BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
ブログ1、3、4に載らない
「その他」がメインのブログ。

ボラではないが─智頭で稲刈り(2)

2011年09月24日 | ボラ活動

 ボランティアではありませんが
イベントに参加してきましたの2日目。

 自然教室のイベントで、
鳥取地図で稲刈りしてきました。



 広さ1反の田圃。
 ここを20人以上の人海戦術で
刈ってしまいます。

 無農薬の水田です!
 それだけに、雑草刈りや
稗刈りなどが大変だったという事です。



 最初は子供に鎌を握らせて、
一つ一つ刈り進んでおりました。

 お昼が近づくにつれ、
早くこの田んぼを刈ってしまうために
勢いをつけてひたすら刈っておりました。

 ちょっと、途中、立ちくらみが…
だが、それがいい。



 そして子どもたちはカエル採りに夢中です。
 でかい。
 カエルって、水田によって
住んでいる種類が違うっぽいです。

 見せてくれたカエルはこんなの。
 トノサマかダルマかは分かりませんが、
いい遊び道具となっておりました。



 残念ながら午後には大阪に向けて
出発するため、最後まで稲刈りおよび
干す方には参加できませんでしたが。

 とても楽しい時間を過ごさせて
頂きました。
 久々の畑仕事に、懐かしい鳥取の景色。
 子供たちとカエルやカマキリで遊んだり、
同世代と仕事の話とか色々できたり。

 また参加させてください。


ボラではないが─智頭で稲刈り(1)

2011年09月23日 | ボラ活動



 今回はボランティアというわけでは
ないのです、イベントに参加させてもらった
といった感じです。

 大阪の子供自然教室が行っている、
鳥取智頭の農業体験に参加しました。

 子供たちと遊びながら、
また力仕事の手伝いもやりましたが、
基本的に農作業を楽しんできました。



 今回のメインは稲刈り。
 集落の田圃は、まさに刈り頃、
たわわに実った稲穂が垂れて、
山間の平地はもう黄金色に輝いている。

 その稲刈りは翌日。
 本日は、畑仕事(及び子供らと遊ぶ)と、
刈った稲を干すための竿立てを行いました。



 そして夜は参加者と
焼き肉パーティですよ。

 同世代前後の、鳥大や環大などの
現役生やOBの人たちで、
大学時代の話や仕事の話、
コワい話などのバカ話など、
いろんな話ができたのがとてつもなく
面白かったです。


 さて翌日は稲刈りです。


ボラ活動─木育ボランティア@熊本

2010年11月28日 | ボラ活動



 6月に「木育推進員講座」を受けました
 その、実践編ということで、今回は行って参りました。
 木育ボランティア@グランメッセ熊本です。

 熊大生ほか沢山のボランティアが集結。
 大学生といろいろ話が出来ましたし、
6月に一緒に受けた方々とも再会しまして、
実に充実した時間を過ごすことが出来ました。

 また、木工作に参加して下すった小学生や
それより下の子どもたちにも接しまして、
たのしい時間を過ごすことが出来ました。
 子供たちも、楽しんで下すったでしょうか、
そうであれば幸いなこと甚大でありますね。

 木の鉛筆立てややじろべえなどの他、
季節柄、クリスマスツリーや門松の工作も
用意されていました。
 で、私はクリスマスツリー班に回されました。

 もう、おかげさまで大繁盛でございました。
 いっぺんに、2人も3人も見てあげなくちゃ
いけないくらいで、てんやわんやです。
 暇そうにしている班から人引っ張ってきて、
何とか回した状況です。
 もうほんとに大変でしたね。だから保育園や
小学校の先生というのは、もっと大人数の、
20人から40人もの子供を見ているわけでしょう、
想像を絶する大変さだな、なんて思いました。

 けれどもやっぱり楽しいですね、子供と接する
というのは。純粋にかわいいですし。
 何より発想が面白いですね。思いもつかない
組み合わせやら工法やらを編み出してくれる。
 こちらも勉強になりますよ。



 ところで、門松は竹、クリスマスツリーはケナフで
造ったのです。
 「木育」とか言いながら、木を使わないでどうする
なんて言われそうですが。まぁそうおっしゃらずに。
 竹は前回のボランティアでも申した通り農山村にとって
重要なことであるわけです。
 そしてケナフはケナフで、鋸を使わなくても
ちょきちょき切れるから便利なものですよ。
 子供の工作用には良いですね。バルサみたいな
感覚ですよ。
 最大で10センチくらいの太さのものが、1年で
育ってしまうわけですよ。草だから寿命は1年ですよ。
 凄いではございませんか。

 このケナフは、熊本の阿蘇で作られているのです。
 ケナフを作られている方ともお会いできました。
 といっても全然商業ベースで作っているわけではなく、
工作用にいくらか作っているのみです。

 小規模でも育てるのは相当大変だそうです。
 ワタクシは、まぁサトウキビやヒマワリみたいなのを
想像していたわけですが。ケナフは高さが4メートル!
にも育つのだそうです。
 今年は台風は九州に上陸しませんでしたが、
ケナフは台風に弱い。それが最大の難点だといいます。
 防風林を設けては、と尋ねたら、発芽時は強い光が
必要なので、それは無理だと言われました。成程。

 だからまぁ、木材パルプの代替材として一時期は
ブームのように持て囃されたわけですが、どうも
国内環境は生産には不向きのようです。
 逆に言うと、ケナフという外来種の自然繁殖を
懸念する声もブームの中ではあったわけですが、
その心配はどうも少なさそうです。

 いろいろと事情があるものです。
 また今日も、大変勉強になりました。


ボラ活動─上益城援農ボランティア<後編>

2010年11月14日 | ボラ活動


 上益城援農ボランティア2日目。
 2日目は竹林整備体験でした。

 竹林というか笹の除伐作業は
以前にも鳥取時代にやったことは
あった
のですが。
 今回は竹林を活かし、育てるという
目的をもっての間伐作業でした。

 そして獲った竹は、後で竹工芸に
利用させていただきました。
(だからあえて「間伐」と表現して
 いるわけですね。)


 午前は地元の竹林整備をされている
方々の指導のもと、数本の竹間伐を体験。
 割と手入れが行きとどいた、しかし
もう少し整備したい広い場所で行いました。
 できれば手の行き届いていない密生した
竹林でやりたかったところですが、しかし
竹林伐採は危険ですし我々素人ですから
まぁ致し方ない所です。

 普段は木のことばかり扱っている
人間ですから、竹のことはさっぱり知らなくて
まぁ心の中では恥じておりました。
 竹は毎年太るものではないのですね。
1年間で伸びきった高さや太さで5~6年
生き続けるのですね。

 竹の年齢は、根元にタケノコの皮が
ついているか否かと、節が新しい白か
黒ずんでいるかでおおよそ見分けるという
ことにも驚かされました。
 そうやって見分けて、4年以上経った
古い竹(しかし工芸には適した竹)を
選んで伐るのです。
 適度に間引きして、若い竹を育て、
またタケノコを育てるのです。

 伐る分には、手鋸で十分できるわけですから
木に比べて楽でいいですね。


 伐った竹を使って、今度は竹工作を
体験しました。

 竹を使って、昼飯です。
 竹飯盒(はんごう)や竹茶碗、竹湯飲み
そして竹箸を作成しました。

 竹飯盒で炊く上益城の新米は格別の旨さでした。
 矢部茶もまた旨かったのです。


 2日目は、「援農」というよりは自分たちが
楽しむに徹した感じになってしまって、
力に慣れていない申し訳なさを感じますが。
 だからせめてここで上益城の宣伝を
したいわけでございますね。

 しかし大変勉強になりました。
 まずは竹に関するごく基本的な知識を
手に入れただけでも収穫です。

 そして竹は、3年くらい伐り続けると、
地下茎が成長をあきらめるというお話を
聞くことが出来ました。
 竹は伐っても伐っても、という嘆きは
よく耳にするのですが、なるほど根気があれば
何とかいけるのかなと思いました。
 しかしそのためには竹間伐をイベント化
するなどして、人海戦術やらでやることなんだ
ろうなぁと思った次第です。


 * * *


 リンクです。
  援農ボラ主催:上益城地域振興局
  今日の活動場所御船町

 どうもお世話になりました。

ボラ活動─上益城援農ボランティア<前編>

2010年11月13日 | ボラ活動


 熊本県上益城にて「援農」ボランティアに
参加してまいりました。
 1日目は柚子収穫体験でした。


 熊本県山都町(旧矢部町)中心地に到着、
「猪鹿"鳥"」カレーを頂きました。
 地元で狩猟されたイノシシとシカの肉と
有機農法で活躍したカモの肉を
利用しているということです。
 臭みが強いので、相当長い時間煮込んで
いるとのこと。そのおかげで大変美味しく
頂くことが出来ました。

 このカレーのアイデアは地元の
矢部高校の生徒が考えたものだそうです。


 中心地よりしばらく走って、
「柚木(ゆのき)」という集落に到着。
 ここが今回お世話になります、
柚子農家さんの集落でございました。

 柚子の収穫を体験。
 ミカンの木とは異なり、柚子の木は
鋭利で堅い棘があるという衝撃の事実。
 手に腕にちくちく刺さりながら、
ひたすら柚子を獲っていました。

 柚子の木1本で、肩掛けの籠が
一杯になるほどです。
 一人当たり3本くらい収穫したでしょうか。
 およそ1時間ほどの作業でしたが、
これがなかなか大変でした。

 しかしこれは、若くて背の低い木だから
こんなもんで済んだのだそう。
 柚子の木は、上へ伸びる性質があるそうで、
背が低くなるよう幹を横に張らせるなどの
工夫が凝らされていました。
 本来なら収量を増やすべく、
わざと上へ伸ばしていたりしたそうですが、
まぁ、木の高さが柚子の価格を反映している
ということなのだそうです。
 高い、古い木は、その棘はますます
堅く長くなっていますから、木に登って
獲るということが難しそうです。


 ボランティア、というよりは「体験」の後は、
温泉に入って、旧矢部町の名所「通潤橋」を
見学しました。
 それから、酒蔵を見学。
 築120年以上の木造酒蔵に感動です。

 この後は集落に戻って柚子選果場にて
焼肉パーティー。
 そして柚子農家さんのお宅に
宿泊させていただきました。

 大変豪華なもてなしを頂き、
まことに感謝感激でございます。
 その分、ボランティアの作業時間が
短かった点が気掛かりです。
 今回は初めてのボランティア受け入れ
ということで、大事な商品を素人にやらせる
事情からあまりできなかったのも
無理からぬことでしょうけれども。
 だいぶ慣れましたので、次回はぜひ
まともな労働力となって、今回のもてなしの
恩を大いにお返しさせて頂きたいと願う次第です。


 そして2日目に続きます。


 * * *


 リンクです。
  援農ボラ主催:上益城地域振興局
  今日の活動場所山都町

 どうもお世話になりました。


ボラ活動─下刈りボランティア

2010年07月18日 | ボラ活動



 熊本県菊池市のとある分収林にて、
下刈り+除伐ボランティアに参加してきました。

 有機農園でお茶作りをなさっている夫婦が
国有林の一部を借りて、森林管理をしているのです。
 スギやヤマザクラの有用な樹を植えつつ、
広葉樹林に戻していく取り組みをなさっています。

 しかしご存じのとおり、森林の管理は
膨大な労力もしくは外注には多額のお金が
掛かるものですからね。
 さまざまな職業や地域から集まった20人。
 森林管理をする人に少しでも助けになればと、
また森の中で仕事をしたいという思いも兼ねつつ
ボランティアに参加したのでした。

 * * *

 まだ若い植栽間もない稚樹や、天然発芽した広葉樹を
しっかりと育てるために、下草を刈る必要があります。
 ですから、ひたすら背の高い笹を刈りまくっていました。

 生い茂る笹は、なかなかに驚異的であります。
 いかにも繁殖力旺盛といった感じです。
 森林の竹問題も言われておりますが、実際問題としては
笹の方が深刻でございますからね。それを実感した次第です。

 さらに驚異的だったのは、萱でした。
 もう、背丈よりも高い笹どもが前に迫ってくる感じで
生い茂っているものですからね。
 これには手古摺りました。
 柄の長い鎌でひたすら刈りまくりました。

 したらば、萱はそれ以上高くは育たないのと
却って雑草や雑木の成長を抑制するから、生やしておいた方が
良いとのことです。
 お昼休憩に、散々萱を刈った後に教わりました。
 早く言ってほしかったのと同時に、なんかごめんなさい。

 * * *

 昼からは少し離れた所で、除伐作業を行いました。
 有用木のヤマザクラなどを残して、その他雑木は
伐ってしまうのです。特にアカメガシワなんかは。

 しかし有用木はひょろひょろ。
 広葉樹でも、モヤシのような林はあるのですね。
 所有者の方は、広葉樹は生えてくるものそのままに
しておけば勝手に良い森ができると思っていたために
そうなってしまったとのことです。

 人工林の場所を天然林に戻すことの困難さ。
 広葉樹施業の手法の未発達と手間の掛かり方。
 なかなか上手いこといかないものだと、
考えさせられるのでした。

 そして今、広葉樹播種の手法として、
「福岡方式」と「宮脇方式」があるそうですね。
 ちょいとそのあたりの知識が不足している私です、
これを機に勉強したく思います。


 * * *

 午前中だけで、1リットルほどのお茶を
飲み尽くしました。
 こんなに汗をかくとは。草刈は過酷です。

 途中で食べた塩黒糖が、こんなに旨いとは。
 塩が旨い。生命の根源を考えさせられる
至福の時間でした。ちと大袈裟でしたか。

 お昼はコンビニ弁当を持参していたのですが。
 御夫婦からの差し入れや、他の参加者からの
差し入れで、テーブルの上はいっぱいになりました。

 手作りのごま豆腐やポテトサラダは大変おいしい。
 福岡おぐに名産「こんにゃく寿司」に驚く。

 地元の料理を挟んで、いろんな人と話ができ
情報交流ができるというのは、大変素晴らしい
ことだとしみじみ思うのでありました。
 ボランティアの「報酬」の一つですね。


ボラ活動─木育推進員講座受講

2010年06月19日 | ボラ活動


 土曜日に熊本大学で「木育推進員養成講座」
が開催されました。
 森林関係の仕事に携わる者として、
また個人的に「木育」に興味を持っていたので、
この催しに参加してまいりました。

 子供たちに木のおもちゃ製作を通して
木材製品の良さから国内外の森林環境問題に
関心を持ってもらう。
 これが木材教育「木育」というものです。

 この木育ボランティア(木育推進員)に
なるにあたって、求められる力をつけてもらう
というのが今回の講座でした。

 というわけで、実際に熊本の間伐ヒノキ材を
用いた玩具の製作実習をしてきました。
 大人でも、つい夢中になって黙々と
作り込んでしまいますね。



 木育推進員に対して、求められる力とは何か。
 それは下記の4つです。

・木育に関する知識、木材や森林に関する知識

・木育に関す連する技能、道具の選択や修理の技術

・教授・支援法、話し方やコミュニケーション能力

・企画・運営力、教材開発や会場設営ひいては広報まで

 これを聴いてワタクシはハッと気付かされる
ところがありましたね。

 自分には、下の2つが欠落しているな、と
思ったのです。
 木材や森林の知識はまぁ職業柄当たり前に
持っているとして(自信はないが)、
道具の使い方などは大学時代のバイトで
養われたところもありますから大丈夫と
思っていました。
 こういう講座を受けなくてもボランティアが
できると思っていました。
 けれどもそれは違う。

 どれが欠けてもいけない。
 4つのトータル力が求められているのだ
と、今回講師であられる熊大教育学部の先生は
熱弁されていました。

 むしろ、自分にとっては下の2つが
ボランティアに求められる力であるとさえ
思われました。

 これは、どのボランティアにおいても
言えることなんだろうなと思いました。
 いくら必要な知識を伝授しようとしても、
相手の心に響かなければ残らない。
 どんなに有意義な活動と言ったところで、
企画に魅力がなければ見向きもされない。
 そういえばマーケティングの世界でも、
ヒット商品は「高品質プラス企画力」、と
どこかで誰かが言っていたような気がいたします。

 いかに相手を面白がらせるか?
 いかに相手を感動させるか?
 いかに相手が関心をもって行動をしてくれるか?

 そういうことを考える機会を頂いた、
大変実りのある講座でございました。

 そして、そういうことを考えさせてくれる、
魅力ある話術やプレゼン力を披露した先生には
脱帽でございます。
 さすがは教育のプロだなぁ。


ボラ活動─枝打ち

2010年05月08日 | ボラ活動


 とある森林へ、
枝打ちボランティアに参加してきました。

 本来ならばこの時期は
枝打ちに適さないのですけれども
(10~3月の厳冬期以外がよいとされる)、
まぁ環境教育や森林浴などの
要素も含んでおりますから、いいですよね。

 相当枝打ちのし甲斐がある、
逆にいえば手入れが行き届いていない
ヒノキ林の枝をひたすら切っていました。
 高枝のこぎりみたいな道具を使って
ひたすら切っていました。

 時間的に1時間程度でしたので、
物足りなさは感じましたが。
 しかし一般の方には山の現状と
施業方法を知ってもらえばよいものですから、
これはこれで意義があるというものです。

 お昼は牡丹鍋をいただきました。
 つまりはイノシシ鍋。
 鳥取時代でもそうでしたが、
山のボランティアの褒美は
どこでも決まっているのでしょうかね、はは。


 それにしても久々の山での作業でした。
 やはりこういうところで働きたい。
もちろん体力的にはこんなものではない
疲労を伴うものと承知してはおりますが。
 早くもデスクワークに
飽きつつある頃でございますからね。