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30年前のホンダ車4態

2015年11月03日 | クルマネタ

30年前(1985年=昭和60年)に登場したホンダ車のお話です。同社のラインナップ上、重要な車種が目白押しで勢いがあった年でもありました。それらを並べてみましょうか。

それでは一番小さなクルマを。軽自動車のトゥディが登場しました。

1974年にライフとZが生産中止となって以来、ホンダとしては久しぶりの軽乗用車となりました。ただし、発売当初は商用車登録の4ナンバーのみで5ナンバー乗用は後年登場でした。低全高&低重心のパッケージング、それゆえに生まれた斬新なスタイリングやシャープな操縦性が特徴でした。また、低い全高ながらエンジンルームをコンパクトにしたり、フロア形状に工夫を凝らすなどして室内空間も確保されてました。なお、1993年に2代目が登場しますが、4ナンバー商用モデルは1998年10月まで継続されロングセラーとなりました。


対照的に当時のホンダ車としては最大の質量のクルマを。高級サルーンのレジェンドの初代が登場したのもこの年でした。

シビック→アコードというように順調に乗用車ラインナップを拡充したホンダにとって悲願となったフラッグシップで、当時協力関係だった英ローバー車との共同開発車でした。単に豪華なだけじゃなく本革や木目パネルの使い方などイギリスならではのローバーのノウハウも活かされました。エンジンはホンダ初となるV型6気筒(当初は2リッターと2.5リッター)が新たに開発され搭載されるなど、かなり力を入れられてました。また、後に北米で展開されるプレミアムブランド『アキュラ』発足の足がかりにもなりました。
その後2ドアハードトップの登場、エンジン排気量のアップあるいはターボ搭載、国産車初となるSRSエアバッグ採用など、こまめに進化していきます。


ミディアムカーのアコードとその姉妹車のビガーが世代交代されました。アコードが3代目、ビガーが2代目となりました。

基本的に実用的な4ドアセダンながらリトラクタブルヘッドライトを採用し、スメ[ティで空力的な雰囲気に変身されました。この世代は当時の前輪駆動車としては世界初となる4輪ダブルウィッシュボーンのサスペンション、アコード/ビガー初となるDOHC(ツインカム)のエンジンなどメカニズムも高度に発展されました。アコードはセダンの他、3ドアハッチバックのエアロデッキ、さらには北米からの逆輸入となるクーペもラインナップされ話題を呼びました。


インテグラの初代モデルが登場したのもこの年でした。

正式にはクイント・インテグラ。それまでのクイントのモデルチェンジ版でしたが、しかしながら実用車だったクイントとは対照的に、プレリュードや上に掲載したアコードを小型化したようなスタイリングを身に纏い、スポーツ&スペシャリティ色の強いコンセプトに変身しました。発売当初は画像のような3ドアクーペで登場、後に4ドアセダンや5ドアハッチバックも追加されました。エンジンもDOHCをメインにするなど高性能も売り物となってました。
販売不振だったクイントの汚名を返上することに成功し、スポーティさを特徴にホンダの中核車種として君臨する事になりました。また、上に掲載したレジェンドと共に北米のアキュラブランドでも販売されました。

これらもデビューから30年もの年月が経過したと思うと、時の流れは早いというか末恐ろしいですね…。

コメント
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