恒例の秋の連続ドラマ展望。ざっと見渡したら、なんだか「アラサー女子」向けなドラマが多いような気がしますが、ドラマ見るのはもう若い世代ではないってことでしょうか?
月9(フジ系月曜夜9時)がまさにそれ。『私が恋愛できない理由』。タイトルだけでお年頃の女性が興味を持ちそうで、なかなか良いタイトルです。恋愛できない3人に香里奈、吉高由里子、大島優子。他に田中圭、倉科カナ、中尾明慶、加賀美セイラ、中村竜、勝村政信、荻原聖人、稲森いずみら。さすが月9だけあって若手期待の俳優陣を集めた感じですが、香里奈はそれほど数字が取れるわけではないので、3人のガールズトークの脚本次第というところでしょうか。
3人の女性の恋愛ドラマという設定で共通しているのがNHK火曜夜10時『カレ、夫、男友達』。江国香織の原作を浅野妙子脚本でドラマ化。三姉妹の恋愛を描きます。主演に真木よう子、共演に木村多江、夏帆、ユースケ・サンタマリア、徳井義実、三浦貴大、片岡礼子、長塚京三ら。NHKだけに月9よりは重みのある内容になりそうです。真木よう子は好きですが、この内容ではまるかどうか、ちょっと疑問も残ります。
NHKは女性3人のドラマが好きなようで、もう1本、火曜夜10時『ビターシュガー』も似た設定。こちらは主役をアラフォーにして大人の女性の恋愛というところが違います。主演にりょう、共演に和久井映見、鈴木砂羽、井上和香、荒川ちか、忍成修吾、袴田吉彦、東儀秀樹、カンニング竹山、豊原功補ほか。キャスト的にはこちらの方が大人好みですが、内容もより渋くというか、苦くなりそうです。
アラサー向けのドロドロ恋愛ドラマとしてはフジ系木曜夜10時『蜜の味~A Taste Of Honey~』。脚本大石静。医大を舞台にした三角関係で主演に榮倉奈々、菅野美穂、ARATA。他に溝端淳平、市川知宏、木村文乃ら。少々キャストが弱いですが、ドロドロ好きな女性には受けるかも。
同じくアラサー女子向け恋愛ドラマがフジ系日曜夜9時『僕とスターの99日』。こちらは日本人警備員と韓国の人気女優のラブコメディというベタな展開。しかし逆パターンで韓国男性と日本人女性の恋愛ドラマの方が女性は思い入れできるんではないかと思いますが、そのあたりはどうなんでしょう?主演は西島秀俊、キム・テヒ。共演に桜庭ななみ、朝加真由美、生田智子、石黒英雄、倍賞美津子、要潤、佐々木蔵之介ら。西島が主演というのも、いかにも弱いですが、なぜ要潤か佐々木が主演ではないのでしょう?
似たようなコメディが2本。1つはフジ系火曜夜9時『謎解きはディナーのあとで』。本屋大賞を受賞した東川篤哉の原作をドラマ化。主演は櫻井翔、北川景子。原作も読みましたが、新人刑事で令嬢役の北川景子はイメージに近いですが、執事役の櫻井は原作のイメージからしたら完全にミスキャスト。もっと背が高くて毒舌を吐いても似合うサドっ気のある男優が似合います。沢村一樹とか阿部寛あたりの役どころ。ジャニーズなら松岡昌宏。まあ人気の嵐の枠ですから仕方ないですけど。風祭警部には椎名桔平。これも微妙に違う気がします。
専業主婦がダンナのために探偵になるという妙な設定のドラマがTBS系金曜夜10時『専業主婦探偵~私はシャドウ』。主演に深田恭子、共演に藤木直人、桐谷健太、古田新太、芦名星、遠藤憲一、石田ゆり子、小日向文世ほか。設定はともかく、キャスティングはなかなか良いところを揃えてきました。後は脚本次第かも。ベテラン中園ミホに期待しましょう。
同じ女性の事件解決モノでも少し毛色が違うのが、フジ系火曜夜10時『HUNTER~その女たち、賞金稼ぎ~』。ごく普通の女性たちがチームを組んで報奨金のかかった難事件を解決するという設定で、主演に米倉涼子、共演に谷原章介、桐谷美玲、堀内敬子、小泉孝太郎、山口紗弥加、戸田恵子、柄本明ほか。脚本が伴一彦だし、それなりに面白くなりそうな気がします。それにしても米倉涼子は毎回それほど数字が取れない割には相変わらず良い役を貰っています。
大物俳優主演で数字を取りいくドラマが2本。木村拓哉主演がTBS系日曜夜9時『南極大陸』。南極越冬隊のドラマです。散々これまでにも取り上げられてきたテーマですが、何か新しいところを見せられるのでしょうか?共演に綾瀬はるか、堺雅人、山本裕典、吉沢悠、岡田義徳、寺島進、柴田恭兵、香川照之ほか。キャストの豪華さから考えても舞台から考えても、お金がかかったドラマになることは間違いありません。今さらキムタク、今さら越冬隊という二重苦を乗り越えられるかどうか。
もうひとつは日テレ系水曜夜10時は久々に連ドラ主演する松嶋菜々子の『家政婦のミタ』。家政婦と言えばかつては市原悦子の代名詞でしたが、松嶋が新たな家政婦像に挑戦するのでしょうか?完璧な家事の腕を持つ家政婦が派遣先の家庭の問題を解決するということらしいですが、派遣社員ドラマの家政婦版かも。共演は長谷川博巳、相武紗季、忽那汐里、平泉成、白川由美ほか。キャストはイマイチですが、脚本が遊川和彦だけに、ひと癖あるドラマにはなりそうです。
子ども向けジャニーズ枠の日テレ系土曜夜9時は懐かしい『妖怪人間ベム』。アニメが懐かしいのはもうアラフィフだと思うのですが、親子で見てほしいという狙いでしょうか?ベムに亀梨和也、ベラに杏、ベロに鈴木福。他に北村一輝。亀梨のベムというのはイメージが違いすぎて馴染めませんが、『怪物くん』の二匹目のドジョウ狙いが成功するかどうか。
最後に今クール実は一番期待のドラマがテレ朝系金曜夜11時15分『11人もいる!』。主演に神木隆之介。共演に光浦靖子、加藤清史郎、星野源、有村架純、田辺誠一ほか。家族10人の家になぜか11人目の家族が現われるというホームコメディ。何といっても脚本が宮藤官九郎。クドカン書き下ろしドラマとなれば期待せざるを得ません。
個人的には『11人もいる!』は外せませんが、それ以外には『謎解きはディナーのあとで』『専業主婦探偵~私はシャドウ』『南極大陸』あたりを初回チェックしたいと思います。
月9(フジ系月曜夜9時)がまさにそれ。『私が恋愛できない理由』。タイトルだけでお年頃の女性が興味を持ちそうで、なかなか良いタイトルです。恋愛できない3人に香里奈、吉高由里子、大島優子。他に田中圭、倉科カナ、中尾明慶、加賀美セイラ、中村竜、勝村政信、荻原聖人、稲森いずみら。さすが月9だけあって若手期待の俳優陣を集めた感じですが、香里奈はそれほど数字が取れるわけではないので、3人のガールズトークの脚本次第というところでしょうか。
3人の女性の恋愛ドラマという設定で共通しているのがNHK火曜夜10時『カレ、夫、男友達』。江国香織の原作を浅野妙子脚本でドラマ化。三姉妹の恋愛を描きます。主演に真木よう子、共演に木村多江、夏帆、ユースケ・サンタマリア、徳井義実、三浦貴大、片岡礼子、長塚京三ら。NHKだけに月9よりは重みのある内容になりそうです。真木よう子は好きですが、この内容ではまるかどうか、ちょっと疑問も残ります。
NHKは女性3人のドラマが好きなようで、もう1本、火曜夜10時『ビターシュガー』も似た設定。こちらは主役をアラフォーにして大人の女性の恋愛というところが違います。主演にりょう、共演に和久井映見、鈴木砂羽、井上和香、荒川ちか、忍成修吾、袴田吉彦、東儀秀樹、カンニング竹山、豊原功補ほか。キャスト的にはこちらの方が大人好みですが、内容もより渋くというか、苦くなりそうです。
アラサー向けのドロドロ恋愛ドラマとしてはフジ系木曜夜10時『蜜の味~A Taste Of Honey~』。脚本大石静。医大を舞台にした三角関係で主演に榮倉奈々、菅野美穂、ARATA。他に溝端淳平、市川知宏、木村文乃ら。少々キャストが弱いですが、ドロドロ好きな女性には受けるかも。
同じくアラサー女子向け恋愛ドラマがフジ系日曜夜9時『僕とスターの99日』。こちらは日本人警備員と韓国の人気女優のラブコメディというベタな展開。しかし逆パターンで韓国男性と日本人女性の恋愛ドラマの方が女性は思い入れできるんではないかと思いますが、そのあたりはどうなんでしょう?主演は西島秀俊、キム・テヒ。共演に桜庭ななみ、朝加真由美、生田智子、石黒英雄、倍賞美津子、要潤、佐々木蔵之介ら。西島が主演というのも、いかにも弱いですが、なぜ要潤か佐々木が主演ではないのでしょう?
似たようなコメディが2本。1つはフジ系火曜夜9時『謎解きはディナーのあとで』。本屋大賞を受賞した東川篤哉の原作をドラマ化。主演は櫻井翔、北川景子。原作も読みましたが、新人刑事で令嬢役の北川景子はイメージに近いですが、執事役の櫻井は原作のイメージからしたら完全にミスキャスト。もっと背が高くて毒舌を吐いても似合うサドっ気のある男優が似合います。沢村一樹とか阿部寛あたりの役どころ。ジャニーズなら松岡昌宏。まあ人気の嵐の枠ですから仕方ないですけど。風祭警部には椎名桔平。これも微妙に違う気がします。
専業主婦がダンナのために探偵になるという妙な設定のドラマがTBS系金曜夜10時『専業主婦探偵~私はシャドウ』。主演に深田恭子、共演に藤木直人、桐谷健太、古田新太、芦名星、遠藤憲一、石田ゆり子、小日向文世ほか。設定はともかく、キャスティングはなかなか良いところを揃えてきました。後は脚本次第かも。ベテラン中園ミホに期待しましょう。
同じ女性の事件解決モノでも少し毛色が違うのが、フジ系火曜夜10時『HUNTER~その女たち、賞金稼ぎ~』。ごく普通の女性たちがチームを組んで報奨金のかかった難事件を解決するという設定で、主演に米倉涼子、共演に谷原章介、桐谷美玲、堀内敬子、小泉孝太郎、山口紗弥加、戸田恵子、柄本明ほか。脚本が伴一彦だし、それなりに面白くなりそうな気がします。それにしても米倉涼子は毎回それほど数字が取れない割には相変わらず良い役を貰っています。
大物俳優主演で数字を取りいくドラマが2本。木村拓哉主演がTBS系日曜夜9時『南極大陸』。南極越冬隊のドラマです。散々これまでにも取り上げられてきたテーマですが、何か新しいところを見せられるのでしょうか?共演に綾瀬はるか、堺雅人、山本裕典、吉沢悠、岡田義徳、寺島進、柴田恭兵、香川照之ほか。キャストの豪華さから考えても舞台から考えても、お金がかかったドラマになることは間違いありません。今さらキムタク、今さら越冬隊という二重苦を乗り越えられるかどうか。
もうひとつは日テレ系水曜夜10時は久々に連ドラ主演する松嶋菜々子の『家政婦のミタ』。家政婦と言えばかつては市原悦子の代名詞でしたが、松嶋が新たな家政婦像に挑戦するのでしょうか?完璧な家事の腕を持つ家政婦が派遣先の家庭の問題を解決するということらしいですが、派遣社員ドラマの家政婦版かも。共演は長谷川博巳、相武紗季、忽那汐里、平泉成、白川由美ほか。キャストはイマイチですが、脚本が遊川和彦だけに、ひと癖あるドラマにはなりそうです。
子ども向けジャニーズ枠の日テレ系土曜夜9時は懐かしい『妖怪人間ベム』。アニメが懐かしいのはもうアラフィフだと思うのですが、親子で見てほしいという狙いでしょうか?ベムに亀梨和也、ベラに杏、ベロに鈴木福。他に北村一輝。亀梨のベムというのはイメージが違いすぎて馴染めませんが、『怪物くん』の二匹目のドジョウ狙いが成功するかどうか。
最後に今クール実は一番期待のドラマがテレ朝系金曜夜11時15分『11人もいる!』。主演に神木隆之介。共演に光浦靖子、加藤清史郎、星野源、有村架純、田辺誠一ほか。家族10人の家になぜか11人目の家族が現われるというホームコメディ。何といっても脚本が宮藤官九郎。クドカン書き下ろしドラマとなれば期待せざるを得ません。
個人的には『11人もいる!』は外せませんが、それ以外には『謎解きはディナーのあとで』『専業主婦探偵~私はシャドウ』『南極大陸』あたりを初回チェックしたいと思います。