復興庁参事官発言は良いニュース?

2013-06-15 15:48:46 | 塾あれこれ
問題が毎日新聞に出てから結構経ちますが
一役人の「暴言」「品がなかった」であったなどとして
消え去り始めています。

問題の当人には陳謝・発言取消・処分、があって
結局、ひどい人間もいるものだ、とか、バカだね、とか
「大方の官僚は真摯に仕事をしておられるのに
 残念なニュースでした」で済まされるのでしょうね。


仕事をしている以上グチもあるでしょうし
おおっぴらには言えない本音話もあるかもしれません。
が、
(酒場で酔っ払って言うのは分かるが、ツイッターで
 身分を明かして発言するのはマズかったね)
で終わらせて良いものかどうか。

復興という激務であり、また困難な課題の多い仕事で
ストレスもかかるであろうことは推測できます。

それゆえに本音が出ちゃったのだ、と思います。


このニュースの重要な処は、「だから、本心なのだ」

あの心で仕事をしているのだということにあります。

多くの役人、特にエライサンの本性は「ああ」であって
普段は上手に隠しているのです。
最終的に自分たちの思惑通りになればよいので
頭を下げ「承りました、検討させて頂きます」と
言っておくだけでよいのです。

実際の復興がどうなっているか、
国の政治に危機感があるか
それをみれば、今回の発言で納得できますね。

復興予算の流用にしても被災地に悪いなんて顔してる
役人はいませんよねえ。


公僕という言葉がなくなって久しくなります。

「公務員」になってから以前にましてお役人の天下が
目立つように思われますね。

あの「上から目線」
旧共産圏諸国に似てきているのではないでしょうか。

それが証拠立てられそうなだけ
良いニュースであったかもしれません。

警鐘です。