BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
ブログ1、3、4に載らない
「その他」がメインのブログ。

「天」とは

2006年08月27日 | 雑感散文

昨日ね、
飯を食べならが、
なぜか突然ひらめいたのですよ。

ひらめいたというか、
発見したとでもいうか。

兎に角ふと思ったのは、
the God というものは、
とかく日本人や
他の仏教や土着信仰などの
多神教にはぴんと
来ない感覚だが、
何故だろうかと
考えていたのですよ。

でも、まてよ、と
思ったのですね。
the God と言うものは、
日本などの東アジアの
人々が考える、
「天」
というものではないかな、
ということに、
気がついたのです。

…いやもっとも、
それに早くから気がついた人も
いらっしゃるかもしれませんが、
兎に角ワタクシは
昨晩初めて気がついたのです。

「天」。
天の恵み、天の思し召し。
この、天というものは
一体何なんだろうかと
いうことを突き詰めていけば、
それが the God を信じる
心理のヒントに
なるのではないかな、
なんて思ったわけです。

日本人は、
多神教でありながらも、
何者か分からないけれど
壮大なものや、
森羅万象全てを
包み込んでいるものを、
「天」として考え、
それを崇めた。

しかし、
「天」は「神」とは違った。


でもたまに何かこう、
哲学的なことを考えては、
頭を浄化しようとする、
そんなときもあるよね?

だけどあんまし考えすぎると、
頭の中で糸が
繋がるとか解けるとか
言う前に、
ぐしゃぐしゃになって
しまうこともあるから、
気をつけないといけないのよ。

しかれども、
そうやってそこはかとなく、
普遍のテーマについて
思考実験を行うのも、
いい現実逃避なのよ。

そうか、
昨晩のワタクシは、
現実逃避をしていたのか。
やることが多すぎて。


国府町草刈ボランティア(後編)

2006年08月27日 | 【大学時代】学外活動

 さて、国府町上地での棚田草刈ボランティアの続きです。

 水路沿いに奥へ奥へと進むにつれて、人工林の森に入ってきました。
 スギやヒノキよりも寧ろ、アカマツを沢山植えているようでした。

 その人工林を横切って、さらに奥へ奥へと進んでいきます。
 もう、山の等高線沿いに進んでいるだけですから、ちょっと足を踏み外せば、軽く4,5メートルは下に落ちることが出来ます。
 よくぞこんなところに水路をば、古の百姓たちは作ったものだなぁと感心してしまいます。

 そして12時過ぎに、ようやく今回の水路の終着点が見えました。
 実はここは滝の水路から水が流れ出しておりまして、人工物とはいえその滝は、とても風靡で、涼しげなものでした。
 この滝のところまでが実に2キロメートル、さらに滝の上にはまだ2メートルもの用水路が続いているのです。

 そんなに遠いところから水を引っ張ってこなくては、棚田というものは成り立たないものなのでしょうか。(改めて、)驚きです。
 だから、「棚田を保護しましょう」というからには、大変な労力と時間を、見えないところにかけなくてはならないのですね。

 水路掃除が終わったあと、公民館に引き返す前に大根畑に連れて行ってもらいました。
 そこにはたくさんの大根が植えられていました。冬支度のために、大根は欠かせない食材とのことです。

 ですがもっと驚いたのが、そこの棚田の美しさです。
 横に長く、しかも湾曲した棚田が、幾重にも連なっているのです。
 その景色はまさに圧巻です。これは実に美しいです。鳥取にこんなに綺麗な棚田があったとは思いもよりませんでした。
 全く、しょっちゅう各地の農村に足を運んでいるのに、農村の一つ一つが、異なる地形や趣、そして景観を持っているのですから。まぁ、当たり前といえば当たり前なのでしょうが、しかし実に色んな農村の姿があるものです。


 さて作業から帰ってきて、公民館にたどり着くと、お昼御飯の準備が出来ていました。
 地元名物の山菜料理や猪鍋などが、卓上に並んでいました。

 そして、この棚田で取れた酒米でつくられた日本酒をもって、乾杯です!

 今回の感想は…毎度のことながら、とても楽しかったです!
 そして、秋の棚田の美しさは、ここが最もたるところではないかというほどです。来てよかった、と思いました。


国府町草刈ボランティア(前編)

2006年08月27日 | 【大学時代】学外活動

 今日は 学生人材バンク の紹介による、鳥取県国府町上地にて、棚田灌漑用の水路沿いの草刈ボランティアを行いました。
 学生の数は6人だったのですが、市内などのボランティアの方々が大勢集まり、総勢50人ほどの賑やかなボランティアとなりました。

 草刈とは言いましても、釜を持ってひたすらに刈っていくのかと思いきや、地元の方が草刈機を使ってどんどん刈っていって、我々ボランティアは、水路のゴミ(刈草)掃除や水路周辺の刈り草よけくらいでしたよ。
 なんだか申し訳ないな、若い力を利用してくださいなとも思うのですが、安全面で色々な問題があるのでしょう。

 とはいえ刈り草よけも大事な仕事です。水路を詰まらせてはいけませんからね。それに今回は人が多かったので、さほど大変さを感じなかっただけです。

 ただひとつ大変だったのは、水路の長さがハンパないということです。
 聞くと、今回掃除した水路の長さは、何と2キロメートルにも及ぶのだそうです!
 実はこの先にもまだまだ水路は延びていて、総延長は何と4キロにもなるのだそうです。
 この水路を、毎年土砂を書き出したり草刈をしたりして管理をせねばならないのですから、大変なのです。
 こうやって水源から引っ張ってきて、ようやく美しい棚田群に水を供給することが出来るのですから。とかく棚田は手間隙かかるのです。
 
 こうして、朝9時半に始まった草刈は、12時まで続くのでした。

 さてその途中、水路沿いにはたくさんの生き物がいて、感動してしまいました。
 まずはカエル。とはいっても、普通のニホンアマガエルではありませんよ。
 本当に様々な種類のかえるを見あけたのですが、特に体長5センチほどと大きく、きれいなエメラルドグリーンのような色をした、名前は存じませぬがカエル君がおりました。

 そしてもっと驚いたことに、ウシガエル君もいらっしゃいましたよ。外来種じゃなかったっけ。まぁいいか、とにかく愛嬌たっぷりで、コチラのドッキリ作戦にも協力していただきましたよ。
 見事その作戦に引っかかった後輩は、足を踏み外して2メートルほど崖から転落しましたよ、(もちろん見ていて安全だと分かった上でのことですが)大笑いしてしまいましたよ、ワハハ。悪いですねぇ。

 他にも、でっかいオニヤンマが4,5匹くらいぶんぶん飛び回っていたのに驚きましたね。
 アブにもまとわりつかれた上に、オニヤンマが目の前まで突進してくるのですから、昆虫恐るべしです。


>>後編へ続きます。