
イルミネーションが美しい季節になりましたね。
さて、本日は医療・高齢者等特別委員会があり、その中で、
「練馬光が丘病院改築に係る基本構想策定懇談会」
の提言がまとまりましたので、以下、ご報告いたします。(要旨)
【練馬区の問題点】
1.今後、練馬区においても「超」高齢社会が到来する中で、医療や介護の必要性は、高まることが必至である。
そういった中、練馬区では、人口10万人当たりの一般・療養病床数が281床と、東京23区で最も少なく、2番目に少ない江戸川区より100床以上少ない状況であり、病床不足が顕著である。
2.現存の練馬光が丘病院の建物は、築後29年経過し、設備インフラの老朽化が著しく、床面積も狭小で、廊下幅も療養環境も医療ニーズに合致しなくなってきている。
また、駐車場も十分に確保できていない。
【練馬区の課題点】
1.病床数の増床。
2.住み慣れた地域で安心して暮らせる、地域包括ケアシステムの確立。
3.練馬光が丘病院を改築し、十分な機能と規模を確保する。
4.練馬光が丘病院の改築や現病院建物の有効活用に際しては、光が丘地区
における「一団地認定の変更手続き」が不可欠
【練馬光が丘病院の今後の方向性】
1.十分な機能と規模の確保の観点から、建設地は現在より広大な旧光が丘第七小学校跡地とするこが適当。
また、現病院建物と新病院を相互に補完・連携させることによって、区民が、医療・介護サービスを受けることができる環境づくりを行う。
2.区の中核病院として、これまで担ってきた4つの重点医療を始めとした医療機能の継続と充実をはかりながら、歯科口腔外科など新たな診療科目の設置。
また、回復期リハビリテーション病院や地域包括ケア病床などポスト急性期ニーズに十分対応できる機能の導入。
3.新病院の候補地である旧光が丘第七小学校跡地は、アクセス面に課題が散見されるので、安全面や利便性に配慮した計画づくりが必要であり、集合住宅が隣接していることから、周辺環境への特段の配慮が不可欠である。
以上、方向性が定まってまいりました。
練馬区の医療の充実に向けて、引き続き頑張ります!