2012年5月3日、神戸市内で開かれた「5・3集会(朝日新聞労組主催)」に出席した。
集会は、1987年5月3日の兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局が目出し帽をかぶった男に襲撃され、記者2人が殺傷された事件を機に、言論の自由を考え続けてきたものだ。亡くなった小尻知博記者は当時29歳だった。
今回で25回目。参加数は529人。ジャーナリストの「むの たけじ」さんの基調講演「新聞に新たな命を吹き込むために」、そして「不信の壁を超えて3・11後の言論と社会」のパネルディスカションを楽しんだ。パネリストは、ジャーナリストの斉藤貴男さん、東大大学院教授の林香理さん、ニューヨークタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラーさん、朝日新聞編集委員の依光隆明さん、コーディネーターは、ジャーナリストの外岡秀俊さん。
印象に残ったのは、ジャーナリストとしての資質や責務だ。反骨精神は当然として、それを広告や取材をしやすいように、かけひきなどに巻き込まれず、読者や市民などの知りたい情報を、暴力や政局側などからの圧力に負けず、しっかりと取材し、情報提供することの重要さが強調された。読者のための取材、紙面づくりが重要ということだ。
そして、読者や市民などは、与えられた情報をうのみにすることなく、自分の頭で考えることも指摘された。
私は、いかなる権力にも屈することなく、自分の頭で考え、市民生活することの難しさを痛感させられた。
集会は、1987年5月3日の兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局が目出し帽をかぶった男に襲撃され、記者2人が殺傷された事件を機に、言論の自由を考え続けてきたものだ。亡くなった小尻知博記者は当時29歳だった。
今回で25回目。参加数は529人。ジャーナリストの「むの たけじ」さんの基調講演「新聞に新たな命を吹き込むために」、そして「不信の壁を超えて3・11後の言論と社会」のパネルディスカションを楽しんだ。パネリストは、ジャーナリストの斉藤貴男さん、東大大学院教授の林香理さん、ニューヨークタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラーさん、朝日新聞編集委員の依光隆明さん、コーディネーターは、ジャーナリストの外岡秀俊さん。
印象に残ったのは、ジャーナリストとしての資質や責務だ。反骨精神は当然として、それを広告や取材をしやすいように、かけひきなどに巻き込まれず、読者や市民などの知りたい情報を、暴力や政局側などからの圧力に負けず、しっかりと取材し、情報提供することの重要さが強調された。読者のための取材、紙面づくりが重要ということだ。
そして、読者や市民などは、与えられた情報をうのみにすることなく、自分の頭で考えることも指摘された。
私は、いかなる権力にも屈することなく、自分の頭で考え、市民生活することの難しさを痛感させられた。