katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

昔馴染みのお母さんがやって来た

2012-09-25 00:42:25 | モザイク教室
と、その前にサンプルの続き・・・・気持ちが削られていくのね・・・サンプル作りは。
何しろ、作家katsuとサンプル作りは全く反対の趣旨な訳で・・・。

方や作家katsuは人とは違う個性的なものであり、真似を出来ないようなもので、
凄いは当たり前で・・・・となり、サンプル作りはみんながやれるもので、難易度を

上げずに、またやりたくなる・・・そんな提案の出来るもの・・・となる。
そんな中で、今日もあぁでもない・・こうでもない・・・となる・・・

暗礁に乗り上げた感が満載だった・・・それを昨日の指導の中でのシンプルとは・・?
の、自分の指導を当てはめた時に、今まで色は使った繰り返し・・・・って事から、

色合いは決まった・・・そんな事を1つ1つ掘り下げて完成・・・とは言うものの、
色々な事を踏まえて今回も作っては見たが・・・・良しっって達成感よりも、

これで良いのか・・・?本当に・・・とやり残し感たっぷり・・・そんな感じ。
ただ楽しみなのは、この後にすぐに聞いたかぐやの感想と昔馴染みの感想・・・

実はいつものように恐らくこうなるだろう・・・って言うのは用意してあって、
1つはもし2人が凄い良いって言った場合、俺の感想が単に思い違いとなる訳で・・・・

何しろ方や弟子。最近の俺を知らないはずが無く、モザイクの技術論も理解している。
方や昔馴染みはかぐやの知らない頃から知っていて、けれど数年会っていない・・・

こう言う違う環境の人の意見が一致する・・・これは信憑性が増して来る意見となる
可能性がある。なのに、作った本人だけがそうで無いとなると、体験者は俺では無いから

満足度があったと判断してくれるなら作り手の俺のエゴとも言えるかも知れない・・・。
次はかぐやが良くて、昔馴染みが、ん・・・って場合。

こうなると、今度は技術論などが入ったとも言える。つまりこれが初心者の難易度として適正であるか?とか、大きさ、値段・・・ただこの場合、お客さん目線では無く、

主催者の目線とも言えるかも知れない。むしろ拾うべきは昔馴染み。
モザイクは体験程度しかやった事は無い。だから確実にこの下地を使うような人である。

その人が、ん・・・となると、それは問題が山積みになる・・・
そうなると、今度は俺の感じた事は、そう言う事を踏まえて感じたとも言える事になる。

では逆に、かぐやが、ん・・・となって昔馴染みが良いって言った場合。
この場合は、俺もかぐやも単なる思い込み・・・となっても良いだろう・・・つまり

体験者に一番近い昔馴染みの意見が一番体験者に近い意見なはず・・・・。
それか逆に、経験値ある2人が、ん・・・なのだから、経験値の少ない昔馴染みが

何らかの判断の誤りがあるのか?・・・・いずれにせよ、こんな事が考えられる・・・
そして後は全員が、ん・・・となったり、更には最後は単なる好み・・・こんなオチ

そんな事も起こり得る事の1つとも考えられる・・・さてさて。

そんなこんなのやって来る少し前に、かぐやに感想を聞くと、悪く無いんじゃない・・・
となる。実に判り易い反応である。かぐやは日高氏と同じくらいはっきりしている。

本当に良いと感じたら、良いぃぃぃって歓声を上げているね・・・つまり悪く無い・・・
そう凄く良いじゃなくて、凄く悪く無い・・・こんな表現にも当てはまらない、

最低ラインはクリア-程度の反応だった・・・こんな感じなのだろう。
そう感じたのは、単なる歓声を上げなかっただけでは無く、何処がどう悪く無い?の

質問に、コロが可愛い素材、中心部のクラッシュがモザイクらしい・・・ここ。
そもそもコロの素材の淡さは確かに俺の所に来る生徒さんには受けが良い。

だからかぐやの意見は上乗せになり、その通りなのだろう。ただその後の中心部・・・
の話。実はそれはどうかな?って事。岐阜に行って知っているはず。

そもそも大抵のモザイクは切らないドットア-トが多い。つまりそう感じたのは、
俺発信のモザイクから言うと、切る行為の中で一番簡単そうに見えて、一番シンプルに

見えた・・・かぐやにはね。でもキウイを始めタピオカ・・・と経験者はクラッシュが
難しい・・・と言う。ただここも良く聞くと・・・・ペキペキ以外のタイルの場合・・・

なのね。つまりぺきぺきの場合、大きいタイルをランダムに・・・だから、メリハリが
出しやすいが、小さい場合、どう切れば良いのかな?・・・となり、難しく感じる。

つまり経験値のある人が難しいと感じるものが、初めての人にはどう感じるか?となる。
ではリピ-タ-さん達の最近の作品を思い出して貰いたい・・・。みんな4分の1とかを

スイスイと切っている・・・その人にランダムにクラッシュ・・・と言うと、若干
戸惑っていたりする。つまり○、□と決まった形は目指す事が出来るが、任意って言う

のは、決まった事をする事が出来ないので、経験値が必要になる・・・
そこで戸惑ったりして、考えてしまうから立ち止まってしまったりする事がある・・・

ここを考えると、ひょっとしたらかぐやは完全にkatsuの教室はこうである・・・って
言う考えを固定観念のように持っている・・・だとしたら一体、何があるのか?となる。

実は恐らくかぐやの中では、カルチャ-教室はお洒落が一番大事と思っているのね。
俺もそれを受け入れて何度も試みるが、かぐやに合格を貰えた事は1度も無い。

しかも、受け入れないとも取られている・・・そこで今回は前回の公津の杜のサンプルも
踏まえて、考えて見た・・・前回の鏡のサンプルは生徒さんには良い反応を貰っている。

がしかし、俺は四苦八苦でやっと出たサンプルで、とても良いとまでは行かないもので、
当然、かぐやも俺も、今までの中では良くなった・・・そんな程度だった。

何故なら理由は1つ。お洒落じゃないから・・・そこで以前、かぐやにお前のお洒落を
聞かせてくれ・・・と言うと、良く聞く単語が並んでいた・・・・では逆に俺は?と

言うと、世界の国宝級のようなもの・・・・つまり神々しいもの・・・・
全く出会うはずの無いものである・・・だからかぐやと意見が食い違うのだった。

そこで是正を重ねて、もっとカジュアルに・・・って俺の考え方を封印すればするほど
俺らしく無い・・・になって行く。では俺らしいとは何か?・・・それはおふざけ。

それが大作の場合、きちんとした割合の中におふざけが少々になるが、小物では
大きくおふざけになってしまう・・・それが良くも悪くも出てしまう事・・・・

さっきは神々しいものだったのに、次はおふざけ・・・・とても極端である。
つまり前回のサンプルは、神々しさもおふざけも無い、普通を目指すがテ-マだった・・

単に個性を消すだけ・・・だから花で、ありきたりになった。個性は意地で通のみが
判る同じ事の繰り返しのパ-ツ。つまり切る技術のみをプライドとした・・・・

何ともお粗末な話である。それを踏まえて、すべての考え方を一掃する事にした・・・
ぺきぺきは柔らかくてつかいやすいから、体験で・・・。これすらもね。

それを試したのがキ-ホ-ム。ぺきぺきと山周タイル・・・経験者は固いと言い、
初めての人は、初めてだからそれが普通と思い、特に苦労なく切っていた事・・・

それとのりちゃんのお母さん。山周タイルを固くて無理・・・と言って諦めかけていた。
しかしながら、ぺきぺきに切り替え、今ではあの作品。

つまりやる気になれば、固さは関係無い。しかもそれをクリア-すれば、何でも出来る。
ではカルチャ-教室に通う人はいかがなものか?入会費など色々払って、やって来る・・・

と考えると、本講座に来るような人なら、目的意識ははっきりしているような気もする。
勿論、何と無くって人もいるだろうが・・・。なるべく思い込まないように・・・・。

そんな中、かぐやが以前作ったテディベアのモザイクが良かった・・・と言う。
そこできっかけとして受け入れた。つまりお題の普通さ。やるやらないはともかく、

可愛いって趣旨に当てはまるから。そこに素材を可愛いってコロを選んだ。
つまり可愛い繋がり。そしていつものおふざけをしない事で、より普通になった。

つまり普通のテディベア。更に文字。自分の字は捨て、本に載っているようなものにして
更に色も同じ・・・何もかもが普通になった。そして俺色は消えた・・・

さてこれを昔馴染みはどう観るか?実に面白かった。katsuらしさが無いけど、良いと
思うし、きちんと売れば売れちゃうと思う・・・とまで言うのね。

そこで、これは教室のサンプルだよ・・・と言うと、なんだぁそれでか・・・と言うのね
つまりかぐやと同じで、katsuらしくないと言ったのはそこだったのね・・・って意味。

ではそこって何処?らしくないのは何処?それが地味・・・つまり色だった・・・。
昔馴染みはkatsuの初期を知っている・・・初期の作品を見れば小キウイも言うセリフが

ある・・・それは、katsuさん切って無い・・・そう当時はドットア-ト系だった。
つまり今回は昔に戻ったように見えるのね・・・単なる四角のタイルを張ったように・・

ここで何が判るか?つまりかぐやはふさふさ感を出す為にクラッシュで仕上げた方が
良く見えて、しかもクラッシュは簡単で、更にkatsuらしいと思っている・・・

そして昔馴染みは、四角であるモザイクは見慣れているはずで、見ていたのは色だった。
つまりこれをやる人は、色がメインでクラッシュのように切るのが難しく見えて、

四角は切っていないもの・・・と判断する可能性があるかも・・・となる。
何故なら、四角は切ったように見えないから・・・。タイルは四角と思い込み・・・

更に今までなら、ウエルカムに文字もするのだが、あえてガ-デンにしたのも、理由が
あって、まずは外の庭に置いて貰えば良いのは確かに良い。そこも狙いだけれど、

ウエルカムって普通は外にあるべきな気がすんのね・・・でも大抵部屋の中。
実はこのイメ-ジの中では、マンションのベランダ・・・ここも含まれていたのね・・・

プチガ-デン。園芸が流行っているのも本屋で確認したし、それも踏まえてプライド無し
で、テディベアの可愛さ、コロの素材、園芸人気でガ-デン・・・ほぼ人任せ。

しかも普通。これなら失敗してもきちんとした失敗になる。おふざけが一切無いから。
これが普通の監督の失敗の仕方。実は采配と言うのは、誰もがバントと思う時、

奇襲を掛ける・・・まさか・・・とね。それには、確実にこいつはバントしか無いと
思わせる必要がある。前フリにね。何度も何度もね。

ただもし失敗すると、どうして?となり、叩かれる。これが良い事と悪い事は背中合わせ
と言う事になる。ハイリスクハイリタ-ンなのね。

そうなると怖いな・・・って場合、安全に行けば、確実なものを選び結果が出なくても
世論は仕方ないな・・・となりがち。つまりこの考え方が保守。

革新は今までとは違う・・・とやるのだから、奇襲。では俺は?どっちなのかな?
まずはきちんとしたバントを決めたいのね・・・きちんとね。

奇襲から始めると、着崩しでは無くだらしなく見える・・・だからまずはバント。
つまりここの俺って言うのは、展示作品では花であって、山周タイルでなべしきで、

テディベアで・・・上手く行けば、プチおふざけ程度なら、次は出来るだろうが、
失敗すれば、自分らしさを出せずに終わる事にもなる。がしかし、きちんと失敗して

置けば、これは後々に利いて来る・・・・点で考えずに線とするのなら。
勿論、やる前から失敗とは思っていないがね。失敗したとして・・・って保険な考えも

持っての話。そもそもこのすげ替えってアイデアは今後も使えるし、内容次第では
中々良いと思っているしね。

だって金魚のカレンダ-を買う人がいるんだもの。上のキャラが変えられるって考えたら
実に面白くなるでしょ?表札だったりしたら、模様替えも実に簡単。

だから使い道は色々とある。大事なのはバントのサンプルに見えるか?見えないか?
かつてでも、今でも俺のモザイクを知ってしまっている人に・・・がテ-マだった。

つまり、katsuを知ってしまっている以上、katsuへの固定観念を持ってしまっている人と
なる。しかし、やって来る人はアトリエ教室ならば、ネットでも調べてくれるだろうが、

現地のサンプルのみの判断となる。それなら、きちんと、きちんと・・・と見えたはず。
だから前フリに金魚も置いて来た訳で・・・。でも体験も山周タイルでなべしき、

今回もテデイベア・・・で割りときちんと・・・もしギリギリ開催されて、もし夏の
子供教室の依頼が来たのなら・・・そこではおふざけが出来る。前フリも利いているし。

本当に欲しいのは夏の子供教室にあり・・・なのね。俺らしさはここにある。
堂々とおふざけが出来る・・・お洒落じゃなくて可愛い・・・これなら戦える。

勿論、本気でやる気なら、6歳児だろうが、中学生だろうが、凄い・・・と言える作品の
作り方へ連れて行く事も実績はある。ただアトリエ教室は自分がある人達の集まり。

つまり俺はそれをより良くする、編曲屋さんみたいなものだが、カルチャ-は提案。
これやって見ない?とそそのかさないとならない・・・・彼女も女房もいない俺が、

お洒落を持ってして・・・お母さんがやってみたいと思う事を・・・不利だわっ。
でも、これがやる気がある・・・こうなると、俺は本気で指導が出来る。提案出来る。

つまり、その何と無く・・・って人達にやりたくなるような提案をしないとならない。
いつもここにつまづいているのね・・・。個性を出せば出し過ぎちゃうし、押えると

こんなもんかっ・・・ってそこまで止まりになる・・・。そう言う点では、かなりの
送りバントになった気がする。出来た時よりも、今は・・・・。

こんな事を思う1つのエピソ-ドがドゥ-パの本の件。これを生かすには・・・と、
2冊頂いたものを、ウダガワさんとびれっじさんに置いて来た・・・・

他には?とかぐやと相談した時は、2人で考えて無かったはずなのに・・・昔馴染みに
アルバムでエピソ-ドと共に振り返ると・・・・あっ、あった・・・美容院・・・

結局ここも思い込みで同じような考えで探しては、見つからなかった・・・けれど
こうして見つかった・・・実に勉強になる時間であった。

ただこれを全部鵜呑みに出来ないのは、かぐやも昔馴染みも俺よりだからここにいて、
意見が聞けるのであって、何度も聞いてしまっては、結局何処まで行っても、

みんなが新鮮さを失ってしまう事になる・・・人の付き合いもそうだが、どんなに
仲良くなったとしても、この新鮮さは残したい気もするが、とても難しいものである。

ただ逆にその分の経験値は、心強い仲間にもなる。つまりそのステ-ジがある場合ね。
今やるべき事は、かぐやは最初の作品を見て、あの時の自分がこのサンプルを観た時

どう感じるか?であって、katsu側に立って、体験者の気持ちを考えるのではなくて、
いかに初心者の時に戻れるか?・・・なのね・・・聞きたい話は・・・。

だってみんな眼が肥えちゃったんだもの・・・腕も上がっちゃったしね・・・・。
今回の事が理解出来ると、かぐやも良い勉強になったはず。

後は、まな板の鯉。数日後にこれを持って体験教室・・・4名のね。
がっちりアルバムを見て貰うわ・・・・体験後に・・・・。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする