最近特定のチャンネルが映らなくなるとご相談頂き、藤沢市亀井野にお伺いしてきました。
ホームページからのご依頼ありがとうございます。
テレビとレコーダーが接続されているお部屋では、テレビが映らないときでもレコーダーに切り替えれば
映ることがあるそうです。
ただ他のお部屋のテレビでも同様の症状ということですので、アンテナ側に問題があると見て間違えないでしょうね。
こういう場合にはメールや電話で正確なお見積りは出来ませんので、方向調整からアンテナ立て替えまでの
可能性を考えて概算のみお伝えしてあります。
まずはお部屋のテレビ端子で現状を見てみます。
このエリアでブースターが付いているとしたらあまりにも低い数値です。
このテレビ端子から2分配器とレコーダーを通過すると、テレビの入力では30dBしかありませんでした。
天井裏にブースターが付いているとのお話ですが、必要であればそこも調べます。
屋根に上がる前に下から見上げてみたとき、アンテナの向きが90度違っていることに気付きました。
向きが変わった理由を確かめて見ます。
これですね。
屋根馬が腐食していて、支線でかろうじて繋がっている状態でした。
もう暫く放っておいたら、腐食が進んで倒壊していたでしょうね。
アンテナ自体も腐食が進んでいますので、屋根馬だけを交換しても余り意味がないので、
立替ということでご依頼いただきました。
既存の支線の状態が良かったので、補助として下段に使用します。
屋根馬は塗装仕様ではなく溶融亜鉛メッキ仕様なので、簡単に腐食はしないでしょう。
とりあえず上段の支線だけで立ちました。
同軸ケーブル20m通過後の数値です。
概ね60dBμ前後の入力がありました。
引き込み都のジョイント部分が屋根の上に転がっていたので、このまま使うのは怖いので軒下まで張り替えます。
つなぎ目が引っ張られないように処理してあります。
これで完成です。
上下2段の支線なので、どれか1本切れたとしても倒れないです。
最後にもう一度テレビ端子で確認します。
予想よりも減衰が多目でしたが、これくらいあれば大丈夫でしょう。
いずれはブースター等の設備も交換が必要になるかと思いますが、今回の受信不調については無事解決しました。
今後ともよろしくお願い致します。
ご依頼ありがとうございました。