お名前は、何と言われる・・?

2009-03-05 11:43:00 | 塾あれこれ
カリキュラムという言葉はよく耳にしますね。
(本当は難しい意味も含むようです)

それと並んで使われるシラバスはどうですか?

よくご存知の方からはお叱りをうけそうですが
シラバスはカリキュラムをもっと具体的にし
学ぶ側も活用できるようにしたもの、とイメージ
して下さい。

教育現場におけるこれらカリキュラムやシラバスは
比ゆとして言えば演劇での戯曲・台本にあたるものと
しておくとわかり易いのではないでしょうか。

考え方や段取りが示されているものです。

(例によって荒っぽい書き方でスミマセン)

シラバスが台本であるとすれば演じるのは学生や教師
になります。
教育に役立って初めて命が吹き込まれるものです。

いくらシェークスピアの素晴らしい戯曲を取上げても
アホ演出家と大根役者では感動は与えません。

同様に、立派なカリキュラムとシラバスがあっても
実践で生かしきっていなければ宝の持ち腐れ。

シェークスピアではなく、普通の劇作家の作品でも
演じる側が良ければ感動を与えてくれます。


インとアウトが似ていれば途中のプロセスも同じ様な
ものになりやすいのは道理です。

研究をしたことはありませんが各種の分厚いシラバス
もよく似た内容になっているのではないでしょうか。

大切なことは人的な部分にあります。
上手く演じないとシェークスピアだって・・

従って、学校でも塾でも立派なシラバスがあることは
素晴らしいのですが、もっと肝心なことはどんな実践
を行い成果をあげているか、なのです。

教育する側でいうと、どう教員を育てるか、生徒の
環境をどう作りあげるかが大切になります。

利用する側もそちらに目を向けねば分厚い立派な資料
があるというので誤魔化されてはいけません。

極端に言うと、昔、シラバスがなくっても良い教育は
出来ていたわけですから。

もちろん教育の進化を否定するものではありませんが
もっともっと人の側に目を向けて欲しいですね。

大きな塾ではファストフード店のようなマニュアルが
整備されているでしょう。
必ずしも悪いことばかりとは限りませんが、それだけ
では過去の栄枯盛衰の歴史を繰り返すでしょう。