メリー秀吉説

　Ｍっちゃんとランチをしました。相変わらず世の中のいろいろなことに対して彼独自の憶測（妄想？）を話してくれるのですが、その中でひとつだけ「まあそうかもな」と思ったのが「メリー喜多川は秀吉と同じ」説。どういうことかと言うと、今回のＳＭＡＰ騒動は、要はメリーが娘のジュリー可愛さに実力のある部下を追い出そうとして、逆にジャニーズ事務所の弱体化を招いているわけで、秀吉が秀頼可愛さにトチ狂って甥の秀次を殺した晩年と同じだということです。

　確かに一連の報道を見ている限りでは、メリーの老害ぶりはひどいと思います。いくら娘に後を継がせたいからと言って、飯島氏のような有能な幹部を追い出して、看板スターを切り捨てるという行為は、私情にとらわれて会社に損害を与えているとしか思えません。上場会社なら株主総会で引導を渡されそうです。それに飯島氏だっていくらなんでも娘のジュリーを下剋上してまで自分がトップに立とうとまでは考えていなかったでしょう。なのにパワハラして追い出してしまうというのは経営者として無能としか言えませんし、ここまで判断を狂わせているという意味では秀吉に通じるものがあります。

　歴史では秀吉は同時期に「唐入り」という更なる暴走を起こして豊臣家をボロボロにしますが、ＳＭＡＰ解散は「唐入り」になりかねません。老醜をさらした後に秀吉が死んで豊臣は徳川に天下を乗っ取られるわけですが、ジャニーズ帝国もメリーが暴走して弱体化したら、そのまま崩壊への道を歩みかねません。家康になるのがＨＩＲＯなのかどうかはわかりませんが、まあファンではない身としては、ジャニーズ事務所が身を張ったエンターテイメントを見せてくれているようなもので、面白いと言えば面白いから良いですけど。