幹事クリタのコーカイブログ

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ピンチをチャンスにした『だれかtoなかい』

2024-04-15 23:29:28 | テレビ・芸能
 毎週日曜日夜9時からフジテレビ系列で放送されている『だれかtoなかい』が面白いです。この番組は1年前に『まつもtoなかい』で始まったのですが、松本人志の芸能活動休止に伴いタイトルを今の『だれかtoなかい』に改題しました。僕は松本と中居の2人MCの時には興味が湧かずスルーしていたのですが、中居ひとりでMCをやるという1月28日の回を見たら、これが滅茶苦茶面白くて、それからずっと見ています。

 松本と中居の時には見る気が起きなかったのは、予定調和感が漂っていたからです。この2人でゲストとトークすれば安定感はあるでしょうが、何となく雰囲気がわかってしまう気がしていました。しかし、松本が突然消えて中居ひとりになった時の中居のトークは彼の「本気」を見た思いがしました。番組存続のピンチに奮い立ったという見方もできますが、むしろ「どうせダメになるなら」という破れかぶれの奔放さが中居の真の実力を引き出したように思います。

 しかもこの時のゲストが秋元康と二宮和也という手練れだったことも大きくて、特に秋元はさすがレジェンド放送作家としての嗅覚だなと感心しましたし、その秋元の繰り出す仕掛けに反応できる二宮の反射神経の良さも手伝って、中居の真価が発揮されていました。さらに翌週からなんと二宮が松本の代わりにMCに座りました。元ジャニーズの2人で日曜夜9時にMCをするという、以前なら考えられないような座組。さらに3月10日の回のゲストが堂本光一と佐藤勝利という現役組で、世代が良い感じに離れた4人のジャニーズトークの面白さは秀逸でした。

 二宮は裏被りする日曜劇場の出演が決まっているということで、昨日からは二宮に代わってムロツヨシがMCになりました。トークが達者のムロなので、もちろん面白いのは間違いないのですが、元ジャニーズコンビよりも俳優であるムロが加わることでトークの幅が広がったことが大きなメリットでしょう。昨日のゲスト吉田鋼太郎と高畑充希もムロと仲が良くリラックスしていました。吉田が気になる俳優として同世代の役所広司の名前を挙げたのはネットニュースになるくらいのインパクトがありましたが、あれもムロがいたからこそ吉田が本音をぶっちゃけられたのではないかと思います。

 トーク番組はゲストとの関係性次第で面白くなる時もあれば盛り上がらない時もありますが、中居とムロのコンビならゲストが心を開きやすいだろうと感じさせます。そして「だれか」がそのうちムロからまた他の誰かに変わっていくのでしょうが、それもまた中居との新たな化学反応が楽しめることになると思うと、松本がいなくなったピンチをこれだけプラスに変えたプロデューサーもまたエライです。
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