katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピ-タ-さん親子教室

2012-09-16 06:02:03 | モザイク教室
今日は以前体験された事がある方が、初めてのお母さんを連れていらっしゃる。
そして2人でお孫さんへのプレゼントに・・・と言う事なのだけれど・・・・

下地の準備の段階では、下絵のお知らせが無く、海のイメ-ジで・・・としか判らず、
そんな事から普通・・・となり、中央に鏡に・・・となったのね。

さてそんな中、10時半からスタ-ト。さてそれでは何を作りましょうか?内容は・・・・
となる。えっと・・・貝とか・・・と数点下絵を見せて貰ったが、

どう考えても中央を鏡にした事が作りづらくなっている・・・それなら鏡をずらして、
大きめなスペ-スを取れば作りやすかった事になる・・・その説明をすると、

お母さんが簡単に理解される・・・・ん・・・ひょっとしたら・・・・となる。
何か?・・・と言うと、その後、すぐに判る事になる。

そんな事を踏まえて、魚にしようか・・・となって、その魚についても細長い魚が有利で
マンボウのような太った形の魚じゃない方が良いですよ・・・・の話をしても、

またまたすぐに理解される・・・・そして魚の絵を図鑑を観ながら描く事になるのだが、
お母さんがサラサラと、とても描き慣れているタッチですんなり・・・やっぱね。

つまり何か絵画に関係する事を習った事があったり、絵に経験値がある・・・そう思って
いたのね・・・さっき俺は・・・。さっきから絵に自信があるとか、何らかのモノ作りを

していた・・・とか、そんな事を込みで、それらを作るにも下絵は必要だったり、
いずれにせよ絵を描く・・・これに経験値がある人である・・・それをたっぷり匂わせる

・・・そんな感じだった通りだった。って事。となると、心配なのは2つ。
手馴れないモザイクって分野である事。何しろタイルを切る何て事は今までに無かった。

・・・はずで、しかも上手く出来る保障は何処にも無い訳で・・・勿論初めてにしては
って言う程度にお考えなら、十分に越えられるだろうが、もし今までの絵画のように・・

・・とか、今までのモノ作りのように・・・サンプルありの状況であった・・・と
それと同じような成功な結果を当たり前のように思っていたら・・・・これが1つ。

もう1つは、年齢・・・ロングランに体力が持つか?・・・つまり結果が出たとしても、
何しろとんでもない時間が掛かるだろうから・・・・そんなこんなのスタ-ト。

さてそれでは下絵も終わった事で、左右対称って言うように下絵を写して、片方づつ
2人分かれて半分半分に分かれて作ったのね。

カラフルなのがお母さん。紫なのがリピ-タ-さん。当然リピ-タ-さんは一度と言っても
タイルを切った事がある。だからスイスイと迷い無く進んで行く・・・所が、

お母さんは?と言うと、これも当然ながら戸惑いながら・・・なので、スピ-ディには
行かない・・・しかも、チラチラと娘さんを見ては、あら早いわね・・・となる。

ん・・・ここは何とかしないと・・・・となる。後から確認済みなのでスバリだった
のだけれど、何しろお母さんと娘さんと言うペアは仲良しさんは仲良しさんなのである。

けれど、この関係はモノ作りの場合、最近ではのりちゃん親子が良い例で、お母さんが
達者で何をしてもスイスイと手際良くこなす・・・・器用な人だったりした場合、

その目で見ると、常に大きくなっても子供に見えて・・・何々ちゃん大丈夫?と、
幼い頃のまま・・・・だったりして、常に上目線だったりする事がある。

確かに今までならすべてその通りで、結果も経験値等で何事もお母さんがたけていた・・
と思われるのだけれど、初めての事を一緒にスタ-トしたのだから同級生となる。

しかもタイルを切る・・・経験値なんてありゃし無い・・・結果どうなるか?
そう親子とは言えライバルになるのね・・・別に悪い事では無いけれど・・。

となると、今までとは違って思いの他、娘さんが良い結果を出す・・・なんて事も多々
ある。今ではのりちゃんのモザイクはかなりお母さんに認められている・・・・

ではそれを踏まえると・・・娘さんは1回でもリピ-タ-。だから2年生って感じになる。
お母さんは1年生・・・となれば、娘さんが上手くても早くても別に不思議じゃない。

けれど、やはり気になる・・・だからチラチラ見たりする。逆に娘さんは一切観る事は
無い・・・恐らく終わらないかも・・・頑張らなきゃ・・・私が進まないと・・・

と経験値からプレッシャ-は掛かっていたはずなのね。それも後から聞くと、最初に
気合入って後半息切れしちゃいました・・・・って。

つまりこんな事だろうから・・・も踏まえた指導は、少しお母さんよりに・・・となり、
何とか娘さんと歩調が合うとか、ペ-スとして見劣りしない・・・と感じられるように

・・・とか、何とかお母さんの気持ちが落ち着けるように・・・ここが大事になって来る

所が絵画の経験者。要するに一体どんな結果になるのか?って言う想像が付くまで、
張れない・・・となる。そんな事から切っては置くだけ・・・の繰り返しになる。

ん・・・それではやっぱり辞めた・・・違うわ・・・これじゃない・・・となりがち。
だってすべてが暫定だから・・・何1つ決まった事が無いから。

例えば油絵だったりして、重ねるって事が出来る。塗り足す、削る、ぼかす・・・・
色々と手法があるが、どれ1つとしてモザイクには役に立たない・・・。

だって、色は作れない。単に選ぶだけ。選ぶにしてもぺきぺき・・・・色数は知れている
例えば赤は1色のみなんて感じ・・・・こうなるとひとまず置いて見て雰囲気を見る・・

それしか方法は無いのだけれど、いくら置いても所詮暫定。これはここと決めて、
それに合わせて行く・・・その繰り返しで成立するものなのね・・・モザイクって。

しかも、さっきのやり直しのような手法は一切利かない・・・つまり張ったら剥がせない
全く持ってすべてに置いて逆の発想がモザイク。

やっぱり塗り足す、やっぱり削る、ここはひとまず・・・後で何とか・・・どれもこれも
モザイクでは無理な話。決めた事に合わせる・・・それがモザイク。

それをお母さんにどう伝えるか?どう傷付けないで伝えるか?そしてどうやる気を起こさせるか?更にどうやって娘さんと互角にするか?更に欲張るのなら、いかに1人の作者に

見せられるか?・・・・さてさて。所が俺の説明を興味深く聞いてくれる・・・
あれ?と戸惑うのね・・・何でだろっ・・・ほとんどすべてがあっ・・・本当だ、

そうなのかぁ・・・凄い・・・とすべてに置いて理解してくれる・・・だって笑うから
笑顔だから・・・こんな表情はかなり付き合わないと見られない事が多い。

つまり信頼関係に置いて成立するもので、これも後で聞くとなるほど・・・となる。
実はここに来る前に娘さんの作品を見て興味を持って、ネットで俺のホ-ムペ-ジを

観てくれたらしく、観た事が無いものばかりでここに来るのを楽しみにしてくれていた
らしいのね・・・。そんなだから倉庫だって言う事も気にならないし、

純粋にモザイクのみの評価をして下さるから、殺伐としていても全く問題にしない。
むしろ興味を持って質問される。しかも腕を認められている・・・を前提なので、

きちんと話を理解しようとしてくれる姿勢が、手に取るように伝わって来るし、
何よりもどんな比喩を使った説明をも受け入れて下さるから、話しやすいし、

信用、信頼度がひしひしと伝わるから、こっちも必死に指導が出来る。
何しろ一番大事な表現は、今までの先生とは違う・・・これ。

良くも悪くもこれが俺の生命線。違っている、変わっている・・・は俺の専売特許。
それを知っての上・・・と言われているようであれば、遠慮なく行かせて貰える。

そんな事を踏まえて、目の○からスタ-トして、どんなに時間が掛かっても、グッピ-だけ
は、妥協させずに集中して貰い、最悪の場合はバックで手伝う事にする・・・

何しろ今日、完成する約束で引き受けたのね・・・・。そりゃ地獄の特訓です・・・

そんなこんなで進んで行くと、当然娘さんは、お母さんがグッピ-を終わる頃には、
水草を終えてバックに入る・・・そんなペ-スになって来るのだけれど・・・・

まさかの事態が起こる・・・えっ?娘さんが息切れして来た・・・えぇぇぇ、それは・・
だってエ-スじゃん・・・じゃ誰が進めるのよぉ・・・しかもバックはグッピ-や水草

付近は入り組んでいて面倒な箇所になるのだけれど、それをやって果てしないのを知って
楽な場所のみをやり出しているのね・・・・こらぁぁぁぁ、サボらない。

結局やらなきゃならないのに、楽な所ばかり進めても、後でやな事ばかり続くんだよっ
・・・こらこら・・・となる。所が・・・まさかのお母さんが手馴れて来た事もあるが

全然ペ-スが変わらない・・・それどころか、むしろ早くなっている・・・根気が続く。
だってね・・・終わったのは7時過ぎてたんだよ・・・つまり10時間以上になる・・・

なのにお母さんが、その残した部分をせっせと入れているのね・・・凄いぃぃ。
根気あるぅぅ。是非続けて貰いたいものなのね・・・モノ作り。

向いているのね・・・根気があるもの。きっと続けて行けば必ず結果が出るから。

しかし良く持ったのね・・・良く終わったのね・・・何より何より。
勿論、この結果・・・2人共にご満足。喜ぶね・・・きっと。って帰られましたとさ。

俺もほっとしたのね・・・・特訓教室はさ・・・後半恐ろしく乱暴になるのね・・・
最初、きちんと時間を取ってメインを作るから、そこはたっぷり時間を掛けて教えるが、

後半は終らせる為に、俺は終わらせる為の段取りが沢山あって、構っていられないのね。
そもそもバックに入ったら悩む事はそうそう無いし、もし悩む事があったとしても、

ちょいと口で言えばね理解出来るようにはなっている・・・・のね。
ただね、終わるには終わったが、本当はじっくり教えたい訳で・・・・。

ただ、選択されたのが今日中・・・それなら終わる事が一番。その後にグレ-ド。
だから俺の役目はグレ-ド維持の為の注意・・・場合に寄っては嫌がらせにも思われる

・・・・そんな事ばかり・・・あっここ、あっそこ・・・まるで姑の掃除検査みたいなね
あはははは。そんなこんなだから、気を使うのね・・・時間制限の中ではね・・・特に。

後半は言葉使いなんかにゃ構っちゃいられないのが本音。終わってなんぼだろっ・・・
ってね。それが連続教室なら、最後まで同じペ-スで出来るのに・・・・。

そんなこんなの気分的にも、いたたたたってなる訳なのね。けれどご満足な顔を見て、
これで良かったんだな・・・・って思えたりもする・・・・そんな感じなのね。

しかも結果としてのグレ-ドもまずまず。1日で完成なら十分でしょ。お疲れ様でした。




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