じゃ、やってみせてください

2009-03-14 11:49:51 | 塾あれこれ
ええっと、イノウエさん、このリハビリやって下さい、
あとですぐに来ますから。

私、もちろん真面目にやります。

しばらくして戻ってこられて
「やっていただけましたか」

元気に「はいっ!!」
(・・見りゃ分るだろ)

「じゃ、もういちどやってみせてください」


うむ、塾でもこんな光景がありそうだなあ。

そのお言葉、再考の余地ありですね。
相手を信用していない風にも受け取れるからです。

この場合は、さきに別のメニューを少しやらせて
暫くして同じ事を再びやらせてみればよいのです。

そうすると信用していない感じが出なくて
しかも自分の目でチェックできますから。


ここで団塊オヤジの悪い癖、
「キミ。教えてあげようか。
 こういう場合は、だネ」

まさか、いくら私でもそんな事は言いませんでしたが
胸のうちではありありと呟いていました。

年をとるとはこういうことなのでしょうか。

言わない方が失礼がない、損はない、

こういう場合、言うってのは相手のことよりも
自己満足を優先させていることが多いでしょうから。

とはいえ、何だか卑怯みたいで落ち着かないのも
事実です。

きみイ、これどうなってるのオ・・

なんて、嫌われつつも言う方が親切かな、チラっと
でもよぎる所がこの世代の悪い癖なんですよね。