新潟市 こまどり

新潟市　こまどり（ラーメン本１１２）

ちょいと昔話なんぞを。。。実は「巻」のこの名店に行ったのはごく最近から。。。
昔はあーだった、こーだった言ってもしょうがないですけど。やっぱり思い出深いのは
岩室のハズレにあった頃でしょうか。。。今の巨大な店の造りからは、イメージできない
小さなお店でした。フレンドリーというか小回りがきくというか。。。
「ナス漬け、作りすぎたっけ、食えて。」とか、「カラアゲ、もう今日、これで最後らっけ」とか
異常な量で夢に出てくる程でした。（笑）　また味噌に対してもその頃から強くこだわっておられたようで、
「味噌変えたら、若いんだよね。落ち着くまでごめんね。。」などと、おっしゃってたのを
今でも、覚えてます。たぶん２０数年前。食い意地が張ってるのでそういう事は何故か忘れない？
ただ残念な事に、「混みすぎて」そこを出なければならなくなられたようで。。。
う～ん。。。サクセス！　そして例の巨大店舗！　なんか敷居が高くなった的な事も
ないのですが、なんとなく今まで、疎遠にはなってしまってました。というか、やっぱ
「ちょっと違うかな？」と思いつつ、寺泊でその欲望を満たしてた？的な事もあったかもです。（だって近いんだもん！）
さて、そんな訳でやはり、味噌ラーメンという事になる訳ですが、明らかに昔とは違ってると思います。
味噌のキレというか、深さより幅？的な味わいが見事だと思います。
「昔よりあっさりしちゃった」と一言では言えない味噌自体の旨みを充分堪能する事ができると思います。
また、例の「割スープ」ですが、「薄める」的な意味合いで出されていますが、
実は割スープを上手に使う事で、塩梅は薄まり、逆にスープ自体のボディは強化され
豊かな味わいとして楽しめるような気がします。仕掛として、とってもお見事！
また、麺は、茹で、質ともさすがの選定だと思いました。
麺が丼に盛られてから、スープが盛られるまでの時間がちょいと掛かってたので
心配？して見てましたが、なんて事はない、ちゃんとした仕事でした。
多くの人に愛される「新潟の味噌ラーメン」を強く実感して、ご馳走様でした。。。

長岡市 こまどり

長岡市　こまどり

そんな訳で？こまどりです。寺泊の。。。パトロール帰りにちょいと一杯。
巻のお店より、昔のこまどりっぽいような気がします。私だけ？
巻のお店はまたそのうち。。。やっぱ味噌ラーメンを頼んでしまいます。
まーっこれでもかっ！　とキャベツがドツッと。　アゴの訓練にはいいかもです。
麺はぶっとくて、もちもち。とても「らしい」です。味噌の味が巻より昔？っぽい気がします。
しかし、麺、具をやっつけて、スープタイムになってから思うのは、もしかして。。
このオーソドックスな味噌からの脱却をめざして今の巻の味噌があるのか？とも思ってしまいます。
寺泊は「昔ながらのこまどりの味噌」的な　巻は「進化、変化」的なお店の意義を感じます。
まぁ、どちらの店も、私にとって「ザ、新潟の味噌ラーメン」なのですが。。
今日も、なかなかお客さんが入ってて、やっぱ人気店なんだな～。。。と実感してご馳走様でした。。

ＰＳ　寺泊は割スープは付きません。　まぁ　やれまかいいんですけどね。（笑）