BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
ブログ1、3、4に載らない
「その他」がメインのブログ。

寝苦しい夜、涼しいニュース

2006年08月28日 | 凡日記

 今朝はなんだか寝苦しかったね。
 また、真夏の夜に戻ったようで。
 起きたら汗ダラダラになっていたんだもの。

 しかも何か、腹立たしい夢を見るし。
 ─寝過ごして、飛行機の出発時刻に間に合わず、という夢。
 ありえそうだから怖いよ。

 そんないやな気持ちを吹っ飛ばせてくれたのが、今日のニュース。
 福島県矢祭町の、新しい図書館。

 矢祭町といえば、平成大合併の流れの中で「合併しない宣言」をした町。
 しかしながらそうすると当然、財政は火の車である。
 (もっとも、合併したからといってそれから逃れられるとは到底思えませんが。)

 建物自体は、使われなくなった築40年の柔剣道場を改装。
 そして蔵書は、全国からの寄付。
 さらに図書館の整備などを行うのは、住民ボランティア。
 だから、新しい図書館を作るためにかかる費用は、普通より遥かに安い。

 感動してしまいましたね。
 全国から10万冊(8月24日時点では118,073冊とのことです)もの本が、送料個人負担にも拘らず送られてくるのは。
 そして、地元ボランティアの方々の熱意と頑張り。
 これこそ、住民参加、協働の街づくりの形ではないかなぁ、と思うのですよね。

 あと、全国から本を送った方々の中には、「合併反対」という気持ちで、応援するつもりで送った方も多いのではないでしょうか。勝手な想像ですが。
 どこもかしこも、市町村合併ばかり行って、どうも、「地名」という歴史文化を無視しているようにしか思えないんですよ。

 例えば、長崎県諌早市の場合。多良見町、という「たらみゼリー」やみかんで有名な町があるのですけれども、そこは今年、諫早市と合併してしまいました。
 でも、一口に多良見町、と言いましても、半分は元々大村藩の領地で、もう半分は長崎の領地だったそうですね。
 当然その間は、領地合戦でかなり緊張があったようですね。大昔のことですけれども。
 それで、多良見町は諫早市と長崎市に接しているのですけれども、どちらに吸収されるか、はたまた合併しないか、揺れに揺れたそうですね。そういう歴史文化的背景があったからです。
 しかしながら無常にも、多良見町は諫早市と合併してしまったのです。

 それどころか諫早市は、周辺の町村も次々と飲み込ん…じゃ無かった、合併して、やたらデカイ市になってしまいましたよ。
 伊佐早氏の所有していた領地という意味合いが、無くなってしまいましたよ。

 えぇ、話は大きくそれてしまいましたけれども、とにかく合併しないで自分たちの文化を守った矢祭町は偉い、でも財政的に弱いから、つい応援したくなるという、様々な要因があって、全国からこうした大応援をもらっているのですね。

 そういう嬉しいニュースは、なんかこう、蒸し暑い部屋の中でも涼しさを感じましたね。
 納涼ニュースとでもいいましょうか。
 こういうニュースが少ないから、余計に涼しく感じるという現実も残念ですが。


「天」とは

2006年08月27日 | 雑感散文

昨日ね、
飯を食べならが、
なぜか突然ひらめいたのですよ。

ひらめいたというか、
発見したとでもいうか。

兎に角ふと思ったのは、
the God というものは、
とかく日本人や
他の仏教や土着信仰などの
多神教にはぴんと
来ない感覚だが、
何故だろうかと
考えていたのですよ。

でも、まてよ、と
思ったのですね。
the God と言うものは、
日本などの東アジアの
人々が考える、
「天」
というものではないかな、
ということに、
気がついたのです。

…いやもっとも、
それに早くから気がついた人も
いらっしゃるかもしれませんが、
兎に角ワタクシは
昨晩初めて気がついたのです。

「天」。
天の恵み、天の思し召し。
この、天というものは
一体何なんだろうかと
いうことを突き詰めていけば、
それが the God を信じる
心理のヒントに
なるのではないかな、
なんて思ったわけです。

日本人は、
多神教でありながらも、
何者か分からないけれど
壮大なものや、
森羅万象全てを
包み込んでいるものを、
「天」として考え、
それを崇めた。

しかし、
「天」は「神」とは違った。


でもたまに何かこう、
哲学的なことを考えては、
頭を浄化しようとする、
そんなときもあるよね?

だけどあんまし考えすぎると、
頭の中で糸が
繋がるとか解けるとか
言う前に、
ぐしゃぐしゃになって
しまうこともあるから、
気をつけないといけないのよ。

しかれども、
そうやってそこはかとなく、
普遍のテーマについて
思考実験を行うのも、
いい現実逃避なのよ。

そうか、
昨晩のワタクシは、
現実逃避をしていたのか。
やることが多すぎて。


国府町草刈ボランティア(後編)

2006年08月27日 | 【大学時代】学外活動

 さて、国府町上地での棚田草刈ボランティアの続きです。

 水路沿いに奥へ奥へと進むにつれて、人工林の森に入ってきました。
 スギやヒノキよりも寧ろ、アカマツを沢山植えているようでした。

 その人工林を横切って、さらに奥へ奥へと進んでいきます。
 もう、山の等高線沿いに進んでいるだけですから、ちょっと足を踏み外せば、軽く4,5メートルは下に落ちることが出来ます。
 よくぞこんなところに水路をば、古の百姓たちは作ったものだなぁと感心してしまいます。

 そして12時過ぎに、ようやく今回の水路の終着点が見えました。
 実はここは滝の水路から水が流れ出しておりまして、人工物とはいえその滝は、とても風靡で、涼しげなものでした。
 この滝のところまでが実に2キロメートル、さらに滝の上にはまだ2メートルもの用水路が続いているのです。

 そんなに遠いところから水を引っ張ってこなくては、棚田というものは成り立たないものなのでしょうか。(改めて、)驚きです。
 だから、「棚田を保護しましょう」というからには、大変な労力と時間を、見えないところにかけなくてはならないのですね。

 水路掃除が終わったあと、公民館に引き返す前に大根畑に連れて行ってもらいました。
 そこにはたくさんの大根が植えられていました。冬支度のために、大根は欠かせない食材とのことです。

 ですがもっと驚いたのが、そこの棚田の美しさです。
 横に長く、しかも湾曲した棚田が、幾重にも連なっているのです。
 その景色はまさに圧巻です。これは実に美しいです。鳥取にこんなに綺麗な棚田があったとは思いもよりませんでした。
 全く、しょっちゅう各地の農村に足を運んでいるのに、農村の一つ一つが、異なる地形や趣、そして景観を持っているのですから。まぁ、当たり前といえば当たり前なのでしょうが、しかし実に色んな農村の姿があるものです。


 さて作業から帰ってきて、公民館にたどり着くと、お昼御飯の準備が出来ていました。
 地元名物の山菜料理や猪鍋などが、卓上に並んでいました。

 そして、この棚田で取れた酒米でつくられた日本酒をもって、乾杯です!

 今回の感想は…毎度のことながら、とても楽しかったです!
 そして、秋の棚田の美しさは、ここが最もたるところではないかというほどです。来てよかった、と思いました。


国府町草刈ボランティア(前編)

2006年08月27日 | 【大学時代】学外活動

 今日は 学生人材バンク の紹介による、鳥取県国府町上地にて、棚田灌漑用の水路沿いの草刈ボランティアを行いました。
 学生の数は6人だったのですが、市内などのボランティアの方々が大勢集まり、総勢50人ほどの賑やかなボランティアとなりました。

 草刈とは言いましても、釜を持ってひたすらに刈っていくのかと思いきや、地元の方が草刈機を使ってどんどん刈っていって、我々ボランティアは、水路のゴミ(刈草)掃除や水路周辺の刈り草よけくらいでしたよ。
 なんだか申し訳ないな、若い力を利用してくださいなとも思うのですが、安全面で色々な問題があるのでしょう。

 とはいえ刈り草よけも大事な仕事です。水路を詰まらせてはいけませんからね。それに今回は人が多かったので、さほど大変さを感じなかっただけです。

 ただひとつ大変だったのは、水路の長さがハンパないということです。
 聞くと、今回掃除した水路の長さは、何と2キロメートルにも及ぶのだそうです!
 実はこの先にもまだまだ水路は延びていて、総延長は何と4キロにもなるのだそうです。
 この水路を、毎年土砂を書き出したり草刈をしたりして管理をせねばならないのですから、大変なのです。
 こうやって水源から引っ張ってきて、ようやく美しい棚田群に水を供給することが出来るのですから。とかく棚田は手間隙かかるのです。
 
 こうして、朝9時半に始まった草刈は、12時まで続くのでした。

 さてその途中、水路沿いにはたくさんの生き物がいて、感動してしまいました。
 まずはカエル。とはいっても、普通のニホンアマガエルではありませんよ。
 本当に様々な種類のかえるを見あけたのですが、特に体長5センチほどと大きく、きれいなエメラルドグリーンのような色をした、名前は存じませぬがカエル君がおりました。

 そしてもっと驚いたことに、ウシガエル君もいらっしゃいましたよ。外来種じゃなかったっけ。まぁいいか、とにかく愛嬌たっぷりで、コチラのドッキリ作戦にも協力していただきましたよ。
 見事その作戦に引っかかった後輩は、足を踏み外して2メートルほど崖から転落しましたよ、(もちろん見ていて安全だと分かった上でのことですが)大笑いしてしまいましたよ、ワハハ。悪いですねぇ。

 他にも、でっかいオニヤンマが4,5匹くらいぶんぶん飛び回っていたのに驚きましたね。
 アブにもまとわりつかれた上に、オニヤンマが目の前まで突進してくるのですから、昆虫恐るべしです。


>>後編へ続きます。



真夜中まで仕事

2006年08月26日 | 凡日記

 ただ今、23時47分。おわぁ、こんな時間かぁ。

 こんな真夜中でも、研究室にて仕事してます。─あ、節電のために、クーラーは切っております。むしろ、夜の風は肌寒いほどに涼しくなりましたからね。

 たった今になってようやく、明日大学祭実委さんに提出する、「環境ゼミin風紋祭」のビラが完成したのですよ。
 結局一人で黙々と作っていました。誰も手伝ってくれないんだもんよ。全く下の学年の連中は~、と、愚痴を言ってみたり。
 まぁ、企画の骨格が見えてくれば、自ずと手伝ってくれる方も増えることでしょう。

 ところで写真、「カンゼミ」君と普通のアブラゼミを比較してみたら…、なんかなぁ。
 やっぱり、「カンゼミ」君は蝉には見えんなぁ。ちゃんと、蝉を見ながら書けばよかったなぁ。まぁ今更どうしようもないけれども。


 そして夜空を見上げてみれば、満天の星空ですよ。
 思えば自分が小、中、高校時代、こんな満天の星空を何回見たことでしょうか。
 いやもっとも、ワタクシとて田舎の街の出身者ですから、夜空が霞んで星が見えなかったわけではないのですよ。
 たまに、何十年に一回の、流星群が見えるっていうニュースが流れるではありませんか。そんなときは外に出て、星たちをずっと観察したことはあるのですよ。そのときも確かに、満天の星空だった。だけど、天の川までしっかり見えるほどの、星空ではなかった。

 それが鳥取に来て、しょっちゅう暗い時間に家に帰ることが多くなりましたから、空さえ晴れていれば、満天の星空をいつも見るようになってしまいました。
 最も山陰は天気が悪い日が多いですから、むしろ実家よりも星空を見る機会というのは遥かに少ないはずなのです。しかし、鳥取にきて星空を見る機会が増えたというのも、必然というか、でも不思議な話です。

 だってね、昔は、そんな真夜中に外出する機会なんでありませんからね。すると当然、夜空なんて見ない。でも今思えば、当時から満天の星空に対する興味と憧れというのは持っていた。だったら近くの明かりの少ないところまで行って見て来い、いつでも見られるだろ、と今となっては思うのですが。

 そして今、満天の夜空を見て、一つため息をつく。
 白鳥座くらいは辛うじて、夏の星座だから分かるのですが、確かに時が経つにつれて、その位置が段々、変わってきているのが分かるのです。
 そうか、こうしているうちに、刻々と季節の移り変わりが進んでいるのだな、と感じるのです。

 そしてまた、ふと夜空を見上げる。
 …星が見えないや。
 ちょいとパソコンの作業をしすぎでした、目にロドプシンが足りておりません。


旅前の情報収集

2006年08月26日 | 凡日記

 いやほんとに、ネットの恩恵に授かっている日々です。
 旅行に向けて、色んな情報をネットから引き出しては、コピペして、オリジナルのガイドブックを作っていました。そして今日も、色んな情報を探しています。

 特に、列車やバスの時刻を確かめられるのは良いですね。いつも、効率の悪い旅ばかりしていました。しかし今回は「世界遺産完全制覇」が目標なだけに、1日1日をかなり計画的に過ごさねばなりません。
 だから旅をする前から、予め大まかな計画が立てられるのですから、いいですね。
 …逆に言うと、今までの旅はそんな準備など全然やってこなかった、ということなのですが。

 そしてこの情報収集なのですが、マニアックな場所になると、日本語のガイドとか旅行記は非常に少なかったりするのですよ。仕方が無いので、英語の文章も読み漁らないといけない訳です。
 しかし不思議なもので、必要に迫られると、英語で書いてあろうとも、難なく読み込めるようになるものです。もはや英語の文章を厭わなくなってしまったのです。情報の餓えは、言葉の壁を取り払ってくれるようですね。
 ですから、オリジナルのガイドブックの中身も、英語の文章がぎっしり書いてあります。

 ここ2,3日、ずっとこんな風に情報収集ばかりに没頭しております。まぁ他の仕事もしているけれど。
 しかしこれもまた、楽しみの一つですよね。旅の楽しみは、旅をしているその時間だけではないのですよ。前も楽しいし、後はずっとずっと先まで、楽しい思い出に浸ることが出来ます。ふと腹が立ったことまで思い出しては鬱になることもありますが。


環境サミット路線変更

2006年08月25日 | 【大学時代】環セミ

 環境大学「環謝祭」で行われる28日のイベント、「環境サミット」。

 そのことについて今日も話し合いを行いました。
 今日は、鳥取市街地、商店街の「パレットとっとり」。明日、何か祭りがあるようですよ。

 その2階の休憩スペースみたいなところで話し合いをしたのですよ。
 しかしながら、これまでの話し合いの流れや、他サークルとの協力が得られなかったなどから、ちょっと路線変更をせざるを得なくなりました。

 行政への提言は今回は置いておき、学生と識者を交えたパネルディスカッションを行おう、ということになりました。

 しかしながら、そのテーマを決めるために、紛糾してしまいましてねぇ。
 なんだかんだで、話し合いに3時間も費やしてしまいましたよ。
 熱いですね、皆さん。集まったのはみんな、4年生という年寄りばかりなのに、血気盛んでございます。


 「環境サミット」についてはどうなることやら、これから調整をしていくのですが、風紋祭の「環境ゼミ」は、予定通り行いますよ。
 鳥大・環大の環境系サークルおよび環境に興味のある方を一堂に会して、意見交換会を行うのです。

 2006年10月14日土曜日、午後1時より。
 共通教育棟202講義室にて。

 環セミの皆さん、是非来なさいよ!
 鳥大の学生さん!なるべく来てくださいね!
 その他鳥取市の皆さん!興味と時間があれば是非足をお運びくださいませ!


★「環境ゼミin風紋祭」のサイトはコチラです


さっきはああは言ってはいたが

2006年08月25日 | 雑感散文

日付が変わって、
昨日のブログで、
「調査票は諦めた」
なんてコト書いていたけれども。

そのあと家に帰って、
「プロフェッショナル」を見て、
またしても感化されて、
そして己を顧みて、
「俺は今の状況で良いのか?」
「今出せる力は出し切っているのか?」
そんな思いに駆られたのです。

このままじゃいけない。
そう、奮起しました。
というわけで、
ただ今8月25日午前2時半前。
目標だった、
8月までに調査票を完成させる、
それに向けて仕事です。

幸いにも、
「色」についてのまとめを
意外と早々と終わらせました。
一つ仕事を済ませると、
とたんに目の前が開けていくような
そんな開放感に浸れますね。
本当は、
押しに押しているのだけれども。

兎に角それで弾みをつけて、
しばらく仕事をしていました。

しかしながら
人の心というものは、
コロコロと変わりやすいものです。
早くも飽きが来まして、
今やこうやって、
ブログに記事を書いて
心を落ち着かせて
いるのであります。

本当に、人間って、
勝手気ままで、
すぐに意見を変えるものです。

それは、惑星の「定義」のように。
現在の太陽系銀河の惑星の数は、9個。
それが、12個になるとか言って、
はたまた8個に減らせとか言って、
ゴチャゴチャしています。

毎日新聞で、
ある人に取材をしている
記事があっておもしろかったです。
占星術の先生です。
さてどんな声が帰ってくるのやら、
とその記者は期待したのでしょう。
すると、
「冥王星が消えてなくなるわけではない。
星占いとしては影響はない。」

しかし寧ろワタクシは、
このコメントを見て、
それもそうだと思ったのです。
そして気がついたのです。
太陽系の惑星が9つだなんて、
誰が勝手に決めたんだ、と。
そしてもっと思ったのです。
科学って、もしかして、
全ては自然現象ではなく、
全ては人間の都合に合わせた
「定義」に過ぎない、と。

そんなことを考えると、
本当に、
自然とは、
普遍とは、
真実とは、
一体何者なのだろうと
首を傾げてしまいます。

本当は、そんなもの
無いのかもしれない。
いや、あるんだけど、
「定義」という
狭い籠の中に
押し込めすぎていた。
彼らを、
不自由にしていた。

そんなんだから、
これはAか、Bか、
これは○か、×か、
などと無理やり
「分類」、いや、
引き裂いていたのかもしれない。

全ては二者択一。
突き詰めていくとね。
カテゴリーって言うのは、
そうでしょう。
日本語では「範疇(はんちゅう)」
なんて言い方をするけれど、
英語には「絶対的な」という
意味合いも含まれている。
どっちつかずは許されない。

しかしこの自然界には、
そういったどっちつかずは
ごまんといるわけです。
生物の分類学の歴史を
紐解いていけばよく分かります。

自然の摂理は、
人間が追求するのは
かまわないのでしょう。
しかしどうも、
人間に掌握されることを
嫌っているかのようです。
たとえ人間側は、
善意として、
真実を求めようとも。
まぁ自然からすれば
そんなものも結局は
人間の都合なのでございましょう。

そして研究は
混迷に混迷を極め、
議論が激しくなり、
結局有効な解答を見出せずじまいに
先延ばしになるケースなんて
しばしばです。
しかしそれらの人間の行動も、
これまたどっちつかずな、
自然の「摂理」と
一致しているのかも
しれませんね。

人間もまた、
カテゴリーに収まらない、
つかみ所のない
不思議な存在なのであります。
人間自身も、
「定義」の囚われの身に
なることを忌避しているのかも
しれませんね。

自然も気まぐれだけれども、
人間も気まぐれなものです。
従来は常識を逸していた
科学技術がどんどん進み、
従来の例に当てはまらない
異常気象がどんどん起こる。

前までは異端説だったものが
今では常識となり、
前までは「ウソ」「偽り」だったものが
今では「真実」と思われたり。
しかしまた、
ひっくり返るかもしれない。

だから、
またしばらくすれば、
太陽系の惑星も
9つに戻っているのかもしれない。
下手するともっともっと
増えているのかもしれない。
冥王星も、
認められたり
蔑まされたり。
ただ太陽の周りを
回っているだけなのに、
波乱万丈な人生を
送っているものだ。
尤も冥王星は、
そんな騒動を知るよしもないか。

何十億年も
回り続けている冥王星には、
70数年でコロコロと
立場を変えられる
「定義」の気まぐれさを、
蟻が通り道に餌があるのに気付き、
さて持って帰るか、
仲間を呼ぼうか、
それともとっとと帰ろうか、
その程度の、その一瞬の判断、
というか気まぐれにしか
思っていないのかもしれない。

そして己もまた、
こうやってブログに
書くことに飽きて、
ふたたび研究の
仕事に戻るのでした。

めでたしめでたし。


【流儀】夢実行までのプロセス

2006年08月24日 | テレビ

 今回の「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)は、半導体ベンチャーメーカーの飯塚さんでしたね。
 HPを見たのですけれども、ちょっと番組内容とは違ったり、番組では言わなかったようなことも書いてありますね。まぁ、2倍楽しめるからいいのですが。

 今回のタイトルが「リスクをとらなきゃ、人生は退屈だ」となっていますが、どうも、飯塚さん本人はそう思ってはいらっしゃらないようですよ。
 リスクはとりたくてとっているのではなく、とらざるを得ないのだ、「リスクをとることは目的ではない」といっておりますからね。
 しかしながら、「リスクは夢をかなえるためにはしょうがない」ものだと、おっしゃられています。「夢」をかなえるために、ハイリスクは見破って避けつつも、たくさんの困難を抱えていかなくてはならない。
 だから、題名は間違っているんですよ。「リスク」が目的になっちゃっていますから。「夢をかなえなきゃ、人生は退屈だ」。これが、真の題名ではないでしょうかね。

 題名こそ間違ってはいたものの、しかし飯塚さんの信念と言いますか、生き方には感銘するところが多々あり、またしても多くのものを得たように思いました。
 HPに書いてある「プロとは」の答えとは若干違うのですが、番組中「プロとは」の問いに、こう答えていらっしゃるのですよ。

 将来の夢を把握して、提示して、実行できる。

 将来の夢に向かって今何をすべきかを考え、そして今何を実行しているか。よく、夢をかなえるためのプロセスが注目されがちなのですが、ここで傍と気がついたのは、己の夢は明確なものか?ということです。
 己の夢の姿を、しっかりと突き詰めて描ききれているか、青写真のまま詳細設計まで進んでいないのではないか。夢に向かって、とか言いながら、その夢は実はぼんやりとしていて、ある程度の軸はあるのでしょうが、ゆらゆらと揺らめいて、つかみ所の無くて、その結果自分の中に妥協とか迷いとかが生じてしまうのではないかな、と思ったのです。

 明確な夢を持っているかどうか…、それは、「提示」することにより、確かめられるのではないかなと思うのです。
 自分が持っている夢を、他人に上手く説明できるのか、そして上手く伝えられるのか。それが出来なくては、自分の夢はぶれている。
 そして他人から見て、自分の夢への問題点や欠点、あるいは矛盾点はないか、伝えてもらう。そういうフィードバックの効果も期待できるのではないかな、と思ったりもしました。

 確かに今の自分の中にも、夢が幾つかあるけれども、それがしっかりとした、軸のあるものであるか、今一度ゆっくりと考えてみよう、と決意しました。
 夢を叶える前に、まずその夢をしっかりと把握しておかなくては。


ガイドブック製作

2006年08月24日 | 凡日記

 さて今日は、何とか8月中に作っておこうという目標は立てたものの、結局完成しなかった卒論の調査票作りを諦めました。おい!

 でもね、そうしないと、かなり日程が詰まってきて、大変なのよ。
 まぁ、8月中旬にぐてーっとサボっていた自分が悪いのだけれどもね。

 じゃぁ今日は何していたのかと言いますと、ガイドブック作りをしていました。
 1週間後に行く国の世界遺産のガイドを、ネットからコピペしまくって作るのです。

 そしてガイドブックとはまた違う、オリジナルの世界遺産情報濃縮本を持っていって、その国の世界遺産を全て制覇するのです。
 でもね、世界遺産マニアは、それだけじゃないのよ。
 真の世界遺産マニアは、「暫定遺産」というものまで調べて、それも全て制覇しよう、としているのよ。

 しかしながらこの「暫定遺産」。
 当然というか何と言うか、ネットでも本でも、情報が限られています。
 中には、日本語の情報が皆無だったり。

 そんなときは、仕方無しに世界遺産センターHPの、英語情報を読んでいくしかないのです。
 英語、英語、エーゴ、えーご、…。
 うーむ、頭が痛くなるばかりです。
 しかしそこは世界遺産マニアの意地です。読めない英語をガンガン読み、何とか暫定遺産の情報も全て網羅しました。

 いやそれにしても、近年のネット環境の整備とコンテンツの普及は、本当に有難いものです。
 大袈裟なまでに分厚いガイドブックを購入しなくても済むんだから。
 必要な情報だけ取り寄せて、編集して印刷すれば、オリジナルのガイドブックを製作できる、このヨロコビ。
 でも結局、大袈裟なまでに文字ぎっしりのガイドブックが出来てしまったのですが…。


夏の終わり─後編

2006年08月23日 | 凡日記

写真:着色後の、夢兎(ゆめと)君です。
    わらべ館のおもちゃ工房にてお待ちしております。


前編の続きです。
前編はまたしても
バイト先の宣伝を繰り広げた
展開となっておりましたが、
今度は哀愁漂う
徒然草子です。

今日は8月23日です。
よくよく考えてみたらですよ、
小中学校時代の自分は、
この頃は必死になって、
眉をひそめ目尻をキリリと上げて、
全力で取り組んでいたことが
あるのですよ。
それはもちろん、
夏休みの宿題。

つまり8月下旬というのは、
もはや夏休みではないのです。
それを実感させるのが、
8月20何日かにあった
登校日ですよ。
この登校日を迎えたら、
もう夏休みは
終わったも同然。
7月中に片付ける目標を
常に立てておきながら、
結局手をつけずじまいだった
宿題をいっぺんにやってしまうのです。

時には徹夜をして、
美術の宿題を
完成させていたりもしました。
そんなんだから、
昔の図工・美術の
成績は最悪だったんじゃないの。
今となっては考えられんわぁ。

そんな苦い思い出しかない
8月下旬。
しかし大学生になったとたん、
そういったものから開放された。
開放されてから早4年。
すっかり忘れていた。

そうだよな、
大学生の場合は、
8月下旬ってまだまだ
夏休み真っ只中だもんな。
むしろ、
夏休みの半分も
過ぎていないのだ。

すっかり当たり前のことに
なっていたけれども、
昔の自分からしたら、
これほど極楽の夏が送れようとは
夢にも思わなかっただろうに。

でも悲しいかな、
これで最後の
極楽の夏なのだ。
だから思いっきり、
楽しまなくては。


確かに夏休み真っ只中
ではあるのだが、
ふと朝晩のことを考えると、
もう夏は過ぎてしまったかな、
と思うのだ。
カレンダーに目をやれば、
今日は処暑と書いてある。
秋の気配を感じる頃だ。

そして今(もうすぐ23時なのだが)、
耳を澄ませてみれば、
虫の声が聞こえてくるではないか。
秋の主役たちだ。
夜になっても、
街灯近くで元気よく容赦なく
ミンミン鳴いていたセミたちも、
いつの間にやらいなくなった。
そういえば、
蝉の死骸を道端で
よく見かけるようになった。
夏の主役たちの降板か。

昼は相変わらず蒸し蒸しして、
直射日光が痛い日々が
依然として続いているのだけれど、
それがもうすぐ
去っていくのだということを
感じ取った今では、
残暑というのも
有難いもののように思える。

夏男としては。


…うーむ、悲観的過ぎる。
むしろ、

秋に失礼だ。

それでは、秋が好きな人を
好きにはなれんぞ。

いやいや、もちろん
秋も大好きですよぉ。
でもやっぱりね、
夏が一番好きなの。
だから寂しいんだよ今。


夏の終わり─前編

2006年08月23日 | 凡日記

写真:着色前の、夢兎(ゆめと)君です。

さぁ、今回もしっかりと
宣伝させていただきますよ。
今日は夏休み最後の、
わらべ館のバイトだったのです。

そして今日のわらべ館は、
何と入場者数
150万人を突破
したのであります!

すごいですねぇ、
すさまじいですねぇ。
だから何か、
賑やかだったのですかねぇ。

その記念イベントのために、
取材に来られたのでしょう、
いなばぴょんぴょんネット
ロケハンも来ておりました。

ん…。
あのカメラマン、
よぉく見ますと…。
ワタクシが1年のときに、
湖山池で子供たちと遊ぶ
企画などの手伝いで
お世話になりました、
当時4年の先輩では
ございませんか!

いやぁ、まさかね、
こんなところでお会いするとは。
そして今もなお、
ワタクシは子供たちと
遊んでいるような
仕事をしていますからね。

まぁ、そうこう
話しているうちにですねぇ、
いつの間にやら、
150万人を突破して
いたようです。
ホントにいつの間にやら。
何の連絡も無かったですよ、
コチラには。
挙句の果てに、
もう一人のバイトの人と
「達成は明日にお預けかな」
なんて話していたのですからね。


ところで。
そんなおめでたい
今日のわらべ館。
やはり、夏休みのピーク
(盆最終日の15日)
が過ぎますと、
お客さんも数が
少なくなってきたのが
誰の目からも明らかです。

県外組は、
もういらっしゃらないでしょう。
あとは、鳥取組の
夏休みの宿題
追い込み班でしょうか?
お待ちしております。

そうか、もうそんな時期かぁ。

(後編に続く)


I completely used the contents of a freezer.

2006年08月22日 | 食生活

 さぁて、冷蔵庫内完全消費企画です。
 本日はいよいよ、冷凍庫内の完全消費が達成されそうです。

 冷凍庫内に残っていたのは、冷凍3色野菜。トウモロコシ、角切りニンジン、緑豆の3つが入ったお野菜お得パック・アメリカ産です。

 これは炒飯を作るために購入したわけであり、そのために中華鍋も購入していたわけであります。
 しかしながらいつしか炒飯を作らなくなってしまい、同時に3色野菜も使わずじまいとなってしまったのであります。

 そして冷蔵庫にも、しばらく使っていなかった、ケチャップが入っておりました。
 このケチャップの消費も兼ねるために、今回は「炒飯というかピラフ」を作ったわけでございます。

 そんなわけで米を1号炊き、それを全て鍋の中にぶち込み、炒飯というかピラフを作ったわけであります。
 ところが思いのほか、3色野菜の量は多かったです。
 どのくらいかというと、米1号分。
 というわけで、米2号分に相当する、炒飯というかピラフというか寧ろただ炒めてケチャップで誤魔化しただけだろ料理が、完成いたしました!

 あまりの量のために、完食は翌日まで持ち越しと相成りました。
 というわけで翌日、冷凍庫内の完全消費達成です!

 でもまだあるぞぉ、冷蔵庫内には。


また寝過ごしちまったよ

2006年08月22日 | 凡日記

 あれっ、おっかしいなぁ。

 昨日ね、アサガオの花を写真に撮るために、早起きしようって、意気込んでいたの。

 でも起きてみたらさぁ、16時だったの(!)。

 ぅぁ、12時間も寝ちゃったよ!ヤバイ!

 …てか、早起きを決意しといて、何時に寝てんだよ!


 いつも熱帯夜にうなされておきながら、その暑さに似合う夢を見てしまったのが、いけなかったのでしょうね。
 それは、東南アジアを旅する夢を見ていたの。1週間後、現実になるわけだけど。

 とある国の飛行場から、意気揚々と出てくるユースイさん。
 プラプラと街の繁華街を歩いて、そういえば両替をしてないや、ハッハッハと思って、近くの銀行へ。
 そこで両替してもらうも…、あ、1万ちょっとしか持って来てねぇや、10日間大丈夫かなぁと思いつつ、両替してもらう。
 ここで問題発生。「両替」の英単語が分からない。
 もちろん答えは「exchange」。しかしテンパると、それすら出てこず。
 とりあえず、「チェンジ、チェンジ、ディスカントリーズマニー」などとのたまって、難を逃れるのであった。

 その後は、ぶらぶらと北へ伸びる道をひたすら歩く。
 どんどん郊外から離れていく。
 そりゃそうだよ、今から遺跡を見に行くんでい。
 タクシーなど使わずに、ひたすら歩いていくのが俺流。
 しかし、これまでの旅でもそうだったが、結果的に多くの時間を浪費するだけで、終いには迷子になるというオチ付の結果となるのであった。

 それでも懲りずに、歩き続ける。
 その理由は、値段交渉などであまり言い争いをしたくないから。
 そして、あまりお金を使いたくないから。
 …でもだんだん分かってきた。タクシー代なんて、せいぜい数十円や数百円よ。どう考えたって、時間を大事にしたほうが良い。
 いつもね、帰国して旅を振り返るときに、そう反省するのだけど。

 だから今回は、なるべくタクシーとかを使って、時間を節約して、効率よく旅をしよう。
 …でもなぁ、そう分かっておきながら、また夢の中で、同じように歩いていたし…。
 同じ失敗を繰り返しそうだよなぁ。
 俺の夢って、正夢どころか現実の世界とあんまし変わんないからなぁ。


 さて。
 時間を大事にしたほうが良い、というのであれば。
 12時間も寝るんじゃないよ。(自戒)