最近のテレビ番組で僕がかなりハマっているのが毎日放送(TBS系)の『プレバト!!』です。これは芸能人が俳句、生け花、料理の盛り付け、絵手紙、水彩画などの腕前を競い、それを先生が「才能あり」「凡人」「才能なし」に査定するのですが、特に面白いのが俳句の査定。芸能人が詠んだ名句も駄句も俳人の夏井いつきがバッサリとぶった斬る様が実に痛快です。しかもボロクソに言っていても、そこに愛情がある酷評だけに聞いていて嫌な感じがしないのは、まさに先生の人徳です。
それも単に酷評するだけではなく、きちんとそれぞれの句を添削してくれます。かなり稚拙な句であっても、先生が手を入れるとそれなりの句に仕上がるので、その句の変貌ぶりを見るのも楽しみのひとつ。もちろん添削する時にきちんと俳句の基本を丁寧に解説してくれるので、見ているだけで勉強になります。夏井いつきという稀有なキャラクターを得たことがこの番組の成功をもたらしました。
僕は実は高校時代に俳句結社に入会していたことがありました。と言っても、活動の実態はありません。国語の授業で俳句を作ったことがあり、その中で出来の良かった句を旺文社の受験雑誌「蛍雪時代」に投稿したところ2回続けて入選して掲載されたのです。そして、それを見た岐阜の女子大生から手紙が来て「私たちの俳句結社に入らないか」と誘われて、相手が女子大生だったという理由だけでフラフラと入ってしまいました。
ところが季節は高校3年の秋、数か月後に大学受験を控えていただけに、俳句を優雅に捻っているような環境ではなく、それきりになってしまいましたが、その女子大生とはしばらく文通がポツポツと続いていました。ただ大学生になって余裕ができても、テニスだバイトだデートだ旅行だとチャラチャラ遊んでいたので、俳句を考えることもなく自然と遠ざかってしまい、2年後くらいに退会してしまいました。
だから俳句経験はほとんど無いに等しいのですが、そういうこともあって俳句を鑑賞するのは昔から嫌いではありません。特に種田山頭火が好きで、風呂の中でも読める山頭火の句集を買って風呂に浸かりながら読んでいた時期もありました。自由律の俳句はコピーライティングにも通じるものがあると思っていましたし、実際少しは仕事にも役立ったこともありました。語彙も増えるし感性も高まるので、コピーライター志望の若い人は俳句に触れると良いと今でも考えています。
それも単に酷評するだけではなく、きちんとそれぞれの句を添削してくれます。かなり稚拙な句であっても、先生が手を入れるとそれなりの句に仕上がるので、その句の変貌ぶりを見るのも楽しみのひとつ。もちろん添削する時にきちんと俳句の基本を丁寧に解説してくれるので、見ているだけで勉強になります。夏井いつきという稀有なキャラクターを得たことがこの番組の成功をもたらしました。
僕は実は高校時代に俳句結社に入会していたことがありました。と言っても、活動の実態はありません。国語の授業で俳句を作ったことがあり、その中で出来の良かった句を旺文社の受験雑誌「蛍雪時代」に投稿したところ2回続けて入選して掲載されたのです。そして、それを見た岐阜の女子大生から手紙が来て「私たちの俳句結社に入らないか」と誘われて、相手が女子大生だったという理由だけでフラフラと入ってしまいました。
ところが季節は高校3年の秋、数か月後に大学受験を控えていただけに、俳句を優雅に捻っているような環境ではなく、それきりになってしまいましたが、その女子大生とはしばらく文通がポツポツと続いていました。ただ大学生になって余裕ができても、テニスだバイトだデートだ旅行だとチャラチャラ遊んでいたので、俳句を考えることもなく自然と遠ざかってしまい、2年後くらいに退会してしまいました。
だから俳句経験はほとんど無いに等しいのですが、そういうこともあって俳句を鑑賞するのは昔から嫌いではありません。特に種田山頭火が好きで、風呂の中でも読める山頭火の句集を買って風呂に浸かりながら読んでいた時期もありました。自由律の俳句はコピーライティングにも通じるものがあると思っていましたし、実際少しは仕事にも役立ったこともありました。語彙も増えるし感性も高まるので、コピーライター志望の若い人は俳句に触れると良いと今でも考えています。