katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピーターさんと出張教室

2022-11-19 07:28:12 | モザイクタイル教室

今日は午後からフェルメールのリピーターさん教室なんだけど、午前中は、その縁取りを彫って・・・そんな中、外に出ると大家さんがまたポーチの床を張っていて・・・縁取りの合間に、またプチッとお手伝い。

ちなみにこれは大家さん。大変だわーって言いながらやっていたのね。まぁそれでも何でも器用にやっちゃうのね。って事で、フェルメールの方。とうとう目地をしたのね。これで後は額縁を張ったら完成。後一息って所まで来たのね。一言で凄いって思われる完成度になったと思うのね。

それと平行にやっているのが、ミニテーブル。

今日は合間に緑の部分を張ったのね。これだけ・・・って思う人に説明すると、フェルメールは似せるだけなんで、楽譜通りに弾くとか、レシピ通りに作るとか、図面の通り・・・みたいに、指示通りなんで、極端に個性を出す方向性では無いのね。それがオリジナルって言うのは、常に考える。

指示は全て自分なのだから。全く制作する姿勢が違うのね。だからいちいち、どーする?って事になるから、これかな、あれかな?の繰り返し。それをもし全て図面のように描いてから始められる人なら、そうすれば良いが、普通はそんな事は難しいと思うのね。しかも、モザイクをしたいのに、絵を

描き続けないとならないし、完成するまで作れない・・・って言うのもどうかな?となると、常にメインディッシュありきで、そこから1つ1つ積み上げるって方法を取っているのね。つまりこの場合、五角形のタイルを使いたい・・・ってだけのスタート。それを張ったら、この後どうする?って、

外側から1日1つのデザインだけ進む感じね。こうして1つ決まれば、4つで1つのデザインなんだから、次回はこれを真似して3回繰り返す。こうして行けば、終わったときにの感覚は、あー、私はこんな感じにしたかったんだな・・・って感じになる。それを見て、ここはこうした方が良かったとか、

思ったとしても、その時の最善であり、後出しジャンケンは、見たものの変化なんで、いかようにもしやすい。良く先人の話に、最初は真似からって言うが、その通りで、フェルメールを真似して、あれこれと切る、張る技術を練習して、その技術を持ってして、オリジナルを作るにあたって、

考える・・・って言うのは、全く持って違う技術であって、上手く切れたからと言って、オリジナルが上手いとは限らないのね。だから、楽譜通りに弾けても、素敵な歌を作れる訳では無いし、図面通りに作れても、素敵な家のデザインが出来るか?って言うのは別の話なのね。

そんな後は、出張教室。

こっちも、初めてのモザイクなんで、何しろ良く見てその通りに切る・・・の繰り返しなんだけれど、当然、初めてだから、その通りには切れない。だから、その細さで切れないから、例えば10個切らないとならないのに、1個しか切れないのでは話にならないが、5個だとする。それなら半分。

そうなると、それがデフォルメってスタイルになるのね。要するに似ているんだけど、大げさな表現になる。それを8個、9個となれば、かなり本物に近いから、リアルになるから、似ている方向になるのね。それで、この方は?って言うと、かなりリアルな方向になっているのね。でも初めて・・・

それでは時間で補うしか無いのね・・・質はある程度、時間で解決するものだったりするのね。その最たるもんが、フェルメールの方。2年掛けて作ったら、あそこまで再現出来た。恐らくアトリエに40回位は来たとして、100時間超えだと思うのね。ほら労作展の子達になった・・・。

その位掛けると、人は凄いって言い始める。少なくとも、仮に技術が未熟であっても、手を抜いた所が無いのだから、凄く見えて当たり前なのね。それが本当に凄いと、技術もあって、手も抜かない・・・ほら、もっと凄くなった。そしてもっと凄いのは、そこにアイデアなんて乗せるのね。

凄いって言うのは、そうした積み重ねなのね。つまり初めてであっても、知恵と工夫は俺が担当出来ても、やるのは本人だから、その人がどの位の時間をやってくれるか?は本人次第であって、約束した時間での構想だから、約束時間を大幅に下回ると、約束通りには仕上がらないのね。

そうなると、後半大きくはしょる事になる。それがもし大幅に時間を増やされても、どんどんとスペースは少なくなるのだから、精々バックを凝る位の程度で、メインに変化は無しってな事になるのね。こんな説明をすると、予定は未定であって決定では無いって言葉に重みが増すのね。

そんな事を踏まえると、今の所、質の話は全く問題無しであって、後は約束の時間を守れれば・・・の話になるのね。


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