内申点だけでは×

2009-03-15 08:26:43 | 塾あれこれ
以前、書いたようにも思うのですが。

とある大手塾に通っている生徒の保護者の方が
「ウチの子は内申が悪いけれど実力テストは
 できる。塾がよくないから変えよう」と
仰ったとか。

推察するに(実力がある)のに(内申)が悪いのは
塾の対応が良くない、というお考えでしょう。

たしかに高校受験における内申の比重は高く
広島ではおおむね半分の持ち点になります。

内申というやりかたの是非はあるかもしれないが
現実に重要な役割を担っているのだからそこにも
手を入れるのは塾の仕事です。

ただ、上記の方のご意見が実力はよいから内申を
大切に、ということであれば本末転倒ですね。

もちろん両方大切です。


ここで私の嫌いな二者択一を。

内申と実力と、どちらが大切ですか?

実力は長いスパンで見るものです。
内申は短い期間で測るものです。

1~2ヶ月ごとにチェックする内申に、対策で点を稼ぐ
ことばかりしてきた人と大人になって一緒に仕事を
したいですか?

ふだんから細かくチェックをすることで勉強を続け
させる作戦だそうですが、子供を信用していないと
いうか、尻を叩くことだけしか発想にないようです。

その挙句、一夜漬け人間を量産しているとすれば
国の将来って・・
税金の使い方としても問題でしょう。

問題のモトは学制、集団授業、など(効率)に
あるのですが対策は難しいと思います。

唯一、個別方式の地域密着型塾が解決策を提示できる
というのは我田引水がキツイでしょうか。

内申対策で営業成績を伸ばすなんて塾がありますが
私には子供の将来が不安ですね。

現行の教育システムゆえ、やむを得ずそうしている
のだと信じたいですけれども。

持論を繰り返します。

教育で金儲けはいけない。