気になる映画人、新藤兼人。
いまさら気になるとは失礼な言い草ですが
近年はサスガにお年を召された。
ウィキペディアでは「元」映画監督!
いくらなんでも、そりゃないよねえ。
広島の石内で生まれ、不自由のない生活が
一転苦労する・・有名な話です。
狭い平地ではあれ、こちらの山からあちらの麓まで
ずっと新藤家の農地だったとか、広島ではリッチ。
○
私の母が30年前に出来始めたばかりの住宅団地を
買い求めたのが、石内からとろとろと坂を上った
五月ケ丘という所でした。
サラ地ばかりで周りに一軒もなかったという時代です。
つまり、安かった。
バスも、石内を通る路線で大回りをして市内へ。
八丁堀まで1時間半くらいかな。
○
また例により話が横道でした。
新藤兼人は地元から出た有名人ということです。
尾道にも関係があるしねえ。
『原爆の子』や『裸の島』など意欲的な名作を発表
のちに『溝口健二の記録』これは面白い作品でした。
けれどもその後の『竹山ひとり旅』辺りから
詰らなくなってしまいましたね。
一般向け、収入が多い映画を目指されたのかなあ。
『午後の遺言状』は有名になりましたが、これはヒドイ。
彼の悪いところが強く出てしまった作品でした。
演出が甘いのです。
パパっと撮ってしまい、緊張が足りません。
日本映画らしいといえばそうなのですけれども。
この映画、季節感すらバラバラな画面でした。
なぜ、賞を取るのだ?
つまり賞と言うものが怪しいと強く意識した次第。
東京国際映画祭はどうなんでしょうね。
残念ながら、近年は広島では伺い知れない祭です。
○
『一枚のハガキ』を撮っている新藤兼人を追った
ドキュメンタリーを見ました。
大変に面白いものでした。
彼の戦争体験を盛り込んだ『一枚のハガキ』は
どうしても作っておきたかったということが伝わります。
お祭りですから、高齢の監督に今回の「特別賞」なの
でしょう。
でも、公開されれば見るべき作品のような気がしますね。
演出はピシっとしていないようですけれども。
(あんなテレっとした軍人はいませんぞ。
高齢になって招集された兵隊といってもね。)
いまさら気になるとは失礼な言い草ですが
近年はサスガにお年を召された。
ウィキペディアでは「元」映画監督!
いくらなんでも、そりゃないよねえ。
広島の石内で生まれ、不自由のない生活が
一転苦労する・・有名な話です。
狭い平地ではあれ、こちらの山からあちらの麓まで
ずっと新藤家の農地だったとか、広島ではリッチ。
○
私の母が30年前に出来始めたばかりの住宅団地を
買い求めたのが、石内からとろとろと坂を上った
五月ケ丘という所でした。
サラ地ばかりで周りに一軒もなかったという時代です。
つまり、安かった。
バスも、石内を通る路線で大回りをして市内へ。
八丁堀まで1時間半くらいかな。
○
また例により話が横道でした。
新藤兼人は地元から出た有名人ということです。
尾道にも関係があるしねえ。
『原爆の子』や『裸の島』など意欲的な名作を発表
のちに『溝口健二の記録』これは面白い作品でした。
けれどもその後の『竹山ひとり旅』辺りから
詰らなくなってしまいましたね。
一般向け、収入が多い映画を目指されたのかなあ。
『午後の遺言状』は有名になりましたが、これはヒドイ。
彼の悪いところが強く出てしまった作品でした。
演出が甘いのです。
パパっと撮ってしまい、緊張が足りません。
日本映画らしいといえばそうなのですけれども。
この映画、季節感すらバラバラな画面でした。
なぜ、賞を取るのだ?
つまり賞と言うものが怪しいと強く意識した次第。
東京国際映画祭はどうなんでしょうね。
残念ながら、近年は広島では伺い知れない祭です。
○
『一枚のハガキ』を撮っている新藤兼人を追った
ドキュメンタリーを見ました。
大変に面白いものでした。
彼の戦争体験を盛り込んだ『一枚のハガキ』は
どうしても作っておきたかったということが伝わります。
お祭りですから、高齢の監督に今回の「特別賞」なの
でしょう。
でも、公開されれば見るべき作品のような気がしますね。
演出はピシっとしていないようですけれども。
(あんなテレっとした軍人はいませんぞ。
高齢になって招集された兵隊といってもね。)