再開 私の色

 私の人生観を述べてみます

再開 私の色(1032)

2011-07-20 09:50:44 | Weblog
 兵庫県西宮市にある朝日新聞の阪神支局で、1987年5月3日、記者2人が襲われ、小尻智博記者(当時29)が死亡し、その父親の小尻信克さんが7月17日肝不全のため死去した。83歳。事件は時効となり、信克さんは、事件の解明をいつも望んでいた。

 事件のあった数年後、私はその事件の背景や、時代のジャーナリズムを考える集い「5・3集会」(主催・朝日新聞労組)に今まで出席し、現代社会の病巣などをともに考えてきた。

 暴力のほか、権力などで、ジャーナリズムが脅されてはならない。しかし、最近のマスコミを考えると、「うーむ」と考えてしまう。権力チェックのほか、全体として記事もすべて「弱い」印象を受ける。インターネットの台頭もあるが、新聞に期待している私は、いつも残念に思っている。

 朝日新聞を例にとれば、株式会社である。つまり簡単にいえば、利潤追求の企業ということ。新聞という公的で、権力をもつ立場で、どのように正義を前提に、報道していくのか、いつも姿勢が問われている。
 
 市民目線を忘れず、しっかりとした記事を紙面で読みたいものだ。


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