BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
ブログ1、3、4に載らない
「その他」がメインのブログ。

夏の終わり─後編

2006年08月23日 | 凡日記

写真:着色後の、夢兎(ゆめと)君です。
    わらべ館のおもちゃ工房にてお待ちしております。


前編の続きです。
前編はまたしても
バイト先の宣伝を繰り広げた
展開となっておりましたが、
今度は哀愁漂う
徒然草子です。

今日は8月23日です。
よくよく考えてみたらですよ、
小中学校時代の自分は、
この頃は必死になって、
眉をひそめ目尻をキリリと上げて、
全力で取り組んでいたことが
あるのですよ。
それはもちろん、
夏休みの宿題。

つまり8月下旬というのは、
もはや夏休みではないのです。
それを実感させるのが、
8月20何日かにあった
登校日ですよ。
この登校日を迎えたら、
もう夏休みは
終わったも同然。
7月中に片付ける目標を
常に立てておきながら、
結局手をつけずじまいだった
宿題をいっぺんにやってしまうのです。

時には徹夜をして、
美術の宿題を
完成させていたりもしました。
そんなんだから、
昔の図工・美術の
成績は最悪だったんじゃないの。
今となっては考えられんわぁ。

そんな苦い思い出しかない
8月下旬。
しかし大学生になったとたん、
そういったものから開放された。
開放されてから早4年。
すっかり忘れていた。

そうだよな、
大学生の場合は、
8月下旬ってまだまだ
夏休み真っ只中だもんな。
むしろ、
夏休みの半分も
過ぎていないのだ。

すっかり当たり前のことに
なっていたけれども、
昔の自分からしたら、
これほど極楽の夏が送れようとは
夢にも思わなかっただろうに。

でも悲しいかな、
これで最後の
極楽の夏なのだ。
だから思いっきり、
楽しまなくては。


確かに夏休み真っ只中
ではあるのだが、
ふと朝晩のことを考えると、
もう夏は過ぎてしまったかな、
と思うのだ。
カレンダーに目をやれば、
今日は処暑と書いてある。
秋の気配を感じる頃だ。

そして今(もうすぐ23時なのだが)、
耳を澄ませてみれば、
虫の声が聞こえてくるではないか。
秋の主役たちだ。
夜になっても、
街灯近くで元気よく容赦なく
ミンミン鳴いていたセミたちも、
いつの間にやらいなくなった。
そういえば、
蝉の死骸を道端で
よく見かけるようになった。
夏の主役たちの降板か。

昼は相変わらず蒸し蒸しして、
直射日光が痛い日々が
依然として続いているのだけれど、
それがもうすぐ
去っていくのだということを
感じ取った今では、
残暑というのも
有難いもののように思える。

夏男としては。


…うーむ、悲観的過ぎる。
むしろ、

秋に失礼だ。

それでは、秋が好きな人を
好きにはなれんぞ。

いやいや、もちろん
秋も大好きですよぉ。
でもやっぱりね、
夏が一番好きなの。
だから寂しいんだよ今。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿