8月7日、広島駅エールエール地下広場イベント広場にて、
EachFeelingsひだまり~新しい一歩を踏み出そう~
が開催されました。
EachFeelinsとは広島出身のシンガーソングライターの玉城ちはるさんが発起人となって設立された平和団体で(社団法人)、学生や社会人などの有志がメンバーとして参加され、現在ではその若手メンバーが主体となって運営されています。
8月は広島という土地にとっては大切な時期です。本年も広島から平和への願いを発信すべくイベントが行われました。内容はライブやトークセッションなどステージでの催し、他には作家さんによるピースアートなどなどありました。
今回は他の用件があった事もあり、途中入場となりました。
最初に玉城ちはるさんとさらさによるライブが行われましたが、ワタシが現場に到着したときは既に終わっており、ステージ上では書道パフォーマンスが行われてました。
完成品の一例。願いをこめた躍動感いっぱいの作品が完成しました。
『広島と平和』についてトークセッションが行われました。ちはるさんと大学生による意見交換が交わされてました。
平和公園で外国人に突撃インタビューを実施され、それに関するクイズもありました。
福岡からやってきたbalconnyのライブも。キャッチーな音楽性で心地よくお届けされました。
ちはるさん、率先してフライヤーを配るなど積極的に活動されてました。
パネル展示もあり、『感謝の木』と題して、感謝のメッセージを書いて木に貼り付けました。感謝する事、これも大切な事ですね。
こちらは古今Each図プロジェクト。これは71年前の広島と現在の広島の地図で、それぞれの広島の風景を描かれました。
作家さんによるピースアートでは体験型の催しが行われました。全部回れてはないですが、覗いてみたところを掲載。
miji華banaさんのブースではピースフラワーの作成とツヨャ唐ニ繋ぐ1000の約束プロジェクトが実施されてました。前者は参加型の献花、後者は動物達の命を救うための意識向上のため、動物への約束メッセージ&笑顔写真を募集されました。
はんこ屋Hononoさんでは幸せカルタを作成。カルタの題材となる小さな幸せを募集されました。
デザイナーのワタナベカズエさんによるリユースワークショップではスカーフやストールを再利用してヘアリボンの製作を実施、せっかくなので参加してみました。画像はその完成品。なお、男性の参加はワタシと他1名だけだったそうな…。
他にはたけちようこさんによる『さをり織り』、藤川稔さんによる『焼かない陶芸ワークショップ』、クワバラチヒロさんによる『似顔絵』、ミカGrandcafeによるスコーンの販売などがありました。
終盤になるとステージにちはるさん、さらさ、balconny、Eachメンバーが全員集まられ、テーマ曲『幸せはここにある』を大合唱されました。
昨年、被爆70年を迎えた広島ですが、時の流れはとどまる事はなく、本年で71年となりました。被爆体験者が高齢化で減少していくなか、次世代への継承が課題となっています。そういう事も踏まえ、EachFeelingsのイベントも毎年開催されており、少しでも平和への願い、平和を考える文化を育むべく試行錯誤が続いています。運営自体は苦労されてると思いますが、継続というのはとても大事なことです。
本年は米国のオバマ大統領が現職大統領としては初めて広島の平和記念公園を訪問されるという出来事がありました。もちろんそれでカタがついたわけでなく、まだ道半ばですが、核廃絶ならびに平和の社会の実現に向けての機運がわずかでも高まったら幸いです。まさに今回のイベントのテーマにあるように『新しい一歩を踏み出した』といえるでしょう。
それと、毎回書いてる気がしますが、平和というのは遠い世界の話ではありません。普段の日常生活にもつながっていく事なんですから。
出演者、参加されたみなさま、会場に足を運ばれたみなさま、暑い中おつかれさまでありました。
そうだ、上記に書いたmiji華banaさんでのピースフラワーですが、参加型の献花を募って(ワタシも参加)、完成されました。完成後、平和記念公園の慰霊碑へ手向けられたのでした。
この花輪のように、ひとりひとりが手を取り合って平和への輪をつないでいけたらと思います。引き続きこれからもずっと…。
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