河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

猿の惑星:創世記(ジェネシス)はモーションキャプチャーの傑作

2011-09-19 | 私と歩行分析
10月7日に公開される映画:猿の惑星:創世記(ジェネシス)はモーションキャプチャーの傑作である。
これは是非映画館で見たい。

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スポーク損傷の処置

2011-09-19 | 医学・医療
久しぶりに創傷処置のことを書く。

この女児はおばあちゃんの自転車のうしろに乗せてもらっていてスポークに足を巻き込まれた。
スポークでアキレス腱部の皮膚がえぐり取られていた。
このようなけがのことをスポーク損傷と言う。
もっとひどいと骨折を伴うこともあるが、この子は大丈夫だった。

下の写真は、受傷後2週間ちょっとであるが、既に上皮化がかなり進んでだいぶきれいになりつつある。



浸出液が多く、適度の湿潤環境を保つために、ハイドロサイトという創傷被覆材を当ててその上にポリウレタンフィルムを貼って処置をしている。
ハイドロサイトには弾力性もあるので当たっても痛くないというメリットもある。
このような傷以外に、生爪が剥がれたような傷によい適応がある。

傷自体は生理食塩水でそっと洗うだけで消毒はしない。



元々がまん強い子であまり泣かなかったが、最近は慣れてきて処置の間中、ぺちゃくちゃといろんなお話をしてくれる。



後もう少しできれいに治るだろう。
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報告書を書きながら原発被災者の補償金請求に思う

2011-09-19 | 大学
現物を見ていないので何とも言えない部分はあるが、ちょっとこれは無理なのではないかと思った。

現在、東京電力が被災者に3月から8月分の半年間の補償金の請求受付をしているのだが、その請求書の書式が何十ページもあるそうだ。
説明書は160ページほどあるという。
しかも、支払ったものは領収書の現物を添付して、さらに請求のチャンスは1回だけだという。
つまり後からあれもあったと気づいても、もう支払われないということである。

説明資料や請求書類が解りにくい、領収書なんて保存していないと言う声がわき上がり、ある村はもう村を挙げて請求を拒否すると声明を出した。

東京電力の立場からすると公正な支払いという観点からこういう形にならざるを得なかったのは理解できる。
しかし、普段書類など書き慣れてなく、ましてや避難を経験している人に、こんな膨大な書類を書けと言ってそれがうまく機能するはずがない。

私など、年がら年中書類を書きまくっているが、それでもこんな作業はごめんだ。

中にはノイローゼになる人も出るのではないだろうか。
被害を受けた人が請求でまた苦しむというのもおかしな話だと思う。

お年寄り(本日は敬老の日)や、書類作成ができない人には何らかの簡易請求を認めないとどうしようもないのではないだろうか。

補助金の報告書をまとめながら、痛切にそう思う。
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