水戸市の無形民族文化財に指定されている「大根剥花」というものがあります。
NHKテレビで水戸市植物公園で制作実演、展示しているという放送を見て、早速(1月13日)出かけました。
「大根剥花」は100年ほど前から水戸市元石川地区に伝わるものだそうです。
ダイコンやニンジンから一本の包丁でボタン、アヤメ、キク、ツバキ、ツツジ、ハスなどを作り、結婚式などで飾られ、花の少ない冬は重宝されたそうです。
なかなか精緻で見事なものでした。
石川地区では「大根剥花」の他に「遠州流生け花」「石川料理」「観世音謡曲」などの文化遺産を伝承しているそうです。
水戸植物公園で「大根剥花」と共に「キンシナンテン」展が催しされていたので撮影しました。
ナンテンは発音から「難転」とか「成天」とか言われて縁起植物として庭などに植えられています。その中でも、「キンシナンテン」といわれ、江戸時代から栽培されている古典園芸品種があります。キンシは「きんし、琴糸、錦糸、金糸」等と書かれ、時代によって異なるそうです。
葉が変化しており、面白い形をしています。
小生も「祝鶴」「玉鶴」「曽我筏」などの品種をナンテンか持っていたのですが、帰りに売店で「折鶴筏」2000円「織姫」1000円「赤棒」800円で買って帰りました。
買って帰った「赤棒」を鉢に植えかえたものです。小さくても赤い実が成っていて可愛いです。