先日、久しぶりに福山自動車時計博物館を訪問しました。
5月のばら祭りの時以来の、半年以上ぶりの訪問となりました。新たな車両を譲受されたとのことで拝見してまいりました。
まずはコチラ。1915年型チャンドラーツーリング。
チャンドラーは1913年に米国で創業された自動車メーカーであります。日本にも少量が輸入され、乗合自動車などで使用された実績があったとか。世界恐慌で1929年にチャンドラーはデトロイトのハップモビルに買収されて消滅したそうです。
このチャンドラーツーリングはアメリカ車ながら右ハンドルとなっていますが、ニュージーランドにいた個体とのことです。1990年に日本に輸入されたそうです(ただし、登録実績はなし)。縁あって8月に博物館に寄贈されました。
コックピット。
後部座席。前席後ろに折り畳み座席を設けてるので、7名乗車が可能となっています。
もうひとつはコチラ。
1943 GMC CCKW-353 6×6 2.5トン カーゴトラックシャシベースの油圧駆動式はしご付消防自動車です。
終戦後の1956年、英連邦軍から呉市に払い下げられた消防車両で、当初は消防ポンプ車だったのが、森田喞筒工業(後の森田ポンプ、現モリタ)によって消防はしご車に改造されました。
導入当時は呉市で唯一のはしご車だったこともあり、重宝されたそうです。
やがて老朽化もあり、1971年に引退。その後は呉市で保管されてたようですが、コチラも縁あって10月に博物館に寄贈されました。
右側からの図。
側面をクローズアップ。
コックピットまわり。
さらなる詳細は、福山自動車時計博物館のブログ記事を御覧いただければと思います。
http://blognews.facm.net/?eid=1238394
http://blognews.facm.net/?eid=1238395
それと、福山自動車時計博物館は年中無休で、年末年始も開館されています。正月休みの際に、どうぞお立ち寄りくださいませ。
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