初心者や初級者とテニスをしていて、とても自分に厳しい人がいます。特に女性に多いのですが、少しずつだけど確実に上達していて良くなっているのに、それを誉めても「全然ダメです」と頑なに否定する人がいます。それも謙遜して言っているわけではなく、本当にそう思っているようなのです。何が「全然ダメ」なのかをよく聞くと、自分が理想としている、もしくは目標としているようなプレーができないから、そのレベルに達していないから「全然ダメ」だと思うようです。
でもそれは高過ぎる理想です。テニスを初めて間もないのに、プロのようなプレーができるわけがありません。目標を高く持つことは悪いことではありませんが、それを基準にして自分の上達を認めないのは、逆に上達を遅くすることになりかねません。だって、そうしている限り、いつまで経っても自分で上達度合いを認識できないからです。自分の上達度合いを認識できないということは、どう上達していったら良いかという方法も認識できないということです。
足りない部分を見つけるのは、とても簡単です。錦織のような正確なストロークが打てないとか、フェデラーのような華麗なフットワークができていないとか、ラオニッチのようなサービスが打てないとか、そんなことは誰だってすぐにわかります。理想をはるか高くに持てば持つほど、自分がダメなところはすぐにわかります。逆に上達した部分を見つけるのは少し骨が折れる作業です。上達はほんの少しずつです。どこが変わったのか、自分でもわかりにくいし周りも気をつけていないと気づかない場合も多いです。でも、その上達を見逃さずにきちんと把握することで、どうやって練習したら上達していけるのかが理解できるし、そうすればより早く上達できるようになるのです。
なにより「足りない」ところばかりを見ていると楽しくありません。少しでも上達したところを見つけていけば楽しくなるし、もっと上達しようという意欲も上がります。ポジティブに考えられる前向きな性格の人の方が、テニスの上達が早い上に、楽しく長くテニスを続けられるのです。いつも「足りない」と感じている人は、テニスしていることがだんだん息苦しくなってくるので、結局頑張っていたのに諦めてやめてしまいます。テニスは上達に時間がかかるスポーツだけに、少しずつでも上達している自分を見つけて楽しんでいくことが長続きのコツです。
これは36年間もテニスをやっていて、「まだ上手くなる」と信じて週に3~4回テニスをしている僕の結論です。そして「50の手習い」でサックスやピアノを始めて、未だに楽しく続けられているのも、テニスで学んだこのコツを信じているからです。
でもそれは高過ぎる理想です。テニスを初めて間もないのに、プロのようなプレーができるわけがありません。目標を高く持つことは悪いことではありませんが、それを基準にして自分の上達を認めないのは、逆に上達を遅くすることになりかねません。だって、そうしている限り、いつまで経っても自分で上達度合いを認識できないからです。自分の上達度合いを認識できないということは、どう上達していったら良いかという方法も認識できないということです。
足りない部分を見つけるのは、とても簡単です。錦織のような正確なストロークが打てないとか、フェデラーのような華麗なフットワークができていないとか、ラオニッチのようなサービスが打てないとか、そんなことは誰だってすぐにわかります。理想をはるか高くに持てば持つほど、自分がダメなところはすぐにわかります。逆に上達した部分を見つけるのは少し骨が折れる作業です。上達はほんの少しずつです。どこが変わったのか、自分でもわかりにくいし周りも気をつけていないと気づかない場合も多いです。でも、その上達を見逃さずにきちんと把握することで、どうやって練習したら上達していけるのかが理解できるし、そうすればより早く上達できるようになるのです。
なにより「足りない」ところばかりを見ていると楽しくありません。少しでも上達したところを見つけていけば楽しくなるし、もっと上達しようという意欲も上がります。ポジティブに考えられる前向きな性格の人の方が、テニスの上達が早い上に、楽しく長くテニスを続けられるのです。いつも「足りない」と感じている人は、テニスしていることがだんだん息苦しくなってくるので、結局頑張っていたのに諦めてやめてしまいます。テニスは上達に時間がかかるスポーツだけに、少しずつでも上達している自分を見つけて楽しんでいくことが長続きのコツです。
これは36年間もテニスをやっていて、「まだ上手くなる」と信じて週に3~4回テニスをしている僕の結論です。そして「50の手習い」でサックスやピアノを始めて、未だに楽しく続けられているのも、テニスで学んだこのコツを信じているからです。