再開 私の色

 私の人生観を述べてみます

再開 私の色(1022)

2011-07-10 09:29:33 | Weblog
 2007年千葉県市川市で、英国人の英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22)が殺害されたが、その裁判が、千葉地裁で7月4日から開かれている。殺人と強姦致死罪などで起訴されている、市橋達也被告(32)の裁判員裁判で、英国からホーカーさんの家族も出廷している。

 私がその事件を知った時、なんとむごいこと事件だと、がっくりした。市橋被告は、整形手術などをして逃走した。裁判では、自分の犯した罪をわびているポーズをとっているが、殺人の罪は重い。

 ホーカーさんの父親は、最高刑を望んでいる、つまり死刑だ。その判断は裁判にまかせるとして、家族の心情は、深く重い。もし、市橋被告が死刑となったとしても、リンゼイ家はどんな気持ちであろうか。娘は生き返ることがない。

 なぜ、人は人を殺すのか。自分の欲望のためか。今回の事件では、被告は、騒がれ、それを阻止するために、声が出ないようにするために力をいれ、結果殺害に及んだ。

 例えが違うが、スタインベックの『Of Mice and Men』の物語の一つのシーン。殺意はなかったが、女性がさわいだため、黙らせるために、結果殺してしまった。

 殺意がなくても、「女性がさわぐため、それを阻止するために、息を止めた」。結局は後から殺意がしょうじ、今回の事件では、死刑となる可能性は高い。うーむ。

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