
夏の戦いが終わりました。
東京選挙区においては、鈴木大地候補の当選は喜ばしくありますが、ご本人の知名度と、インタビューでおっしゃっていらしたように、「これまでのキャリアが評価された」部分があり、自民党に対する評価とはまた違う要素も大きかったように感じました。
私も落選中とはいえ、参院選においては、自分なりにできる活動をしてまいりましたが、感じたことは、有権者の選挙に対する意識、SNSをはじめ選挙のあり方、マスコミ報道などの変化であります。
秘書時代から含めると、政治の世界に身を置いてから約30年間。
選挙権を持つ年齢が18歳となったこと、SNSが選挙を大きく影響を与えること、とにかく政党が増えたこと、女性の活躍が進んだことなど、政治を取り巻く環境が良くも悪くも大きく変わりました。
ただその中で、政治家になるまでの経験、政治家としての実績は、正しく評価されるべきであり、古いかもしれませんが、時代が変わっても義理人情を忘れない人間性を持った人は、政界に必要であるということは、変わってはいけないと思います。
また、選挙ポスターも政策ではなく、商品を売るためのキャッチフレーズのような言葉遊びに惑わされてもいけない。
よく各政党の政策で、「汗をかいた人が報われる社会に」という言葉を見かけますが、今は政治家の世界が、汗をかいた人が報われない傾向にあるかもしれません。
そういう意味では、参院選において、自衛隊での実績、参議院議員としても国のために動き、自民党内でも間違っているという政策にはNOを言い、裏金問題とも真っ向から戦って来た、佐藤まさひさ候補を落選させてしまったことは、国益を損ねることにも繋がり、応援側の人間として、反省以上の痛みがあります。
しかし、佐藤まさひさ候補は、ここで終わる方ではない。いえ、終わってはいけない。
とにかく国政に戻さねばなりません!
何よりご本人が、さらに頑張っていただけるものと信じております。
ところで選挙後、石破総理の「比較第一党」という言葉も往生際が悪い、参院選全国比例で特別枠はいらないなど、裏金問題だって決着がついていないなど、さまざまなご意見をいただきます。
私は、今やれること、やるべき課題に愚直に取り組んでまいります。