になることでしょう。人工の照明灯ではそうはいきません。どんなに巨大な照明灯を作ったとしても、一個で照らせる範囲はたかが知れています。

それと人工の照明等は、24時間365日使い続けるとどれくらいの期間照らしてくれるでしょうか?一年?五年?十年?期間もたかが知れています。これだけでも、いかに太陽が優れているかが分かります。

太陽は人工ですか?まさかですよね。偶然できあがったという人もいるかも知れませんが、中田神父は神様がお造りになったと信じたいです。その、神がお造りになった一個の太陽がこれほどすばらしいのであれば、誰からも造られていない神はどれほどすばらしいお方でしょうか。

ここまで話すと、おおよそ結論はお分かりのことでしょう。主の昇天は、復活された主イエスが、私たちの太陽となられたということです。或いは、復活したイエスが私たちの太陽であることを証明してくださった出来事と言えるかも知れません。

しかも、主イエスは、地球にとっての太陽のように半球だけを照らすわけではありません。地球全体を、人類すべてを、24時間365日、初めもなく終わりもなく照らしてくださる方となられたのです。

「人類すべてを照らす」とはどういうことでしょうか。「頑なに太陽に照らされることを拒む人にも、太陽がその人を照らす」ということです。つい最近のことですが、ロシアの極東、ウラジオストクを中心都市とする沿海地方の議会で、野党議員の一人が発言し、ウクライナ侵攻の中止とロシア軍の即時撤退を訴える声明を読み上げたのだそうです。

地方の一議員の発言かも知れませんが、世界中に報道されたことで頑なに復活したイエスの照らしを拒む為政者の心にも、必要な照らしが与えられると信じています。

天に昇り、御父の右におられる主イエスが、これからも必要な照らしを与え続けてくれることを信じ、世界平和のために祈り続けることにいたしましょう。

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‥次の説教は‥‥
聖霊降臨の主日(ヨハネ14:15-16,23b-26)
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ちょっとひとやすみ
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▼お気に入りの球団広島カープはセ・パ交流戦にめっぽう弱い。何年も、交流戦で負けが込んでペナントレース序盤で沈んできた。現在4試合終了時点で1勝3敗。今年も嫌な予感がする。
▼居ても立ってもいられず、応援に出かけたいがそれもなかなか難しく、テレビの前で第二第三の監督気取り。その頼みのテレビ観戦も、対戦カードによっては放送していなかったり、有料のチャンネルだったりする。実にもどかしい。
▼過ぎた週は貴重な交流の機会に多く恵まれた。3組の方々と楽しい時間を過ごすことができた。まだまだ制約を感じながらの生活が続くが、太陽は多くの研究者をも照らし、いつか新型コロナウィルスの脅威に怯えずに過ごせる日が来ると期待している。

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今週の1枚
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第789回目。長崎の季節の果物「ビワ」。私の田舎では「ヒワ」と呼んでいた。

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復活節第6主日(ヨハネ14:23-29)聖霊の力、聖霊の賜物はたいしたものです

2022-05-24 | Weblog
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こうじ神父
「今週の説教」
2022/5/22(No.1181)
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復活節第6主日(ヨハネ14:23-29)
聖霊の力、聖霊の賜物はたいしたものです
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今年、小学生中学生の黙想会を7月18日「海の日」に計画しています。あまり長くとどまらせると三密になりますので、午前中で切り上げようと思っています。

少し難しい話かも知れませんが、「福者カミロ・コンスタンツォ神父様の殉教400年」について話してみたいと思っています。今年はちょうど殉教400年に当たっています。

カミロ神父様には申し訳ないのですが、私はカミロ神父様を材料に二時間も三時間も話すことはできないので、他のことも考えています。その一つが、「聖書の書名数え歌」です。旧約聖書、新約聖書、ともに数え歌の準備ができたので、中学生は丸暗記、小学校高学年は新約聖書を覚えてもらえたらと願っています(ここで実演)。

さて小学校低学年は、暗記させるのはちょっと酷なので、思い出だけでも残してあげたいです。「あー、なんか集まって、『せーんろはつづくよ』って歌ったことがあるなぁ」くらいで大丈夫です。というのは、今週イエスがこう言っています。

「しかし、弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。」(14・26)今教会が保ち続けていることは、広く言えばイエスが話してくれたことですから、きっとすべてのことを教え、思い起こさせてくれる。わたしはそう信じて、小さい子供たちにも数え歌を教えようと思います。

黙想会で取り扱う三つ目は、新しい「ミサの式次第と奉献文」の変更箇所をお勉強したいと思っています。いよいよ今年の待降節から、「ミサの式次第と奉献文」は新しく用意されたものを使いますから、子供たちには早めに体験させてあげようと思っています。

「弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。」イエスから弟子たちに伝えられ、弟子たちから私たちに伝えられたことは、堅信式を受ける準備の学年になるとかなり掘り下げて教え込まれます。しかし、どれだけの人が、習ったその時点で内容を理解できていたでしょうか?

その時点で理解できていなかった人がきっと多いはずです。その後も理解できないままなのでしょうか?そうではありません。今でしたら、覚えたことが理解できて役に立っているはずです。あるいは久しぶりに読み返すと、よく理解できるようになっていることでしょう。

聖霊の力、聖霊の賜物はたいしたものです。私たちが理解できないままでいたことを解き明かしてくださいます。子供たち孫たちに、習い覚えたことを解き明かす力を与えてくださいます。

来週は主の昇天、再来週は聖霊降臨です。これからの二週間、あらためて聖霊の賜物を祈り求めましょう。

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‥次の説教は‥‥
主の昇天(ルカ24:46-53)
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ちょっとひとやすみ
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▼「聖書書名数え歌」ができあがった。できあがったと言っても「旧約聖書バージョン」は浅見定雄先生が「旧約聖書に強くなる本」の中で紹介していたもののパクりである。学問を盗んだとかそういうことではないので、寛大にご容赦願いたい。
▼さてYouTubeには「旧約聖書バージョン」のみアップされているが、近日中に「新約聖書バージョン」もアップする。これもまた、元ネタはお笑い芸人「三拍子」の「山手線漫才」をパクった。許してほしい。
▼YouTubeチャンネル名前を変更した。実名はいちばん使ってはいけないと別のユーチューバーから教えられたので、「こうじ神父」に変更。「神父」でヒット数が増えるのを期待している。


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今週の1枚
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第788回目。「聖書書名かぞえ歌」の旧約聖書バージョン。乞うチャンネル登録。

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復活節第5主日(ヨハネ13:31-33a,34-35)人は互いに愛し合い、神に栄光を帰すことができる

2022-05-14 | Weblog
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こうじ神父
「今週の説教」
2022/5/15(No.1180)
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復活節第5主日(ヨハネ13:31-33a,34-35)
人は互いに愛し合い、神に栄光を帰すことができる
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13章35節「互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。」今週はここに目を向けてみましょう。

そのために順を追って考えてみたいのですが、前半は御父と御子の間で交わされる「栄光」についてです。ちなみにここで用いられているギリシア語ドクサゾー、日本語で「栄光を受ける」「栄光を与える」と訳されていますが、これは名詞ドクサ「栄光」から派生した動詞なのだそうです。日本語には対応する動詞がありません。日本語翻訳がいかに苦労するか、こんなところにも現れていると思います。

さて御父と御子の間で交わされる「栄光」は、神と人間の間では交わすことができません。仮に「神」が「人間」に栄光を与えたとしても、「人間」は「神」に栄光を与えることができないからです。ですから御父から御子が栄光を受け、御子から御父が栄光を受ける姿は、神と人間の間で、また人間同士の間で実現できない姿です。

それでもなお、イエスの弟子たちは、イエスの模範を互いに表現することで、イエスの弟子であることを皆に知らせなければなりません。「あなたがたは何者か」と問われたときに、この世の物差しで何をどれだけ持っているか、何をどれだけ成し遂げたかで説明するのではなく、イエスの弟子であることを証明して何者であるかを知らせなければなりません。この世の物差しで計るなら、イエスの弟子でない人のほうが、はるかに大きな持ち物があり、大きな働きを成し遂げていることでしょう。

「あなたがたは何者か」と問われたとき、最も偉大な答えは何でしょうか。それは「キリスト者である私たちは、イエスの模範に倣って、互いに愛し合う者です」という答えです。年老いた人も若者も、男性も女性も、イエスに倣って互いに愛し合う人であることが、この世で最も偉大な生き方をしている人なのです。

私たちは栄光を与え合うことはできません。しかしイエスが私たちを愛してくださったので、互いに愛し合うことでイエスに倣う者となることができます。イエスに倣う者はイエスの弟子です。御父と御子の間では栄光が交わされます。キリスト者である私たちの間では愛が交わされ、御父と御子に似る者となるのです。互いに愛し合う姿を見れば、すべての人がイエスを知ることになります。これ以上の大きな働きはありません。

私たちキリスト者は、互いに愛し合う必要があります。自分のことをいったん横に置いて手を差し伸べたり、人を自分のように思って必要なお世話をしたり、日々何度も赦したりすること。こうして私たちは互いに愛し合います。土曜日の朝ミサで話したことを付け加えるなら、「友のために自分の命を捨てること」、言い換えるなら自分にとってどうしても譲れない順番にあるものを、二番目三番目に下げて協力することも、愛することです。

私たちキリスト者が互いに愛し合うことで、最終的に表せるものは何でしょうか?意外に思われるかも知れませんが、神に栄光を帰すことだと思います。私たちが唯一、神に栄光を帰すことができるのは、互いに愛し合うことではないでしょうか。私と正反対の相手、「憎い」と思っている相手にも愛を与えるなら、私は神に栄光を帰すことができるでしょう。

私たちが互いに愛し合うなら、この世のすべての人が、私たちを通してイエス・キリストを知ることができます。こうして私たちは互いに愛し合う相手をさらに増やし、神に栄光を帰すことができるのです。

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‥次の説教は‥‥
復活節第6主日(ヨハネ14:23-29)
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ちょっとひとやすみ
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▼耐震補強工事の話が少しずつ前に進み始めている。田平小教区ができることは具体的には「長崎大司教区のもと、所有者として」資金を準備することだ。積み立てをすることがまず考えられるが、それ以外にもあらゆることを考える必要がある。
▼ネットで調べればいろいろ出てくるかも知れないが、実現可能かどうかは別として、あらゆる方策を考えてみたい。「クラウドファンディング」はよく知られた方法だ。しかしそれだけでなく、知恵を絞ってみよう。頭から湯気が出そうである。それ以上に、また髪の毛が抜けそうである。


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今週の1枚
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第787回目。国の重要文化財田平教会聖堂も献堂104年。耐震補強が必要になった

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復活節第4主日(ヨハネ10:27-30)そこに「永遠の神に触れる体験」はあるんか

2022-05-07 | Weblog
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こうじ神父
「今週の説教」
2022/5/8(No.1179)
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復活節第4主日(ヨハネ10:27-30)
そこに「永遠の神に触れる体験」はあるんか
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直径20cmのフライパンを買いました。「鉄厚板フライパン」で検索して、いちばん安いのを買いました。同じ直径で高い物は6000円からありましたが、2420円を32%引きで1652円でした。「鉄厚板」で探してヒットしたものには1.6mmのものもあったのですが、私が選んだのは2.3mmの厚さと書かれていました。3.0mmという聞いたこともない厚さのものもありましたが、アルミ製でしたので買いませんでした。

これで何を作るか。全然興味ないとは思いますが、オムレツを作るためです。店で食べると結構な値段がします。それなら練習して、自分で作って食べようという気になりました。一パック222円の卵も三パック買いまして、すでに四回挑戦し、昨日はまあまあのできあがりでした。三パック使い切った頃には「司祭館食堂」を開いて、「生涯忘れないほどのオムレツに触れる体験」を提供できるかも知れません。

「わたしは彼らに永遠の命を与える。」(10・28)今週の説教はこのイエスの約束を説明することに費やしたいと思います。羊に例えられている人々は、イエスを信じ、イエスに全面的に従おうとする人々です。この人々に、イエスはほかの誰も与えることのできないもの、「永遠の命」を与えてくださいます。

まず、「永遠の命」とは何かを考えてみましょう。「これ」と指し示すことができるものではなさそうです。私が考えてみたのは、「永遠である神に触れる体験」と言ったら良いのかなと思いました。ほかの言い方をすると、「生涯忘れないほどの、神に触れる体験」と言っても良いでしょう。

「永遠である神に触れる体験」「生涯忘れないほどの、神に触れる体験」そう言って、「ああなるほど」と言う人はそんなに多くはないでしょう。それよりも、実際の体験を紹介したほうが分かりやすいと思います。私にとって、生涯忘れないほどの神に触れる体験になったのは、中学生の時に聞いた二十六聖人のミサ説教でした。

「あなたがたは何を見に、ここに集まったのか。預言者か。そうだ。言っておく。預言者以上の者である。」2月5日の寒空の中、神学生だったのでしかたなくミサに参加していた私に、ミサの説教は心を打ちました。司祭になったら、生涯、今日の神父様のように心に残る説教をしたいと思ったものです。

その当時は、説教中も下を向いていたので説教師がどなただったのか知らなかったのですが、司祭になり、浦上教会に助任で配属され、司祭館で「司祭になろうと決心した出来事を何か一つ皆で分かち合おう」となった時に初めて知ったのです。主任司祭の川添神父様が「その説教をしたのは私だ。よく司祭になってくれた」と言ってくれました。

一方の川添神父様は、8月9日の原爆の体験を話してくれました。当時長崎商業の学生だった神父様は、動員がかかって学校に集まる予定でしたが行きませんでした。11時2分、原子爆弾が投下され、長崎の町が一瞬で燃えてしまったのです。すべてを失い、長崎商業で学業を続ける意味も失ったときに声を掛けてくれたのが、当時大浦教会におられた浜口庄八神父様でした。

「失う物がもう何もないなら、神学校に行かないか。」そう勧めてもらったおかげで、川添師はすべてを失った後でも決して失われない生き方があると考え、司祭になられたのだそうです。不思議な縁で、「永遠である神に触れる体験」をされた神父様が西坂でなさった説教を通して、私も「生涯忘れないほどの、神に触れる体験」をしたのでした。

「わたしは彼らに永遠の命を与える。」永遠の命を与えてくださる復活したイエスは、今も生きておられます。あなたが、カトリックの信仰をいただいたことを「永遠に続く恵み」と感じさせてくれる体験を、復活の主は用意してくださり、与えてくださいます。

今すぐにでも分かち合える体験を持っている人もいるでしょう。そうでない人も、「わたしは彼らに永遠の命を与える」と言われるイエスに信頼し、いつか体験できるよう願い続けましょう。私も、洗礼を受けたすべての人が永遠である神に触れる体験を味わうその日まで、祈り続けたいと思います。

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‥次の説教は‥‥
復活節第5主日(ヨハネ13:31-33a,34-35)
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ちょっとひとやすみ
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▼ぐっと温かくなってきた。月初めの金曜日(初金)に病人訪問をしているが、家庭にいて聖体拝領をする方からも、「温かくなってきましたね」という会話から始まるようになってきた。季節に敏感なのは、「健康な人ではなくて病人である。」
▼田平教会信徒会館の裏が、かなり開けてきた。開けたことで何本か立っている背の高い木が、取り残された感じになっていたがこのたび伐採することになった。そうなるといよいよ広い土地が手に入り、教会としての活用方法が必要になってくる。
▼私の従来からの考えは「祈りの公園」だが、それよりも早く「耐震補強工事に伴う仮小屋の建設」が必要かも知れない。かつての主任司祭にも「祈りの公園」を願っていた人もいたのでぜひと思っているが、「種蒔く人」と「刈り取る人」が同じとは限らない。

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今週の1枚
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第786回目。信徒会館裏手の、県道直下の土地にある梅の木。梅の実を頂戴する。

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