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受信不調の原因探しと地デジアンテナ屋根裏設置

2016-02-01 19:54:19 | 地デジアンテナ屋根裏設置

以前受信不調を直させていただいたお客様より、再発のご連絡を頂きお伺いしてきました。

ご迷惑をおかけし申し訳ございません。

 

完全にブラックアウトしてしまうほどでは無いそうなのですが、ブロックノイズが出たり出なかったりするということです。

真っ先に前回手直ししたところを確認したいところですが、今現在は症状が出ていないので悩ましいです。。。

 

テレビ端子で問題ない状態なのを確認して、次に屋根裏にある分配器&ブースター電源部を見てみます。

 

電源部の出力でも問題なし。(症状が出ていないので、問題ないのが当たり前と言えば当たり前ですが。。。)

 

接栓の様子を確認しても、とくに接触不良では無さそうです。

 

この分配器が怪しいと言えば怪しい感じがします。

芯線と偏組線が微妙にくっ付いているような・・・くっ付いていないような・・・

 

とりあえずほかに怪しいところが無いか、屋根上で探してみます。

 

 アンテナ自体は前回訪問時となんら変わりがない様子です。

 

 前回に手を入れた部分を切り取ってきました。

 

 ブースターに繋がっていた接栓に異常は見られず。。

 

 ジョイント部分はどうでしょうか

 

 ここに水分が入り込んでしまったら、ブースター用のDC15Vが流れているためにショートして黒ずむはず。

 

ブースターが気まぐれに調子を崩す可能性も無いことは無いのですが、今現在一番怪しいのは

さっきの分配器しか思い当たらないです。

 

分配器を交換すれば受信不調は収まると思いますが、お客様は今回アンテナの更新を屋根裏設置できれば・・・
とご希望されておいででしたので、受信可能かどうかを調べてみます。
 

 

アンテナを設置できる位置は限られていましたが、それでもピンポイントながら受信できると確認できました。

 

屋根裏設置の一番のデメリットは「電波環境の変化に敏感に反応してしまう」ことです。

反対に美観や台風のときでも安心というメリットもあります。

 

その旨を十分ご説明し、ご理解いただけましたので屋根裏に設置させていただくことになりました。

 

まずは屋根上のアンテナを降ろすところからはじめます。

 

 屋根上がスッキリしました。

今回はブースターのみ再使用します。

ブースターが不調なのかどうか判断できないので、もし駄目なようならあとで交換すればいいでしょう。

 

 念のために引き込みの同軸を少し残しておきました。

今後もしもアンテナを外に出さなければならなくなったとき、引き換えるときのメッセンジャーとして使えるように。。。

 

続いて屋根裏にアンテナを設置するためのマストを準備します。

微調整が出来るように、マストは90度曲げて使います。

 

 いいんじゃないでしょうか・・・^^

 

 アンテナを設置して調整しています。

アンテナの近くにいると自分の体が電波状況に干渉してしまうようなので、ちょっと動かしては外に出ての繰り返しで。

 

アンテナは3種類を試してみて、一番良かったUL20で詰めていきます。

 

 ブースターも繋いで、交換した分配器の出力端子で最終チェック中。。。

 

分配器はノイズに強い接栓タイプに交換しました。

 

 ブースター達も柱に固定しておけばスッキリして見えますね。

 

サイドベース金具と曲げたマストを組み合わせると、狙った位置にアンテナを持って行きやすいです。

揺れますけど風が吹くわけではないので問題ないでしょう。

 

(ちょっとした地震などで揺れたときに、アンテナがコツコツとあたる音がしそうなので、結束バンドで軽く固定しました)

 

 

 これで完成です。

最後にテレビのところでチェックします。

 

 MXもよく入るようになってくれました。

 

 キー局も問題なく良好受信中です。^^

 

 

 99の高評価を頂きました。

 

 測定器だと30dBまでしか測れないC/Nは、テレビが38dBまで出ていると教えてくれました。

 

現状ではこれ以上ない受信状態に持っていけてひと安心です。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

ご依頼有り難うございました。

 

 

 

 

コメント
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