BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
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「その他」がメインのブログ。

避暑地

2006年08月15日 | 凡日記

 研究室も、附属図書館も、今週はずっと閉鎖。
 インターネットもクーラーもない環境に、突然放り投げだされた格好です。
 しかしこれはまた貴重な経験ですね。なんだか現在の文明の象徴でありながらそうとは気付かなかった、この2つのものに対する恩恵に授かっているという現代社会への再認識や、それらへの依存度の高さに。

 かといって蒸し蒸しした下宿には居れません。網戸には蝉が止まって、ジージー鳴いて、まるで家の前で下水工事をされている様な騒々しさです。
 下宿を離れて、避暑地を求めました。そして行き着いたのが、環セミ部室でした。結局は、と言った感じですね。

 結局やってきた部室は、今年3月から引っ越した新築のプレハブでして、以前の部室に比べて格段に涼しくなりました。
 扇風機があるからと言うこともありましょうが、まず2階建ての1階であるということと、ドアと窓を開ければ風が吹き通る良好な換気条件が整っているということもありましょう。
 そして部室で仕事をやっていました。パソコンで書類作りです。まぁ半分以上が環セミ関係ですから、ここに来たのはサークル活動の一環であります!決して避暑地を求めて涼みに来ただけではありません!と言えるでしょうね。なにせ、サークル活動に限られた場所ですから(当たり前ですけど)。

 しばらく作業をしていたのですが、突如構内に生息する野良猫さんが入ってきて、マウスを奪われてしまいました。さすがは野良猫さんです。
 これでは仕事が出来ないので、しばらく昼寝をすることにしました。すると野良猫さんも、俺のバッグの上で昼寝をしてしまいました。
 小一時間ばかり昼寝をしたら、こっちに擦り寄ってきて、腕組みの中で眠ってしまいました。まったく、餌もやったことないし、撫でてやったこともない人間を、よくここまでなつく事が出来るなと呆れたを通り越して感心してしまいました。

 すっかり眠ってしまったところを起こさず静かに出て行き、接吻されまくった顔を石鹸で丹念に洗いました。ネコの口には時に危険な菌がいることがありますからね。
 その後ここ最近の習慣となった、環セミ畑とBOX前畑の水遣りを行いました。
 水を撒くという行為は、随分と心を涼しくしてくれるものです。いや実際に、周囲の温度を下げてもいるのでしょうけれども。
 すると野良猫さんが再び現れました。今度は擦り寄ってこず、何か警戒をしているようでした。
 メリハリのあるヤツです。部屋ではゴロゴロしておきながら、外に出たらすっかりハンターです。おそらくバッタやカマキリを食べて生きているのでしょう。BOX前畑のバッタやカマキリは、すっかり巨大化してしまいましたが、でも数が少なくなったなと感じていたからです。

 再び部室に戻ると、親から電話がかかってきました。
 そういえばこの4年間、お盆に実家に帰ったことがありませんでしたから、祖父と祖母の墓参りに行っておりませんでした。
 だから、テレビ電話で「墓参りばせんね」といわれて、墓参りをしました。黙祷しながら、「これがいわゆるデジタル墓参りか」という複雑な思いを抱きました。

 本日も、実に暑い日でした。でも夜になるとすっかりと過ごしやすくなりました。いや実際には熱帯夜なのでしょうが、もう慣れっこです。
 夜になって、大型スーパーまで買い物に行きました。お米がなかったからです。
 2ヶ月前に10キロの米を買って、切らせてしまいました。不思議なものです。大学に入って、少々の変動はあれど一貫して、月5キロ消費のペースを崩してはおりません。
 ワタクシは、日本人の米消費量の平均を越えるという、日本の稲作農業維持への貢献をいたしております。ただしここ最近は、格安な米ばかり買っておりますが。

 夜になると下宿でも快適に過ごせます。そして本日もまた、夜更かしをしました。
 深夜が、一番仕事の能率が上がるんですもの。