が、区民生活委員会に出されました。
区からの説明の概要は、つぎのとおりです。
平成17年及び21年に国が、高架道路下の活用について、
「抑制の方針」から
「まちづくりや賑わいの創出に資する有効活用を推進する方針」
へと転換しました。
これを受けて区は、基本的に無償で借り受けられる関越自動車道高架下の空間を有効利用して、長期計画に掲げる施設の整備の実現を図り、地域での利便性の向上とまちの活性化に役立てるという考え方です。
具体的な計画の概要は、以下の通りです。
≪高齢者センター≫
区内60歳以上の方のためのリクリエーション事業・生活健康相談室・娯楽室・機能回復訓練室・講習室・浴室等(私の地元の高齢者センターはものすごい人気!の施設です)
≪リサイクルセンター≫
地域のリサイクル活動の普及促進。家具・生活用品などの販売・提供。子どもたちや区民が参加できる学習会やイベントの実施。
≪スポーツ関連施設≫
フットサルコート・バスケットボールコートなど(アメリカやオーストラリアなどでは町のあちらこちらにあり、大人も子どもも良く利用している光景を見かけますね!)
≪地域交流スペース≫
地域団体の各種イベント会場や防災訓練会場など多目的に活用
≪倉庫(区内の町会・自治会用など)≫
区内の町会・自治会が所有する各種防災用資器材や、イベント用の資器材の収蔵などのための倉庫
などです。
また、
この計画における心配な点については、つぎのような説明がありました。
建物が建つことにより周辺の風通し・見通しが悪くなるのでは?
区域内に南北に抜ける道路が8本あり、加えて施設間の空間もあるので、風通し・見通しは確保される。
施設建設により車の通行量が増えて、交通事故が心配!
この施設は基本的には、地域の方が対象なので大幅に交通量が増える想定はない。さらに、敷地内に安全な歩行空間を整備。
高架下だから、騒音・振動・窒素酸化物などの環境面は!?
現状での調査結果では環境基準を満たしている。設計の際は、改めて調査しその結果を反映させる。
以上のような計画です。
施設の種類と内容については、果たして高架下が適しているのか?という意見や議論も当然のことながら出てくると思います。
どうしても高架下というと、暗い・うるさい・空気が悪いというイメージが付きまとうわけで、近隣の方々にとっては地域事情が大きく変わるわけですから.....
一方、発想の転換をすれば、公共施設が出来ることにより暗い場所が安全・安心な場所となる。地域交流の場が増える等の利点もあると言えます。
確かに、施設に適した土地を見つけて建設できれば良いのでしょうが、仮にこれだけの施設を建てるだけの土地を買収する場合には、かなりの額の予算が必要になります。
また、適した土地がいつになったらみつかるかのめども立っていません。
高架下を計画どおりに活用する場合には、「いかにも高架下を無理やり利用した!」という外観のデザインにならないこと(他の自治体の良い先行例になるような素敵なデザインにすること)や、施設の充実度が要求されるでしょう。
この関越自動車道高架下活用計画については、議会にも賛成・反対の両方からの陳情が上がっています。
何かを作ろうと思えば、当然賛否が分かれるのは当たり前です。
話は変わりますが、以前、私の住む地域でも西武池袋線練馬駅に西口改札口を作るかどうかで、地域の環境が変わる、人の流れが変わる、駐輪場が足りないなど意見が真っ二つになりました。
私は、自分がOLとして駅を利用していた観点から、大きな駅であれば改札が数か所あるのは当たり前で、利用者からすれば自宅や会社により近い場所に改札があれば便利に決まっている!と確信していたので賛成しました。
そして、その判断は現在の改札を見て間違っていなかったと思います。
区民の皆様も、関心のおありの方、質問がある方は、説明会が予定されているので、いらしてみたらいかがでしょうか?
説明会
(日時)平成22年11月27日(土) 午前10時から12時まで
(場所)大泉北小学校 体育館
※お車での来場はご遠慮を。スリッパ等の履物のご用意を。
(問い合わせ)練馬区企画部企画課 (5984)2448【直通】
Eメール kikaku@city.nerima.tokyo.jp