katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ユ-ミンの作品展に行く・・・・

2009-09-27 21:45:51 | 世界遺産をみんなでつくろ!
朝、アトリエに歩いて行く途中、キウイから電話が掛かって来る。
話の内容はほとんど電車?平気なの?行ける?ってお母さんみたいな事・・・あははは

いつもならかぐやがやるような事。おいおい俺46歳だぜ・・・親父が良く言ってたよ・・
口と金ありゃ何とかなる・・・って。とは言うものの今日はかぐや不在・・・

さて南行徳に着いてキップを買おうとすると、えぇぇぇ無いじゃん行き先の駅・・・
いくらのキップ買うんだよ・・・まっ良いか。適当に買って置けば・・・

前途多難な滑り出し。まっ大手町の乗り換えすれば1回だけ・・・

幸い座れてラクチンって感じだったが、隣に座った子供が靴を脱がずに窓の外を見る。
前に親がいるのに注意もしない・・・誠に残念だが俺には関わる必要の無い事・・・

大事じゃないモノに費やす気力は無い。近くでは携帯が鳴る・・・大きな声で話す奴が
いる・・・眼を閉じれば益々耳が拾ってしまう・・・・うんざりする。

眼を開ければ大した女じゃない奴が大股広げて座っていた・・・ガッカリにもほどがある
見たい時は見たいと言うからしまってくれ・・・と言いたくなる・・・

そんなこんなの乗り換え。すると階段の工事があったらしく誘導員さんが昇りは右でと
上下で声を掛けている・・・にも関わらず左を歩く奴がいる・・・

人のようだが犬や猫にも見えて来た・・・こりゃレンジの取り扱い説明書に食べ物以外
入れないでくれ・・・って書いてあっても不思議じゃないなっ。

すると、ホ-ムでビックリ。なんだこのフェンス。あぁでもこれなら人は落ちないなっ。
俺の子供の頃は黄色ボツボツのついたタイルのみだったけれど・・・・
無事乗り換えると、車内にビックリ。画像に宣伝が流れている。

すげぇ、と思いきや目の前の家族の子供の読んでいる本がハングル文字。えっ?
韓国の人?俺の知っている日本じゃないな・・・ここは銀河鉄道999みたいだなっ・・・

しかも車内放送が英語で何とかライン・・・とか言ってたなっ・・・不安になって来る。
何しろ英語が苦手で毎回テストじゃ25点狙いだったからなぁ・・・・

まっこれも幸いで特急で終点。間違いようは無い。ただこの電車は結構時間が掛かりそう
・・・でも今度は空いていてゆっくり出来る。

だから今度は視覚。派手な中ズリ広告。インパクトはあるが下品な色使い。と思うと
品はある色使いだな・・・と思うと内容はカチカチ。

途中、人が乗って来る・・・どの人も上品な感じで男の人もお洒落・・・と思いきや
駅名聞いてなるほどね・・・やっぱあか抜けているわっ。

さて駅に到着。さてハ-ドルがあったっけなっ。乗り越し・・・えっと・・・げぇ機械。
なるべく最後になるようにゆっくり歩いて大正解。

次の電車が来るまでじっくり考えられる・・・おいおいお前は田舎から出て来た婆さんか

さて駅から何とか出るけれど・・・どこだろうか?ん・・・と悩むがあれ?観た事ある
オブジェだなっ・・・俺ここ観た事ある。

確かに数年前にやはり教えた子の時観に来たし・・・あぁ俺、車の時と電車の2回来た
んだ・・・って思い出した。って事は、景色で見覚えある所を探すしかないなっ。

ん・・・右じゃない。って事は左かぁ・・・さて道が何方かに分かれている・・・・
ん・・・あっ、日高・・・このラ-メン屋通った。こっちだ・・・って歩き出すと、

上を見てガッカリ。書いてあるじゃん。もう間違えず着けるのね。
校門の前でユ-ミン母に電話すると、やっと会えてほっとする。

挨拶して端から見る。何度か来ているから知ってはいるが、明らかに親がやったなっ・・
って言う作品あり、凄いわこれって作品あり、こいつサボったなって作品あり、

様々な人間模様を見ている気分・・・けど凄いのはビックリを越えている・・・
こんなの中1で作るのか・・・この先続けたらおっかねぇ・・・

そんな中のこんな感じのユ-ミン。親バカなのね・・・とても良い。けれど、確かに
賞を貰った子の作品は凄い。これは致し方無い。ただね・・・野球とサッカ-比べて

いるみたいで・・・何とも表現し難い。そんな時、ユ-ミンと会う。おぉぉぉ。
まっ仕方無いなっ、お疲れ様・・・

そんな中、俺はモザイク先生だから、他のモザイクは?って事で・・・こんなのがあった




これらなら他と遜色は無い。両方とも良く頑張っているし子供らしい。


これは確かに上手いが、残念な事に目地がしていないのとオリジナルじゃない事は
問題はあるのかな?良い腕なんだけれどね・・・



これが引っ掛かるのね。右は受賞作品。ん・・・これねぇ、切らないモザイクの技法
なんだけれど、切る事が腕なんだよねぇ・・・これだとモザイクと言うより

プログラミングの技術であって誰でもそれさえあければ並べるだけ・・・むしろ隣の
モザイクの方がモザイクらしいし、腕があると言えるんだけれど・・・・

そしてこれ。
確かに凄いのは凄いんだけれど、本当に夏だけで出来るの?これ・・・

もしそうなら、俺もうかうか出来ないね・・・ビックリ。

こうして見ると良い事はモザイクをしている人がいる。それはモザイクを仕事としている
俺にはとても嬉しい。がしかし、審査をする以上もっと先生にはきちんと見て欲しい。

何が良くて何が悪くて、何が足りなくて、どうしてこうなったか?みたいにね・・・・
審査をするってのも作り手に向き合うのだから、失敗すると事件だって気迫が欲しいね。

おそらく主旨はこんな所だと思うのだけれど、一芸を大切にするだとか、文武両道やら、
勉強だけじゃなく・・・とでも・・・

だから、例えばオリジナルにするとかル-ルがあればデザイン性重視となるだろうし、
オリジナルじゃなくとも、最初は真似から入るものだから、その道のテクニックを

見る事も出来るだろうし、いくらでも方法はある。

しかしね、絵画、彫刻、書道・・・などはその道の大先生はいるだろうが、モザイクと
なると、学校に講師がいる訳じゃないし、いたとしても見劣りするだろうね・・・・

他の先生と比べるとね。こう言う矛盾をいつか解決したいものだ・・・・
俺がそう言う先生と肩を並べられるようにね・・・・

そうすれば少なくともモザイクの分野だけはきちんと批評出来るようになれるのだけれど

感想はまだ続く。ここは学校なのに、額が何十万もしそうなものもあった。
これって何なのだろうか?いささか疑問に感じた。

俺はそれよりもこいつの作品にお金を出してやると立派な研究だ・・・と感心する作品に
共感したし、ラデン細工やニュ-ウェイブ的作品にはビックリした。

ラデンのような伝統工芸の古き良きモノへの着眼点、そうかと思うと新しいモノへの想像力。甲乙つけ難い。そんなモノ作りの姿勢は共感した。

そうかと思うと、ラジカセからオリジナルの歌が流れていて素敵だった。

テクニックを中学からひけらかすようでは先は余り無いだろう。それよりもいかに続けたい・・・と思う気持ちがにじみ出ているそんな作品に判らないながらも共感する。

そう言う作品の製作日誌は心を打たれる。お前この夏、遊ばず頑張ったんだなっ。って。

しかしね、一芸や文武両道なんてものは一番本当は難しい。そして、ものつくりは時間が掛かる。何かを犠牲にした上に成り立つもの・・・・それが事実なのだ・・・・

そう言う事も言えると思う・・・だからとても残酷にも見えた・・・・
それでも生き残った奴だけが残る・・・それが人と違った人生となる・・・

俺はまだ夢の途中で成功者では無いから、頑張れなんて上目線では言えないが、
来るなら来い、絶対負けないって気迫と今までやって来た実績で叩く・・・・

中学生だから子供とは思わない。卓球少女やゴルフ少年、サッカ-・・・いくらでも
プロには若手入る。モザイクに限らず芸術とくくればどいつもライバル。

そう言う点では刺激にはなった。でもこんな事も思う・・・・
ユ-ミンのようにしっかり作った奴の先生をやれたのは光栄である。

しかし、もっと力を付け自慢出来る腕を持った先生になりたい・・・・そう思う。
勿論立派な人間なんて言っている訳じゃ無いよ・・腕だよっ腕。


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